今日歯磨きした?なんか口が臭いんだけど・・・
こんなこと言われたらショックどころではありません。その日ずっと引きずってテンションは上がらないかもしれませんよね。
妊娠中というのは口臭がきつくなるリスクが上がるって聞いたことがありませんか?
妊娠すると様々な変化に対応していかなくてはならないのですが、口臭はエチケットでもあるし、ましてや今まではそんなことがなかっただけに自分でも驚いてしまいます。
今回は妊娠中に悪化しやすい口臭問題を特集していこうと思います。
妊娠中に口臭がきつくなる原因
- 女性ホルモンの影響
- つわりの影響
- ストレスの影響
- 唾液の減少
女性ホルモンの影響
妊娠する前と比べると妊娠中はホルモンバランスが大きな変化を起こします。すると口の中の唾液の分泌量が減ります。(中には唾液の分泌量が増える方もいます)
唾液というのは殺菌効果をもっているだけではなく、口臭を抑える働きもしてくれるんですね。唾液が少なくなると口の中は乾いた状態になり、雑菌などが繁殖してしまいどぶのような香りがしてしまうことも。
また口臭だけではなく歯周病などにもなりやすいしいいことはありません。
つわりの影響
つわりで口の中が不衛生になりやすいということをご存知でしょうか。
一見つわりと口臭にはかかわりがなさそうな感じもするのですが、もう少し詳しく説明していきます。
つわりは食べづわりをはじめ、どんな症状が現れるのかは個人差があるのですが、つわりがきつくて歯磨きをしないという方が増えているんです。
つわりというのはおおよそ妊娠15週目までの妊娠初期に現れるものなのですが、この時期に口の中に歯ブラシを入れると吐き気を催してちゃんとした歯磨きができないためというのが直接の原因です。
食べづわりによるプチゲロ(おえってなるやつねw)やつわりがひどいからなるべく口の中に何か食べるものを入れておくということは、食べカスや雑菌を口の中に増やしてしまうという行為でもあるので、歯磨きはしっかりと行いたいところです。
ストレスの影響
ストレスは妊娠中にたまりやすくなります。出産が終わった産後も育児や家事など時間がなかなか自由にならないためにストレスはたまりやすいのですが、このストレスが副交感神経の働きを阻害することになります。副交感神経は唾液の分泌にも影響を与えるため、副交感神経の動きが悪くなると唾液の量が減ってくるんです。
ストレス自体はホルモンバランスの乱れが原因となっているので、この時期はある程度しょうがない部分もあります。
妊娠中にできる口臭ケア
口臭ケアとしてできることはどのようなことがあるのでしょうか。
- 口を清潔に
- 十分な水分補給
- 食事の際はしっかりと噛む習慣をつける
- 歯医者にいく
この4つが基本的なケア方法となります。
口を清潔に
歯磨きは生活の中でも当たり前のことだと思いますが、歯磨きがしっかりとできていない方が多いのが口臭の問題になったりもしています。歯医者さんでも歯磨き講習などを受けたことがある方も多いと思いますが、歯の間の歯垢や歯と歯ぐきの間までしっかり磨くようにしましょう。
つわりなどで歯ブラシを口に入れると、おえっ!!てなるかたはデンタルリンスなどの液体歯磨きなどはどうでしょうか。完全ではないものの、殺菌効果や口臭予防などの効果もあるし、すっきり感もあるので気分もすっきりすると思います。
時間がなくてもうがいだけでもしましょう。
うがいは寝起きにするのがおすすめです。寝起きの口の中は雑菌がいっぱいの状態なので水分補給の前にうがいをするだけでも雑菌を減らすことができます。
十分な水分補給
口の中は乾燥しないように唾液の分泌を促すのですが、これは乾燥対策だけではなく消化をサポートしたり、雑菌を死滅させる為だったりと様々な理由があります。その唾液が少ない状態でもこまめな水分補給をすることで口臭予防としても有効だし、妊婦さんは免疫が低下したり、体の水分補給が大事だったりするので、余計に水分を補給したほうがいいんです。水を飲むことで口の中に残ってしまっていた食べカスを洗い流すという効果も期待できるので、積極的に水分補給をおすすめします!ただし、糖分の多いジュースなどは細菌の繁殖を助けることになるので注意しましょう。
妊婦さんはコーヒーのカフェインを抑えることが必要なのですが、コーヒーは口の中を酸性にして口臭につながりやすいことも一緒に覚えておきましょう。
食事の際はしっかりと噛む習慣をつける
食べ物をしっかりと噛みましょうって子供じゃないんだからと思われたかもしれません。しかし、食べ物を噛むということはとても重要なことなのに、最近の子供は噛む力がかなり落ちているんです。私たち大人もその傾向を受けており、噛む回数が少ないという方が多くなってきています。噛む回数や力が弱いと唾液はあまりでなくなったり、満腹度が浅かったり、消費カロリーが少なくなったりと特に女性にはいいことがありません。
つわりがつらい場合はゼリーなどでもいいと思います。唾液のためにキシリトール入りのガムなどおすすめです。唾液の分泌を促進するのと歯にいい成分が配合されているので、おえってなりにくいのと多少はストレス解消にもなりますw
歯医者にいく
歯医者に行くのは当たり前と思っている方も多いと思いますが、実は意外とあまり言っていない方って多いんです!仕事や家事が忙しくて今まであまりいけなかったという方も妊娠中にいってみてはいかがでしょう。
お住みの自治体によっては妊娠中の歯科検診が無料で受けれるところもあるようなのでぜひこのサービスは使っていきましょう。(詳しくはお住まいの自治体へお問い合わせください)
産後になってしまうと育児や家事でより時間が自由にならないので、妊娠中という時期は口臭対策としても虫歯や歯周病、歯肉炎などの口内環境を整えるのにとてもいい時期でもあるんですね。
口臭だけじゃない口内ケアの必要性
唾液の分泌量がへることで口臭だけではなく虫歯や歯周病、歯肉炎にも注意が必要になります。特に歯周病は歯ぐきの炎症が進行していくと、子宮収縮を引き起こし早産や難産のリスクを高めることになります。
唾液の量が減少することはストレスやホルモンバランスんい原因があるため、自分ではなかなかコントロールが難しいのですが、それを対処することは可能です。
エチケットでもある口臭対策は、妊娠中に対処していくことがとても重要なんです。