「ママ、お腹の赤ちゃんばっかり…」「夏休みなのに、全然遊んでくれない…」
妊娠中の夏休み、上の子の心が揺れ動いているのを感じていませんか?ママの体調の変化や、新しい家族が増えることへの期待と不安。上の子の心の中は、繊細な感情でいっぱいです。この記事では、そんな上の子の「心のケア」に寄り添い、「赤ちゃんへの愛情」を育むためのヒントを、具体的な声かけや行動に焦点を当ててお伝えします。上の子の心に寄り添うことで、家族みんなが笑顔になれる夏を過ごしましょう。
上の子の「寂しい」気持ちと向き合う3つの方法
ママの体調が優れない時、上の子は「ママは僕のこと、もう好きじゃないのかな…」と、寂しい気持ちを抱いてしまうことがあります。まずは、その気持ちと真正面から向き合ってみましょう。
- 方法1:「寂しい」気持ちを言葉で肯定する「ママがしんどいからって、遊んであげられなくてごめんね。〇〇ちゃん、寂しいよね」と、上の子の気持ちを言葉で肯定してあげましょう。叱るのではなく、まずは受け止めることで、子どもは「ママは僕の気持ちをわかってくれている」と安心します。
- 方法2:「ママの体調」と「ママの愛情」は別だと伝える「ママがお腹が痛いのは、〇〇ちゃんが悪いことしたからじゃないんだよ。ママは、〇〇ちゃんのことが世界で一番大好きだよ」と、言葉で愛情を伝え続けましょう。ママの体調と、ママの愛情は別だということを、丁寧に伝えてあげることが大切です。
- 方法3:パパとの時間を増やす「今日は、パパと二人で思いっきり遊んでおいで」と、上の子とパパが二人きりで過ごす時間を作ってあげましょう。上の子も、パパと二人きりで過ごすことで、ママへの依存が少し和らぎ、安定した気持ちで過ごせるようになります。
私の友人は、上の子に「ママのお腹の赤ちゃん、〇〇ちゃんのこと、大好きみたいだよ!」と話していたそうです。すると、上の子は、お腹の赤ちゃんに話しかけたり、優しく触れてくれたりするようになったと言っていました。子どもは、ママの愛情を確かめたいだけなんですね。
夏休みを「赤ちゃんを迎える準備期間」にするアイデア
夏休みは、新しい家族を迎える準備を、上の子と一緒に進める絶好の機会です。一緒に取り組むことで、上の子の「赤ちゃんへの愛情」を育むことができます。
- 「お腹の赤ちゃん」について話す時間を作る:「お腹の赤ちゃんは、今、何を考えてるのかな?」「〇〇ちゃんは、赤ちゃんが生まれたら、何をしてあげたい?」など、お腹の赤ちゃんについて、上の子とたくさん話してみましょう。上の子は、話すことで、赤ちゃんを「自分にとっての弟や妹」として、心の中で受け入れることができます。
- 「赤ちゃんのお世話」の練習を一緒にする:「赤ちゃんが生まれたら、おむつを替えるの、手伝ってくれるかな?」と、上の子に「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」になる期待感を持たせてあげましょう。お人形を使って、お世話の練習を一緒にするのも良いでしょう。
- 「赤ちゃんへのプレゼント」を一緒に選ぶ:上の子と一緒に、赤ちゃんが生まれたら使うお洋服やおもちゃを選んでみましょう。上の子が自分で選んだものを、赤ちゃんが使ってくれることで、上の子は「赤ちゃんのお兄ちゃん(お姉ちゃん)になったんだ」という実感を強く持つことができます。
「上の子の心のケア」は、ママが頑張りすぎなくても大丈夫です。パパや周りの人の助けを借りながら、家族みんなで、赤ちゃんを迎える準備を進めていきましょう。
Q&A:ママたちの疑問に答えます
Q1: 妊娠中に上の子を抱っこしても大丈夫ですか?
A: 妊娠週数や、ママの体調にもよりますが、無理のない範囲であれば大丈夫です。ただし、お腹が大きくなってきたり、お腹が張ったりするようなら、無理をせず、抱っこは控えましょう。
Q2: つわりで辛い時、上の子にどう接すればいいですか?
A: 無理に遊んであげる必要はありません。ママが休んでいる間、一人で遊んでくれるおもちゃを用意してあげたり、DVDや動画を見せたりして、時間を過ごしてみましょう。
Q3: 夏休みに、上の子と旅行に行っても大丈夫ですか?
A: 妊娠週数や、ママの体調、旅行先にもよりますが、事前にかかりつけの産婦人科医に相談し、無理のないプランを立てれば大丈夫です。ただし、長時間の移動や、ハードなアクティビティは避けましょう。
Q4: 上の子が、赤ちゃん返りをしてしまいます。
A: 妊娠中は、上の子の赤ちゃん返りが見られることがあります。これは、ママの愛情を確かめたいという、上の子の気持ちの表れです。叱るのではなく、「ママは〇〇ちゃんのことが大好きだよ」と、抱きしめてあげる時間を作ってあげましょう。
Q5: 夏休み中に、子どもの友達を家に呼ぶのは控えるべきですか?
A: ママの体調が安定している場合は、問題ありません。ただし、来客があると、ママは疲れてしまいます。無理のない範囲で、短時間だけ家に呼んだり、公園で遊んでもらうなど、工夫をしてみましょう。
まとめ:完璧なママより、ありのままのあなたで
「上の子に、たくさん我慢させているかも…」という罪悪感は、あなたが真剣に上の子のことを考えている証拠です。でも、完璧なママを目指しすぎて、それがかえってママのストレスになってしまわないようにしてください。
子供は誰もが自分をママやパパに診てもらいたいのです。
一番大切なのは、「ありのままのあなたでいること」です。ただし、自分のことを見てもらいたいという子供の気持ちは把握したうえでのことが重要です。体調が悪い時は、正直に「つらい」と伝えても大丈夫です。子どもは、ママの頑張っている姿や、ありのままの姿を見て、思いやりの気持ちを育みます。あなたは一人ではありません。不安なことがあったら、いつでも周りの人に頼ってくださいね。
どうぞご自身を大切に、無理のない範囲で、夏休みを楽しんでください。応援しています!
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