【妊娠初期】体の変化と過ごし方|つわり・だるさ…知っておきたい注意点ガイド

診断 ママの変化

こんにちは!妊娠が分かったばかりのあなた、おめでとうございます!

待ち望んでいた妊娠に、喜びと同時に「これから私の体はどうなるんだろう?」「赤ちゃんは無事かな?」と、期待とちょっぴりの不安を感じているかもしれませんね。

妊娠初期(一般的に妊娠15週頃まで)は、お腹の大きさは目立たなくても、体の中では赤ちゃんを迎えるための準備が猛スピードで進んでいます。ホルモンバランスが大きく変化し、様々な体のサインが現れる時期です。「なんだかだるいな…」「気持ち悪いな…」といった、これまで経験したことのない体調の変化に戸惑うことも多いでしょう。

この記事では、妊娠初期に起こる主な体の変化と、その時期に知っておきたい大切な注意点や過ごし方のポイントを、あなたの心と体に優しく寄り添いながら、分かりやすくお伝えします。

この時期を安心して、そして少しでも心地よく過ごすためのヒントを見つけてくださいね。

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妊娠初期ってどんな時期?体の中で起こる大きな変化

妊娠初期は、受精卵が子宮に着床し、胎盤が作られ、赤ちゃんの脳や心臓、手足など、体の基本的な器官が形成される、とても重要な時期です。見た目には大きな変化がなくても、体の中では妊娠を維持し、赤ちゃんを育むためのダイナミックな変化が起こっています。

妊娠初期に起こる主な体の変化

ホルモンバランスの急激な変化により、様々なマイナートラブルが現れやすい時期です。

体の変化 具体的な症状 なぜ起こるの? いつ頃まで?
つわり 吐き気、ムカムカ、食欲不振、においに敏感になる、だるさ、眠気 ホルモンの影響、自律神経の乱れなど諸説あり。 妊娠5〜6週頃から始まり、妊娠12〜16週頃までに落ち着くことが多い
だるさ・眠気 体が重い、すぐに眠くなる、疲れやすい。 ホルモンの影響、体が出産に向けた準備を始めているため。 妊娠初期を通して感じやすい。
胸の張り・痛み 乳房が張る、触ると痛い、チクチクする。 母乳を作るための準備として、乳腺が発達し始めるため。 妊娠初期から続き、中期以降も感じやすい。
頻尿 トイレが近くなる、残尿感がある。 子宮が大きくなり始め、膀胱を圧迫するため。 妊娠初期から始まり、後期にも再び現れやすい。
便秘 お腹が張る、排便回数が減る。 ホルモンの影響で腸の動きが鈍くなる、運動不足、水分不足など。 妊娠初期から後期まで感じやすい。
基礎体温が高い 高温期が続く。 妊娠を維持するホルモン(プロゲステロン)の影響。 妊娠初期を通して高いまま。
おりものの変化 量が増える、色や状態が変わる(白くサラサラなど)。 ホルモンの影響、子宮への血流増加。 妊娠初期から続きやすい。感染には注意が必要。
情緒不安定 イライラする、不安になる、涙もろくなる、気分が落ち込む。 ホルモンバランスの急激な変化。 妊娠初期に感じやすいが、個人差が大きい。

これらの症状は、妊娠初期のママの体が一生懸命頑張っているサインです。「いつもと違うな」と感じる自分を責めず、まずは体の変化を受け入れてあげてくださいね。

疲れを感じる女性

妊娠初期に知っておきたい大切な注意点

妊娠初期は、赤ちゃんの成長にとって非常に重要な時期であり、流産のリスクも他の時期に比べて高めです(多くの場合は染色体異常など赤ちゃん側の要因ですが)。安心して過ごすために、以下の点に注意しましょう。

【体のケア】

  • 無理をしない、とにかく休む: 体がだるい、眠いと感じたら、無理せず休息を最優先しましょう。疲労はつわりを悪化させることもあります。家事などは無理せず、パートナーや家族に頼りましょう。
  • 体を冷やさない: 血行が悪くなると、つわりや体の不調が悪化することがあります。温かい飲み物を飲む、腹巻をする、湯船に浸かる(長湯は避ける)など、体を温めることを心がけましょう。
  • つわりとの付き合い方: 食べられるものを食べられる時に少量ずつ摂る、水分補給をしっかり行う、寝る前に軽く食べるなどの工夫を。(→つわり対策の記事も参考に

【生活の注意点】

  • 飲酒・喫煙は絶対にNG: アルコールやタバコは、赤ちゃんの成長に深刻な影響を与えます。
  • 薬の服用は医師に相談: 市販薬を含む、どんな薬も自己判断で服用せず、必ず医師や薬剤師に相談してください。
  • 感染症に注意: 風疹、サイトメガロウイルス、トキソプラズマなど、妊娠中に感染すると赤ちゃんに影響を与える可能性のある感染症があります。手洗い・うがいを徹底する、生肉や猫のフンなどに注意するなど、感染予防を心がけましょう。
  • 激しい運動や体を冷やすレジャーは避ける: お腹に負担がかかるような激しい運動や、冬場の寒冷地への旅行など、体に負担がかかることやリスクのあるレジャーは避けましょう。
  • カフェインの摂りすぎに注意: コーヒーや紅茶、エナジードリンクなどに含まれるカフェインは、摂りすぎると赤ちゃんに影響を与える可能性があります。飲む量を控えるか、ノンカフェインのものを選びましょう。

【医療・手続き】

  • 必ず病院を受診する: 妊娠が分かったら、できるだけ早く産婦人科を受診し、妊娠を確認してもらいます。その後の定期的な妊婦健診は、ママと赤ちゃんの健康を確認するために非常に重要です。
  • 母子手帳をもらう: 産婦人科で妊娠が確定したら、お住まいの市区町村役場で母子手帳をもらいましょう。妊婦健診の助成券なども受け取れます。
  • 職場や家族に報告(任意): 妊娠初期は体調が不安定なので、必要に応じて職場の上司や同僚、家族に妊娠したことを伝えて、理解や協力を得られるようにすると良いでしょう。

妊娠初期は不安も多い時期ですが、一つ一つの注意点を確認し、無理なく過ごすことが大切です。

母子手帳

こんな時は迷わず病院へ連絡を

妊娠初期は、体調の変化が多いため、不安になることも多いでしょう。多くの変化は心配ありませんが、以下のような症状が見られた場合は、迷わずかかりつけの産婦人科に連絡してください。(→妊娠中に病院へ連絡すべき注意すべきサインはこちら)

  • 出血がある場合: 量にかかわらず、少量の茶色い出血でも気になる場合は連絡しましょう。
  • 強い腹痛がある場合: 我慢できないほどの痛みや、持続的な痛みがある場合はすぐに連絡してください。
  • つわりがひどく、水分も摂れない、何も食べられない、体重が減っている場合: 妊娠悪阻(にんしんおそ)の可能性があり、治療が必要な場合があります。
  • 38℃以上の高熱がある場合:
  • その他、「いつもと違うな」「何かおかしいな」と不安を感じる場合: ママの直感は大切です。

どんな小さなことでも、不安なことがあれば専門家に相談することが、安心して妊娠期間を過ごすために最も重要です。

まとめ:新しい変化を受け入れて、無理なく過ごそう

妊娠初期は、つわりやだるさなど、これまで経験したことのない体の変化に戸惑う時期ですが、同時に、新しい命がお腹の中で育ち始めている神秘的な時期でもあります。

無理はせず、体からのサインを受け入れて、休むことを優先しましょう。バランスの良い食事、感染予防、そして飲酒や喫煙などを避けるといった基本的な注意点を守り、定期的に妊婦健診を受けることが大切です。

もし、出血や強い腹痛など、心配な症状があれば、迷わず医療機関に相談してください。

不安なことも多い時期ですが、新しい命を育んでいるご自身の体を大切に、心穏やかに過ごしてくださいね。心から応援しています!

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著者プロフィール
妊娠・出産・育児に関する情報を発信し続けて10年。サイトの著者ゆうです。長年の運営で培った専門知識と、ママとしての共感を大切に、分かりやすく丁寧な情報提供を心がけています。一人で悩まず、このサイトをあなたの心強い味方として活用してください。
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