【つわり撃退?】食べられない…を「食べやすい」に変える!食材・調理・工夫のトリセツ

お医者さんに診てもらっている妊婦さん ママの変化

こんにちは!妊娠初期のつらいつわりと闘っているあなたへ。

吐き気やムカムカ、匂いづわり、食べ物の好みの変化…つわりの症状は本当に辛く、「何も食べられない」「どうすれば良いの?」と、心も体も疲れてしまう時期ですよね。お腹の赤ちゃんのために、しっかり食べなきゃと思うほど、食べられない現実に落ち込んでしまうこともあるかもしれません。

でも、安心してください。つわりの時期は、完璧な栄養バランスの食事を摂ることよりも、「食べられるものを、食べられる時に、無理なく口にすること」が何よりも大切です。そして、少しの工夫で、「食べられない」を「これなら食べやすいかも」に変えるヒントがあります。

この記事では、つらいつわりの時期でも比較的食べやすい食材に加え、それらを「どう調理したら」「どう食べたら」楽になるのかという実践的な工夫を、具体的なヒントと共にご紹介します。さらに、つわり中の食事に関するよくある疑問にもQ&A形式でお答えします。

あなたにとっての「食べやすい」を見つけて、つわりの時期を少しでも心地よく乗り越えるための、トリセツとして、ぜひ参考にしてください。そして、つわりが深刻な場合は、迷わず専門家を頼ってください。

妊婦さんはバランス良い食事

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つわり中の「食べられない」は当然なこと。大切なのは「無理なく、少しでも」

つわりの症状は、妊娠ホルモンの影響などが関係していると考えられており、多くの妊婦さんが経験するいたって健全な経過です。体が赤ちゃんを迎えるために準備しているサインの一つとも言えます。

つわりがひどい時期に、「全く食べられない」「吐いてしまう」といった状況になるのは、あなただけではありません。そして、そのことで赤ちゃんに十分な栄養が届いていないのでは、と心配しすぎる必要もありません。

  • 妊娠初期の赤ちゃんはまだ小さく、ママの体に蓄えられた栄養を使って成長できます。
  • つわりのピークを過ぎて食事が摂れるようになれば、赤ちゃんは必要な栄養をしっかりと吸収していきます。

ですので、「食べなきゃ!」と自分を追い詰めすぎず、「食べられるものを、食べられる時に、無理なく、少量でも」という気持ちで乗り切ることが、まず心にとって大切なことです。

「食べられない」を「食べやすい」に変える!実践的な工夫とヒント

家族での食事

つらいつわりでも、少しの工夫で「これならいけるかも!」という「食べやすい」を見つけられることがあります。ここでは、多くの妊婦さんが実践している、具体的な工夫とそれに合う食材のヒントをご紹介します。

工夫・ヒント 具体的な方法と食材例 なぜ食べやすいの?
空腹時間を作らない ・朝起きる前に、枕元に置いたクラッカー、ビスケット、飴などを一口食べる。
・数時間おきに、小さなおにぎり、サンドイッチ(シンプル具材)、フルーツ、ゼリーなどを少量ずつ食べる。
胃が空っぽになると吐き気が増す「吐きづわり」の場合に有効です。常に何かお腹に入れておくことで、吐き気を予防する助けになります。
匂いを徹底的に減らす 冷たい料理や飲み物を選ぶ。(温かいものより匂いが少ない)
・調理済みのもの、コンビニのおにぎりやパンなどを活用する。
・自分で調理する際は、換気を十分に行い、シンプルな調理法(茹でる、蒸す)を選ぶ。
・匂いの少ない食材(パン、ごはん、やわらかめの麺類、きゅうり、トマトなど)を選ぶ。
匂いにつわりを悪化させられる「匂いづわり」の場合に非常に有効です。湯気や強い香りが苦手な場合に試してみてください。
口の中をさっぱりさせる ・柑橘類(みかん、レモンなど)、梅干し、トマトなど、酸味のあるもの。
・炭酸水、レモン水、氷をなめる。
吐き気やムカムカで口の中が気持ち悪い時に、さっぱりさせてくれる効果が期待できます。
つるん、ぷるんとした食感 ・ゼリー、ヨーグルト、茶碗蒸し(シンプルなもの)、豆腐。 のど越しが良く、吐き気がする時でも比較的食べやすいと感じる方が多いです。
乾いた、カリッとした食感 ・クラッカー、シンプルなクッキー、トースト、乾パン。 口の中がさっぱりし、吐き気を和らげる助けになることがあります。
bland で消化の良いもの ・おかゆ、うどん、そうめん、味の濃ゆくないスープ、鶏むね肉のささみ(やわらかめに茹でる)、白身魚(蒸したものなど)。 胃への負担が少なく、吐き気がする時でも受け付けやすい傾向があります。油分が少ない調理法がおすすめです。
特定の「食べたい!」を優先 ・無性に「これが食べたい!」と感じるものがあれば、それがたとえ栄養バランス的には偏っていても、無理のない範囲で食べたいものを食べる。(例:フライドポテト、特定のフルーツ、なぜか食べられる野菜など) 食べられるものがある、という安心感と満足感が、精神的にも楽になります。
水分補給を最優先 水、麦茶、ほうじ茶、生姜湯、炭酸水、薄めたイオン飲料など、飲めるものでこまめに水分を摂る。(→妊娠中の水分補給に関する記事も参考に)
・氷をなめるのも良い方法です。
吐いてしまうと脱水になり非常に危険です。食事が難しくても、水分だけは意識して摂りましょう。冷たい方が飲みやすい場合が多いです。
生姜を取り入れる ・生姜湯、生姜入りの飴、すりおろし生姜を少量料理に使う。 昔から吐き気を和らげる効果があると言われることがあります。
スクロールできます

つわり中、避けた方が良い食事や調理のポイント

多くのつわり中の妊婦さんが苦手と感じやすい食事や調理法もあります。もちろん個人差はありますが、参考にしてみてください。

  • 油っこい料理、揚げ物: 消化に負担がかかり、吐き気を誘発しやすいです。炒め物なども、油の使用は控えめに。
  • 強い匂いの料理: 焼き魚、揚げ物、カレー、中華料理など、調理中の匂いや食べる時の匂いが強いものは避けるか、換気を十分に行いましょう。
  • 香辛料を多く使った刺激の強いもの: 胃を刺激することがあります。
  • 熱すぎる料理: 湯気と共に匂いが立ちやすく、匂いづわりの場合は特に避けた方が良い場合があります。少し冷ましてから食べると良いでしょう。
  • 特定の甘すぎるもの: 種類によっては吐き気を誘発することがあります。

無理に調理せず、スーパーの総菜や既製品、簡単に準備できるものを活用するのも、つらい時期を乗り切る上での大切なことです。パートナーや家族にヘルプサインを求めることも遠慮なく行いましょう。

つわりで気持ち悪くなっている女性

つわり中の食事に関する「これってどうなの?」Q&A

つわり中の食事について、妊婦さんが抱きやすい疑問にお答えします。

Q1:つわりがひどくて、何か特定の食べ物しか受け付けません。栄養バランスが偏っても大丈夫?
A1:はい、つわりがひどい時期は、栄養バランスにこだわるよりも「食べられるものを、食べられる時に、無理なく口にすること」が最優先です。妊娠初期の赤ちゃんはまだ小さく、ママの体に蓄えられた栄養である程度成長できるため、数週間程度の食事の偏りは、赤ちゃんの成長に大きな影響を与えないことがほとんどです。つわりが落ち着いてから、徐々にバランスの良い食事に戻していけば大丈夫です。

 

Q2:つわりで吐いてしまうことが多いです。水分補給は、水以外でも良い?
A2:はい、水分補給は非常に重要です。水以外でも、麦茶、ほうじ茶、薄めたイオン飲料、生姜湯、炭酸水、レモン水など、飲めるものであれば大丈夫です。ただし、糖分の摂りすぎにならないよう、清涼飲料水や果汁100%ジュースの飲みすぎには注意が必要です。飲んでもすぐに吐いてしまう場合は、脱水の危険がありますので、迷わず医療機関に相談してください。おすすめの飲み物はこの記事の下部に関連記事としてまとめておきます。

 

Q3:「食べづわり」で、食べていないと気持ち悪いです。食べすぎて体重が増えるのが心配…。
A3:食べづわりの場合、空腹になると気持ち悪くなるため、何か口にしていたいという状態になりますよね。体重増加が気になる場合は、低カロリーで bland なもの(例: bland なクラッカー、ところてん、寒天ゼリー、野菜スティック、 bland なおにぎりなど)を少量ずつ、こまめに食べるように工夫しましょう。一度にたくさん食べすぎないことが大切です。体重管理については、妊婦健診で担当医に相談し、アドバイスを受けるのが最も安全です。(→妊娠中の適切な体重増加に関する記事も参考に)

 

Q4:つわりに効くと言われる特定の食材(例:生姜、ビタミンB6など)は、積極的に摂るべき?
A4:生姜やビタミンB6は、つわりの症状緩和に効果があると言われることがあり、実際に効果を感じる方もいらっしゃいます。ただし、 universal に全ての人に効果があるわけではありません。試してみるのは良いですが、特定の食材やサプリメントに頼りすぎるのではなく、食べられるものを無理なく摂るという基本を大切にしましょう。サプリメントの使用については、必ず医師に相談してください。

まとめ:無理せず、食べられるものを頼りながら乗り越えよう

妊娠中のつわりは本当につらい症状ですが、「食べられない」を「食べやすい」に変えるための工夫はいくつかあります。匂いを減らす、シンプルに調理する、冷たいものやさっぱりしたものを試すなど、ご自身の体が受け付けやすい方法を見つけることが大切です。

最も重要なのは、無理せず、「食べられるものを、食べられる時に、少量でも」口にすること、そして水分補給をしっかり行うことです。厳しい栄養バランスは、つわりが落ち着いてからでも間に合います。

そして、 severe なつわりで水分も摂れない、体調がひどく優れない場合は、迷わず専門家(産婦人科医)に相談してください。専門家が、あなたと赤ちゃんの safe ty を第一にサポートしてくれます。

つわりの時期は、期間限定です。必ず終わりが来ます。無理せず、周りを頼りながら、「食べやすいもの」を見つけて、この時期を乗り越えていきましょう。心から応援しています!

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妊娠・出産・育児に関する情報を発信し続けて10年。サイトの著者ゆうです。長年の運営で培った専門知識と、ママとしての共感を大切に、分かりやすく丁寧な情報提供を心がけています。一人で悩まず、このサイトをあなたの心強い味方として活用してください。
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