妊娠中には様々な栄養制限や体重制限があります。
その中で今回は香ばしい香りで人気の黒豆茶を取り上げます。
本来妊娠中はカフェインをはじめとして栄養面でも注意しなければいけないものも多く、とはいえ妊娠によって精神的にも肉体的にも変化がある中で飲み物という面では栄養だけではなく、飲みやすさやおいしさはゆずれないものでもあります。
黒豆茶にはどのような体にいい成分が含まれ、妊婦さんの身体でも安心して飲めるのか一緒に見ていきましょう。

黒豆茶の成分効果から安全性まで妊婦さん授乳中ママ必見!?
血行を良くしてくれて、乳腺炎にもいいと言われている黒豆茶ですが、実際のことろどうなのか、妊婦さんや授乳期のママさんのデリケートな体でも安全に飲むことができるのかを一緒に見ていきたいと思います。
ノンカフェインでほうじ茶のように香ばしく、黒豆茶は健康にもいいからと最近はドリンクバーのコーナーにも置かれるようになって昔と比べると人気急上昇中の健康茶。
黒豆茶の成分から見る効果

通常の茶葉から作られるお茶とは異なり、黒豆から作られる黒豆茶は正月料理や健康食品として再度日本でも注目が集まっているのですが、そんな黒豆を煮出したものが黒豆茶です。
健康にいいという大雑把なイメージは誰も持っていると思うのですが、実際に詳しく見ていきましょう。
- イソフラボン
- ミネラル
- レシチン
- タンパク質
- サポニン
- 食物繊維
- ビタミンE
などがあげることができます。
イソフラボン
イソフラボンというのはポリフェノールの一種で最近ではPMSの症状の緩和などにも使われるのですが、女性ホルモンに似た働きをするため特に女性に人気のある成分です。
ポリフェノールは、赤ワインやトマトなど様々な食べ物に含まれ、色素成分や渋味成分をまとめて呼ばれています。一般的にはブドウ類や柿などのフルーツが思い浮かぶかもしれませんが、黒豆にはブドウやリンゴ、柿などよりも多く含まれているので注目です!
レシチン
レシチンというのは卵黄や大豆、そして肉類に多く含まれコレステロール、中性脂肪などの状態を改善する働きがあります。
また肝機能の回復、脳機能の維持などの働きもあるようです。
サポニン
サポニンというのは茶葉や豆類に多く含まれている苦みやエグみがする成分です。
泡立ちやすかったり、健康やダイエット面でも注目されている成分です。
また血中の活性酸素を除去したり免疫力の向上、脂肪の蓄積を防止するなど多くの働きをすることでも有名なんですよ。
食物繊維
食物繊維は妊娠中や産後、女性ホルモンや筋肉の衰えなど様々な影響で便秘になりやすい女性には欠かすことのできない必要な家要素。
黒豆100グラム当たり約6グラム入っていて、
によると1日の必要摂取量は約20~25グラムといわれています。
近年の日本人の食物繊維摂取量は平均約14グラムといわれているので、妊婦さん、経産婦さんに関わらず摂取していきたいところです。
ビタミンE
ビタミンEというのは不足すると妊娠しづらいといわれている栄養の一つです。
働きとしては抗酸化作用があり、細胞膜の酸化するストレスにも効果があり、血流も改善するというものがあります。
これらの働きの中でも血流の改善によって母乳が詰まることを防止するため乳腺炎予防にも効果があると言われている理由なんですね。
妊婦さんや授乳中ママへの安全性
ここまで見ると黒豆茶の健康効果ってすごいなと感じるのですが、妊婦さんや授乳中のママさんは
通常の身体ではなく、お腹の中の赤ちゃんや血液がもととなって母乳が作り出されることでも安全性は
大事な確認するポイントです。
黒豆茶の副作用などはあるのかと調べたところ、食物繊維が含まれているため過剰に飲むことで
下痢などお腹を壊すことも可能性としてはあるとのこと。
また、同じ過剰摂取は黒豆茶に含まれるイソフラボンが女性ホルモンのバランスを崩す可能性もあるとか。。
なんでもそうなのですが、食べ過ぎ飲みすぎはよくないってことですね!!
妊娠中の黒豆茶の飲み方とタイミング
はいでました、過剰摂取。
よく聞く言葉のですが、実際にどのくらいの量までとか、わかりやすい表現ってないのかってよく感じるんです。
では黒豆茶。
妊娠中の妊婦さんや授乳中のママさんにはなるべく水分を取ることが大事といわれますよね。
先程のお腹の調子を悪くしたり、ホルモンバランスを乱さないようにと考えると
1日2~3杯程度が適量だそうです。
さらにつわりのある状態や妊娠の時期によって多少の違いがあるので、
表にまとめてみました。
黒豆茶は、飲み方を少し工夫することでより飲みやすくなります。
妊娠中の時期別におすすめの飲み方を紹介します。
| 時期 | 飲み方のポイント |
|---|---|
| 妊娠初期(つわりがある時期) | 温度や香りに敏感な場合は、冷やして飲むか、薄めて香りを抑える。朝起きてすぐより、少し落ち着いたタイミングで。 |
| 妊娠中期 | 体が安定してくる時期。朝食時や間食時に温かい黒豆茶でリラックス。血流改善効果が期待できます。 |
| 妊娠後期 | むくみやすい時期には、塩分の多い食事と合わせずに飲むのがおすすめ。就寝前は温かくしてリラックス効果を高めましょう。 |
1回あたり150〜200mlを目安に、1日2〜3回ほどがおすすめです。
特に授乳中のママさんは生まれた赤ちゃんのために水分を3リットルくらいは母乳のために飲んだほうがいいとされています。
それを水だと味気ないからと、すべて黒豆茶にすることはリスクになるかも・・・。
もちろん料理のお味噌汁なども水分になるのですが、なるべく安全なお茶やミネラルウォーター(水も可)などがいいようですね。
妊娠中に黒豆茶を飲む安全性は?研究データと文献から
黒豆茶はノンカフェインで、妊婦さんにも比較的安全とされています。
実際に日本の文献「日本食品標準成分表2020年版(文部科学省)」によると、黒豆にはイソフラボン・ポリフェノール・カリウム・鉄分などが含まれています。
海外の研究(Journal of Food Science, 2019)でも、黒豆の抗酸化作用や血流改善作用が報告されており、妊娠中の冷え対策やむくみ予防にも有用とされています。
また、カフェインを含まないため、緑茶やコーヒーよりも安心して日常的に飲むことができます。
ただし、黒豆に含まれる「イソフラボン(大豆由来成分)」の過剰摂取はホルモンバランスに影響を与える可能性があるため、1日2〜3杯程度を目安にしましょう。
妊娠中に黒豆茶を飲むときの注意点とリスク
- 過剰摂取に注意: 黒豆茶には大豆イソフラボンが含まれるため、1日数リットルなどの過剰摂取は避けましょう。
- 体を冷やさないように: 冷たい飲み方ばかりだと、妊娠後期には冷えを感じることがあります。基本は常温〜温かい温度で。
- 持病・服薬中の方: 血流改善効果があるため、血液をサラサラにする薬(ワルファリンなど)を服用している場合は医師に相談を。
- 市販品の香料・添加物にも注意: 妊婦さん向けと記載のある無添加・ノンカフェイン製品を選ぶのが安心です。
体質や体調によって感じ方が異なるため、「なんとなく体に合わない」と感じた場合はすぐに飲用を控え、医師や助産師に相談しましょう。
妊娠中の黒豆茶のおすすめの飲み方

妊娠中に黒豆茶を取り入れるときは、安心して続けられるように「無理なく・おいしく」がポイントです。
- 温かくして飲む
妊娠中は体を冷やさないことが大切。黒豆茶はホットにして飲むと香ばしさが増し、リラックス効果も得やすくなります。 - 1日数回、食事と一緒に
カフェインを含まないので、朝・昼・晩の食事やおやつタイムに取り入れても安心です。ただし、一度にたくさん飲むよりも、少しずつこまめに飲むのがおすすめ。 - 作り置きして冷やしても◎
暑い季節やつわり中は、冷やした黒豆茶も飲みやすくなります。ただし、作り置きは雑菌が繁殖しないよう、冷蔵庫保存&当日中に飲み切りましょう。 - ノンカフェインコーヒーや紅茶の代わりに
「妊娠中でも温かい飲み物を楽しみたい」と思うときに、黒豆茶はぴったり。香ばしい風味がコーヒー代わりにもなり、気分転換になりますよ。
妊婦さん向けの黒豆茶おすすめ商品
妊婦さんの体験談とQ&A
Q1:つわりがひどい時でも飲めますか?
A. 香ばしい香りが苦手な方もいますが、冷やして飲むと匂いが和らぎます。氷を入れた黒豆茶なら、すっきりして飲みやすいという声もあります。
Q2:黒豆茶を飲むとお腹が張る気がします。
A. 黒豆茶には利尿作用があるため、体調によってはお腹の張りを感じることがあります。1日に少量ずつ様子を見ながら試しましょう。
Q3:授乳中も飲んでいい?
A. ノンカフェインなので授乳中も基本的には問題ありません。母乳の味に影響することも少なく、リラックス目的で取り入れるママも多いです。
実際に飲んでみたママの声
- 「妊娠後期にむくみが気になり黒豆茶を飲み始めました。体がぽかぽかして寝つきも良くなりました。」
- 「つわり中は香りが少しきつかったけど、冷やして飲んだら飲みやすくなりました。」
- 「カフェインレスなので、妊娠中のリラックスタイムにぴったり。夫も一緒に飲んでいます。」
まとめ
妊娠中の体にやさしい黒豆茶は、鉄分・イソフラボン・ポリフェノールなどを手軽に摂れる嬉しいお茶です。
- ホットで温まりたいとき
- リラックスしたい夜の時間
- 日中の水分補給
こんなシーンに取り入れると、妊娠中の心と体にやさしく寄り添ってくれる存在になります。
妊娠中は体調が日々変化するので、無理のない範囲で楽しむことが一番大切です。「今日も一日、赤ちゃんと一緒にがんばったな」と思える時間に、黒豆茶を取り入れてみませんか?


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