妊娠初期は、つわりをなめていました。
「つわりがひどいと水も飲めないよ。」とか「食べてる姿を見るだけでもダメだった。」とかつわりの経験をまわりから聞いていたのですが。
妊娠初期の時にはつわりもなく、なんとなく体温が高い感じはするけど、あまり妊娠したって実感がないなぁと過ごしていました。
だから旦那のお昼ご飯のためのお弁当も、日常の家事もスイスイとこなしていたのですが…妊娠3ヶ月に入って、つわりに襲われました。
炊飯器のご飯を炊き上がる匂いに、うぅっ…ときてトイレに走りました。
「おお!これがテレビでよくやるシーンですな(笑)」と一人感動していたのですが、そこから電光石火のようにつわりが悪化していき、横になっても立っていても気持ちが悪いし、常に目がまわっているような不快感がありました。
つわりで起きれなくなった時、旦那はとても協力的で「洗濯くらいしかできないけど…。」と毎朝、洗濯物を干してくれました。
そしてありがたいことに、洗濯物もとり込んでくれてたたんでくれました。
私はつわりで食欲もなく、料理をしている食材の匂いだけでも、トイレに走っていくような状態が続きました。
そんなことが続いたある日…。
「家事は別にしなくていいけど、料理だけはして。あと、昼ご飯は絶対に弁当を作ってほしい」と旦那が言い放ったのです。
それを聞いた瞬間の私の心情は、「はぁっ!? 食材を見るだけでも気分が悪いのに、ふざけるなっっ!!!」という怒りと切なさ。
昨今、24時間営業のコンビニはどこに行ってもあるし、お金さえ何とかなれば食べれないということはありません。
つわりで台所にいるだけでも憂鬱な気分なのに、毎朝弁当を作れだと?と本当に怒りがこみ上げてきました。
つわりと旦那への怒りのダブルでムカムカとしながらも、根性で弁当を作り夕飯は実家のお母さんに頼みました。
そんなつわり中ですが、唯一、食べられる物がありました。
それはフライドチキンです。
それもケンタッキーのでないといけません(笑)
しかも、無性に食べたくなるのはなぜか夜中が多く、明日も仕事だし買いに行ってもらうのは悪いなと我慢をしていました。
しかしフライドチキンのことで頭がいっぱい。
一睡もできない夜を過ごし、旦那を送り出してからフライドチキンを買いに行ったこともありました。
家に着くまで待てず…かといって毎日お店で食べるのはどことなく恥ずかしくて、車の中で食べました。
しかしそのお弁当発言以来、容赦なく買いに行かせてしまいました。
夜遅くても「ケンタのチキン買ってきて。絶対に食べたい!」と旦那に頼みました。
そして、フライドチキンを食べ満足して安眠するのです。
そんな日が3日続き、旦那はフライドチキンを買ってから帰宅するようになりました。
ですが夜中に食べる時には冷たくなっていて、レンチンしても食べたいフライドチキンではないのです。
結局、出産直前まで私のためにフライドチキンを求めて、旦那は夜に出かけていきました。
今思えば、旦那には本当にわがままを言っていたし、申し訳なかったな…と少し反省しています。
きっかけはお弁当発言なので、反省と感謝をお弁当にこめて、今は毎日愛情いっぱいのお弁当を作っています。
つわり中の「お昼ごはん」、どんな工夫をすればいい?
つわりがつらい時期は、食事の準備も食べることも苦痛に感じることが多いですよね。特にお昼ごはんの時間帯は、朝からの疲れが出始めるタイミングでもあり、匂いや味に敏感になる人が多い時間帯です。
つわり中のお昼ごはん、どう乗り切る?
妊娠中のつわりは個人差がありますが、共通して「食べづわり」や「匂いづわり」、「吐きづわり」などによって、食事の選び方に困ることも。以下は、つわり中でも比較的食べやすく、準備も楽なお昼ごはんのアイデアです。
● 冷たくて匂いが少ないメニュー
- 冷やしうどん・そうめん:温かい湯気が気になる方でも、冷たい麺類は食べやすい傾向があります。
- おにぎり(梅・昆布・ツナマヨなど):一口サイズで、匂いも比較的少なく、手軽に食べられます。
- サラダうどん・冷製パスタ:野菜と一緒に食べることで栄養もプラス。
● 簡単に作れる「市販品+アレンジ」
- レトルトおかゆ:白がゆや梅がゆなど、つわり中に優しい味が多くそろっています。
- 冷凍おにぎり+味噌汁:手軽で負担が少なく、体にも優しい。
- コンビニのサンドイッチやスープ:選び方次第で軽食にも栄養食にも。
つわりの症状に合わせた食事スタイルを意識
つわりのタイプによって、お昼ごはんの内容も変わります。
つわりのタイプ | おすすめの食事 |
---|---|
吐きづわり | おかゆ、冷たい果物、ゼリー、スープ類 |
食べづわり | こまめに軽食(クラッカー、ナッツ、サンドイッチ) |
匂いづわり | 冷たい料理、匂いの少ない和食 |
夫や家族に「つわり」を理解してもらうには?
つわり中の食事作りがつらい時こそ、家族の協力が必要です。旦那さんにも以下のことをお願いしてみましょう:
- 食事の匂いがしないように、換気や冷たい料理にする
- レトルト食品やお弁当などを活用してもらう
- 自分の体調をその都度伝える
「今日は匂いがつらいから〇〇は避けたい」など、具体的に伝えることで、パートナーもサポートしやすくなります。
無理せず「食べられる時に食べる」ことが大切
つわり中は、「お昼ごはんをちゃんと食べないと」と思いすぎず、「食べられる時に食べられるものを食べる」という柔軟なスタンスが大切です。栄養バランスが気になる場合は、厚生労働省のe-ヘルスネットなどで妊娠期の栄養ガイドラインを参考にしてみるのもおすすめです。
まとめ:つわり中のお昼ごはんは「無理せず」「食べやすく」
- 冷たい・匂いの少ないメニューが比較的食べやすい
- レトルト・市販品も活用して負担を減らす
- つわりの症状に応じて、内容や量を調整する
- 夫や家族とコミュニケーションをとって協力してもらう
「頑張りすぎない食事」も、妊娠中を健やかに乗り切る大事な選択のひとつです。ママの体を第一に、今日も少しでもラクなお昼ごはんが食べられますように。
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