妊娠中の妊婦さんの悩み大集合

マタ友と一緒に励んだ妊娠中ダイエット

妊娠中のダイエットは妊婦さんの身体も気を使わないといけないのでとても大変なものです。また、妊婦さんはダイエットしてはいけないといったイメージもあるようなのですが、太りすぎている状態だと難産の確率も増えてしまいます。

だからといってダイエットには継続しないがゆえに失敗がつきものです。そうならないようにするためには自分一人では行わないことがコツの一つに挙げられます。

今回の記事ではマタ友と一緒になら成功するだろうとして、実践された方の体験談です。

マタ友とは、マタニティ友達の略語です。私の場合、同じ産婦人科に通う人と仲良くなり、そこからマタ友となりました。出産予定日も近く、年齢も1つ違いと言う事で話が弾み、病院以外でもランチなどしながら、お互いの情報を交換する仲になりました。ただ一つ、大きく違っていたのが体重でした。
私の場合、もともと痩せていると言う事はなく、妊娠初期の段階で58キロ。反対にマタ友は、どう見ても、スリムな体型で私の推測では、40キロ少しと言った感じでした。それでも、お互い妊娠中にあまり、太ってはいけないと言われ、一緒にダイエットをする事にしたのですが、太ってはいけない理由とそこまでの体重に大きな開きがあったのです。
もともと、太っていた私の場合、妊娠中毒症などの危険性も高い為、医師からは、あまり、太ってはいけないと言われていました。一方、マタ友の場合は、どちらかと言うと、産後、すぐに今の体型に戻すために太りたくはないと言った感じだったのです。また、もともと、美意識が高く日頃から、運動や食事制限をしながら体重管理を行っていたマタ友とは違い、私の場合、時の流れに身をまかせ生活してきただらしない主婦です。運動など全く行わず、食べたいものを食べながら暮らしてきました。
そんな二人が一緒にダイエットを行うなんて、今思うと、無理があったとしか思いません。
まず、食事制限から始めた私たち。お互い妊娠中に良いと言われるダイエットメニューを交換したり、食べたものの写真を送りあったりしながら、お互い支え合いダイエットに励んでいました。しかし、もともとダイエットに対する意志の違いがあった私とマタ友…。
すぐにぼろが出てしまったのは、私の方でした。マタ友の方は、真面目に日々、ダイエット食を食べているにも関わらず、私は、彼女に黙って炭水化物をとったり、お菓子を食べたりしていたのです。その為、会うたびに太っていく私に対し、マタ友の方は、お腹が出てくるだけで、その他、まったく脂肪などついていない様子でした。
そんな私の姿を見て、少し違和感を感じ始めたのか、マタ友の方から、積極的に運動に私を誘ってくるようになったのでした。マタ友からすれば、私の事を考え、運動に誘ってくれたのだと思います。しかし、私からすれば、それが苦痛でたまらないと感じてしまっていたのでした。だからと言って断るわけにもいかず、一緒にマタニティヨガなどにも通いました。また、待ち合わせをして、一緒にウォーキングもしました。しかし、太っていないマタ友は、すいすい歩く事ができるものの、妊娠後期の初めには、8キロ近く太っていた私にとっては、すいすいと歩く事など出来ず、彼女について行くのが精一杯だったのです。
そして、帰宅後は、運動した事からお腹がすき、いつも以上に食べてしまう私。きっと、マタ友は、こんな時でも、規則正しい食生活を送っているのだろうと考えながら食べるため、余計にストレスに感じてしまい、大食いしてしまう私でした。その後、後悔するを繰り返し、また、後悔がストレスになり、甘いものを食べたりと言った悪循環を繰り返す事になってしまったのです。
そんな姿を見た旦那は、マタ友と少し距離を置くように忠告してきました。幸い、その頃には、マタ友は里帰り出産の為、実家に戻ると言う事もあり、自然と距離を取る事ができるようになりました。その為、妊娠後期からは、少しでも今以上に体重が増えないように旦那と一緒にダイエットを行う事にしました。とは言っても、マタ友としていたような我慢の多いダイエットではありません。
好きなものを食べる一方、量を減らし、ストレスなく食事制限を行いました。その為、決して、体重が減ると言った事はありませんが、体重を現状維持させる事はできたと思います。その他、旦那の帰りが早い時は、一緒にウォーキングを行い、休日には、ウォーキングを兼ねて、色々な場所に出歩きました。もちろん、その場で美味しいものは、あまり気にせず食べてストレスなく、妊娠後期を満喫する事ができました。
その結果、体重は妊娠後期で増える事はなく、結果、10キロ増での出産となりました。今思うと、初めから旦那と一緒に無理のないストレスフリーのダイエットを行えば、もっと、体重増加を防ぐことができたと思います。いくら話が合うマタ友とは言え、ダイエットにおいては、同じだとは言えなかったのです。それが、結局、私にとってストレスになり、いつも以上に食べる量も増えてしまったのだと思います。妊娠中のダイエットにおいて、ストレスは天敵だと思います。ただでさえ、妊娠している事で体が自由にならないストレスを感じているにも関わらず、競い合うように行ったダイエットは、私にとっては、大きな失敗でした。
妊娠後期だけでも、そんな無理をせず、ダイエット、いえ、現在の体重維持を行う事ができただけでも、今思うと良かったと思っています。

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