こんにちは!新しい命を迎える準備を進めているあなたへ。
「お産の時は実家に帰ろうかな」「里帰り出産って、いつ頃から準備すればいいんだろう?」と、里帰り出産を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
里帰り出産は、慣れた環境で家族のサポートを受けられるという大きなメリットがある一方で、準備や手続きなど、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
この記事では、里帰り出産の「いつから」というタイミングを中心に、メリット・デメリット、そしてスムーズに進めるための準備や手続きのポイントを、あなたの不安に寄り添いながら分かりやすくお伝えします。
里帰り出産を成功させるためのヒントを見つけて、安心して出産に臨めるように、一緒に確認していきましょう。
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里帰り出産とは?なぜ選ばれるの?
里帰り出産とは、普段住んでいる場所ではなく、実家(多くは母親側の実家)に一時的に戻り、実家近くの病院で出産することです。そして、出産後もそのまま実家で産後の回復期を過ごし、育児のサポートを受けるのが一般的です。
里帰り出産が多くの妊婦さんに選ばれるのは、以下のような理由からです。
- 実の家族(特に母親)のサポートを受けられる: 妊娠中から産後にかけて、家事や上の子のお世話、そして慣れない新生児のお世話など、具体的なサポートを得られることが最大のメリットです。
- 慣れた環境でリラックスできる: 生まれ育った家や、慣れ親しんだ地域で過ごすことで、精神的な安心感を得られます。
- 産後、ママの体をしっかり休ませられる: 家事などを家族に任せられるため、ママは自分の体の回復と赤ちゃんのお世話に集中しやすくなります。
里帰り出産のタイミングはいつから?
里帰り出産をする場合、最も気になるのが「いつから実家に帰れば良いのか」というタイミングですよね。これには、いくつかの目安があります。
- 妊娠〇〇週頃が目安:
多くの産婦人科医から推奨されるのは、妊娠34週〜35週頃までには里帰り先に移動を済ませておくことです。この時期になると、体の状態が比較的安定しており、長距離移動のリスクが比較的低いと考えられます。また、里帰り先の病院で妊婦健診を受け始め、バースプランなどを相談する時間を確保できます。 - 体の状態や移動手段による:
切迫早産などの診断を受けている場合や、双子など多胎妊娠の場合は、より早い時期の移動が必要になることもあります。長距離の移動や、飛行機・新幹線での移動の場合は、体への負担を考慮して早めに移動するか、医師と十分に相談しましょう。 - 遅すぎるとリスク:
妊娠36週以降は、いつ陣痛がきてもおかしくない時期に入ります。移動中の破水や陣痛といったリスクを避けるためにも、遅くなりすぎないよう計画を立てることが大切です。
必ず、普段通っている病院の医師に里帰り出産をしたい旨を伝え、適切な移動時期について相談してください。 体の状態に合わせた具体的なアドバイスがもらえます。
里帰り出産をスムーズに進めるためのポイント
里帰り出産を気持ちよく、安心して行うためには、事前の準備とコミュニケーションがとても重要です。以下のポイントを押さえておきましょう。
準備・手続きのポイント | 具体的な内容と注意点 | いつ頃から? |
---|---|---|
家族との話し合い | 里帰り出産をしたい理由、いつ頃帰りたいか、どのくらいの期間滞在したいか、具体的にどんな手伝いをお願いしたいかなどを、実家の両親やパートナーとしっかりと話し合っておきましょう。お互いの期待値や生活スタイルについて、事前にすり合わせをすることが大切です。 | 妊娠初期〜中期にかけて早めに |
里帰り先の病院選びと予約 | 実家近くで里帰り出産を受け入れている病院を探し、早めに予約を入れましょう。人気の病院は予約が埋まりやすいです。分娩予約の条件(〇週までに受診が必要など)を必ず確認してください。 | 妊娠初期〜中期(病院によって異なる) |
普段の病院への相談と紹介状 | 普段通っている病院に、里帰り出産したい旨を伝え、里帰り先の病院へ提出する紹介状やこれまでの検査データなどを用意してもらいます。 | 里帰り先の病院の指示に合わせて(概ね妊娠後期に入る前) |
里帰り先の病院での受診 | 紹介状を持って、里帰り先の病院で妊婦健診を受け始めます。普段の病院とシステムが違うこともあるので、疑問点などは確認しましょう。バースプランなどについても相談します。 | 推奨される里帰り時期(妊娠34〜35週頃まで)に移動後 |
移動手段とスケジュール計画 | 実家への移動手段(新幹線、飛行機、車など)を決め、無理のないスケジュールを立てましょう。体調やリスクを考慮し、休憩を十分にとれるように計画します。 | 妊娠中期以降、体調を見ながら |
荷物の準備 | 出産入院に必要なもの、実家での滞在に必要なもの、赤ちゃん用品など、リストアップして準備を進めましょう。実家に送っておけるもの、自分で持っていくものなどを分けます。 | 妊娠中期後半〜後期にかけて |
住民票・手続き | 多くの市区町村では、里帰り出産でも住民票を移す必要はありません。しかし、出生届は里帰り先の市区町村でも提出できます。児童手当などの手続きは、お住まいの市区町村で行う必要があります。 | 出産後 |
パートナーとの連携 | 産後のパパのサポートが不可欠です。里帰り中にパパがいつ来てくれるのか、どのくらい滞在できるのか、どんなサポートをお願いしたいかなどを具体的に話し合っておきましょう。パパも育児に参加できるよう、情報共有も大切です。(→産後のパパの役割についての記事も参考に) |
早めに計画を立て、関係者としっかりコミュニケーションを取ることが、安心して里帰り出産を迎えるための鍵となります。
里帰り出産のメリット・デメリット
里帰り出産を検討する上で、メリットだけでなく、デメリットも把握しておきましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
・実の家族による手厚いサポートを受けられる(家事、育児など) ・ママが体を休ませることに集中しやすい ・慣れた環境でリラックスできる ・上の子がいる場合、上の子のケアも頼みやすい ・地元の友人や知人に会えることも | ・移動による体への負担やリスクがある ・普段の生活圏と離れる(パートナーや友人と離れる) ・里帰り先の病院探しや手続きが必要 ・実家の生活スタイルに合わせる必要があり、ストレスになることも ・パートナーが赤ちゃんやママと過ごす時間が限られる場合がある ・上の子やパパが、新生活に慣れるのが遅れる可能性 |
メリット・デメリットを比較検討し、ご自身の状況や希望、そしてパートナーや家族の意向も踏まえて、里帰り出産にするか、自宅近くで出産にするかを決めましょう。
まとめ:計画的に準備して、安心して里帰り出産を
里帰り出産は、産後のママの心と体をサポートしてもらうための有効な選択肢の一つです。多くの場合、妊娠34週〜35週頃までに移動を済ませるのが目安ですが、必ず医師に相談し、ご自身の体調に合わせた安全なタイミングで移動しましょう。
里帰り先の病院探しや予約、普段の病院からの紹介状、家族との話し合い、荷物準備など、早めに計画を立て、スムーズに進めることが大切です。
メリットだけでなくデメリットも理解し、ご自身とご家族にとって最も良い出産方法を選択してくださいね。あなたが安心して、心穏やかに出産を迎えられるよう、心から応援しています!
(関連:出産準備リスト、産後の体ってどう変わる?)
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