妊娠中の妊婦さんの悩み大集合

日本人のおよそ8割がストレートネック?!ダメな姿勢と改善法

ストレートネックは、近年日本国内で急増していると言われています。
その背景には、日本独自の文化でもあるおじぎや会釈なども関係しているといわれていますが、もっと大きな原因としては、ここ数年で私たち人間にとってなくてはならないものとなったスマートフォンが大きな原因として考えられています。

そんなストレートネックは、ただ単にエスの形をした緩やかなカーブの首の骨がまっすぐになってしまうだけでなく、そのような状態から関連して様々な身体的トラブルに発展しやすいと言われています。

ストレートネックは意外と怖い!根本的な原因と誰でもできる簡単改善方法

ここでは、そんなストレートネックの基本情報から様々な原因、関連して発生しやすい症状や簡単にできる改善方法などをわかりやすく特集していきます。

ストレートネックってどんな状態?

ストレートネックは、名前の通り首がまっすぐになっている状態のことを言っています。
私たちの首は横から見るとアルファベットのエスのような形をしているのが通常です。
しかし、近年ではスマートフォンなどを長時間見続ける方が増えており、その影響もあってかストレートネックになってしまう方が急増しているそうです。
少し前まではストレートネックの症状はただの肩こりと同じように考えられていたのですが、普通の肩こりとは違う関連症状が見られることから、現在は肩こりとストレートネックは別物として捉えられるようになりました。

この後他の段落で改めて解説しますが、ストレートネックになると様々な身体的な不快な症状につながることがあり、私生活に支障が出てしまうこともあるんです。

ストレートネックの原因はスマホだけじゃない?!

ストレートネックの主な原因は長時間のスマートフォンの使用などが考えられていますが、普段行っている座り姿勢や立ち姿勢などもストレートネックの原因として考えられます。

特に、立ち姿勢の時に小学校の時に教わったような背筋を伸ばした気をつけの姿勢ができていない場合と、座り姿勢の時に猫背になりがちな方などは、長時間このような姿勢を継続するだけでもストレートネックになってしまいます。

また、妊婦さんの場合、妊娠期間中お腹をいたわる丸まった姿勢が続いてしまうと、それもストレートネックの原因になってしまいます。
特に妊娠後期になってくると、お腹も重たくなり意図せずして首から前かがみの姿勢になりやすいので、十分に注意が必要です。

ストレートネックはこんなに怖い!関連して発生する身体的トラブル

ストレートネックの状態と言うのは、頭の重みが通常よりも多い割合でかかってしまうため、首のまわりの筋肉と神経に大きな負担を与えてしまいます。
頭の重さと言うのは体のおよそ10%程度もあると言われているので、私たちが想像しているよりも重たいものなのです。

そのようにして負担がかかってしまうと、首から肩にかけてコリが発生してしまい、これを放っておくとたとえせきやくしゃみをしただけでも首全体に電撃が走るような痛みが発生することもあります。

また、ストレートネックを放置すると耳鳴り、めまい、頭痛、自律神経失調症など、様々なトラブルに発展する恐れがあります。
ひどい場合だと首のヘルニアになってんするケースもあるようです。

ちなみに、ストレートネックは今や男性も増えてきていますが、主に女性や子供に多く見られる症状だと言われています。
その理由は関節が成人男性に比べて柔らかくなっているからです。

ストレートネックの簡単な治し方

それでは、誰でも簡単に実践できるストレートネックの改善の仕方についてお話ししたいと思います。
誰でも簡単にできる改善方法の1つに「あご押し体操」と言うものがあります。
この体操のやり方は非常にシンプルです。
まずは頭と背筋をぴんと伸ばしてまっすぐにします。そして体全体は固定して頭だけを可能な限り前のほうにつき出します。
そしてその後同じく体全体を固定したまま、手を使って顎を水平に滑らせるように後ろに向かって押します。
この時は少し強めに押してください。
これを2回から3回程度繰り返し、15分から30分程度の感覚で行います。

この体操は何回やっても大丈夫で、仕事や用事の隙間時間などで簡単にできますし、必要な道具などもないのでまさに誰でも手軽にできる方法だと言えるでしょう。
ちなみにこの体操は、首のヘルニアやむち打ち症などがある方にもお勧めです。
できるだけ細かい頻度で何日も継続することで少しでも首の状態を良い方向に傾けることができるそうです。
正しい方法でなおかつストレートネックの原因を作り出さないように姿勢などに気をつけた生活を送れば、2週間から3週間程度でストレートネックが治る場合もあるそうです。

体操と同時進行で心がけて行いたい日常動作

先ほどご紹介した体操だけではストレートネックの改善は正直厳しいです。
なぜなら、あご押し体操をすることでまっすぐになった首の骨を正しい状態に近づける事はできますが、日常の動作で再びストレートネックの原因を作ってしまってはいたちごっこを繰り返すことになりかねません。
ですので体操を始めると同時に、日常の動作にも気をつける必要があります。
まずスマートフォンや携帯電話などは、できれば顔の高さまで持ち上げて操作します。
この時に持ち上げている手の脇の下に反対側の手で作った拳を挟んで上げると持ち上げるても疲れずに長時間行うことができます。

また外出の時はできるだけリュックサックを活用します。
バッグを持つときはこまめに左右を切り替えたり、ショルダーバックは斜めにかけます。

そして寝る時はできれば枕を使わずに仰向けになって寝ます。
首、肩や筋肉の緊張がほぐれてストレートネックによるコリが改善されやすいです。

なお、仕事終わりや休日などで時間が取れるときは、バスタオルを活用するストレートネック改善方法もお勧めです。
バスタオルを足首もしくはふくらはぎ位の太さに巻いて細長い枕のようなものを作ります。
これを首の下に当てて横になるだけで首本来が持つ曲線を取り戻すことができます。
先ほどは寝るときに枕を使わないのも良いとお話ししましたが、この場合は例外です。
ちょっとした空き時間にこれを活用するのも良いですし、寝るときにこの枕を作って首の下に敷くのもオススメです。

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