妊娠中の妊婦さんの悩み大集合

妊娠中はスタイルの変化が大変だった

妊娠中の些細な心配はたっぷりあります。
何しろ人生で初めてのことですから何でも驚きます。
お腹が大きくなってきて、赤ちゃんが育つのはうれしいけれどもスタイリッシュな衣装が着られないことに悲しい想いがこみ上げてくることもありました。


私は妊娠中に太ったりはしませんでした。
お腹は前にどんどん出て行って、体がもともと小さいですから、非常にお腹が目立つ状況になっていたのです。
妊娠して三か月目の検診のときには、ヒール靴はやめるようにと病院から指導をもらいました。
背が低いですから、ヒール靴でなければスタイルが良く見えないのです。
ずっと七センチを超えるヒールをはいていましたから、ぺったんこの靴をはけと言われたときには、絶望が押し寄せてくるようでした。

しかし、赤ちゃんのためには転んだりしてはいけません。
実際にお腹が非常に大きくなりだすころには、なるほどそういうことだったのか、ぺったんこ靴を履かなくてはならない理由がよくわかりました。
張り出したお腹で地面が見えないのです。
足元が見えにくくて、体のバランスが悪いですし、転んではいけない、となりますとぺったんこ靴しかないということだったのです。
人生で久しぶりのぺったんこ靴でした。
新しいぺったんこ靴、これは出産後にも役立ちます。大切な赤ちゃんを抱っこしてあるきますからやっぱり転倒してはいけないのです。
このぺったんこ靴はとても歩きやすくて、ウォーキングなどには最適です。こんなに歩きやすいものなのか、と感心する日々を覚えています。


そして、お腹が大きくなるにつれ喜びと、スタイル悪化という悲しみが同時に押し寄せてくる日々が続きました。
今や、ハリウッドスターがお腹が大きくて目立つドレスでレッドカーペットを歩いている写真が掲げられて、「美しい。」とされていますが、その時にはそんなことを知りませんでしたから、お腹の大きさはスタイル悪化としか思えなかったのです。
友人たちは会うたびに目を見張ってお腹が大きくなったね、と驚きます。
嬉しながらも悲しい想いがやっぱりします。
太っている人に、ひとたび太ったね、といったように響くのです。
そんなときに、お姑さんが「もう少しよ。また素敵なワンピースも着られるわよ。」と勇気づけてくださいました。
スタイリッシュな生活と妊娠はすこしずつ離れていきます。
若かったですからわかりませんでしたが、それらは妊娠を希望している人たちのあこがれであって希望の姿なのでしょう。
でも若くて気が付きませんでした。
今では妊娠している歌姫の写真にあこがれますが、当時はそんな余裕はありいませんでした。
お腹が大きくなることを讃えられるたびに、太っているっていうなよな、という想いがしていたのです。
人の体系について言わないでよ、失礼じゃない、という感情が爆発してしまったこともありました。
妊娠されていない皆さん、私のような妊婦さんは、スタイリッシュな細い体にあこがれていますから、体のことを指摘するのはやめておきましょう。

妊娠中に驚いたことに、汗が多くなったことがあります。
今まで汗なんてほとんどかかなかったと言っても過言ではない私が、夏に歩いています時には汗が滝のように流れてくるのです。
そして、真夏、臨月を迎えるころに暑くてたまらなくて、「妊婦は体を冷やしてはいけない」と言われても、暑すぎて熱中症のように倒れてしまいました。
臨月は非常に暑いのです。
これは出産してからも続きます。
冬ならば温かくて良いでしょう。
しかし、夏の出産は暑さが体に答えます。
暑くて暑くてもう苦しい想いをしましたが、これは出産経験者の方はみんなご存知のようです。
「予定日は?」と聞かれて「八月末です。」と答えますと、皆さん、「暑いな。」とつぶやいていました。
その時になって、こんなに暑いのか、と驚きの連続です。
産後、さらに暑くなった時にも参りました。
希望が叶うのならば、真冬の出産がおすすめだと思います。
しかし、真冬に出産される方は、赤ちゃんの保温に気を使われて大変だという意見もあります。
車のエアコンも、夫が寒いから何とかしてくれ、とっても私は暑くて苦しいのです。
夫に後ろの席に乗ってもらい、エアコンに近い運転席には自分が座って自分で運転するという方法しかありませんでした。
なんて暑がりなんだ、と思われていたことでしょう。
夏の妊婦は暑さとの闘いです。
暑気あたりには注意が必要です。
この暑さ、授乳が終わるころに治ります。
妊娠は赤ちゃんが生まれるまでの貴重な時間です。
マタニティウエアや産後のパジャマなどは、二度と機会に恵まれない可能性もあります。実はもう一度着るだろうと考えて大事に取ってあったのですが、私は二人目不妊です。妊娠、出産の機会にしっかりと衣装も使用してしまいましょう。
お腹のふくらみをハリウッドスターのように美しくアピールして幸せを披露するという余裕があればよかったな、と今では思っています。

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