体にいいことで有名なチアシード。その効果や食べる際の注意点などを詳しく知っていますか?その中でも妊娠中の妊婦さんにとっては安全なのか、妊婦さんにおすすめな食材であると言われている理由は何かということまでご存知でしょうか。
妊娠中の妊婦さんにはチアシードがいい!その理由はこれだ!
チアシードを食べたことありますか?天然のスーパーフードで妊婦さんにはもちろん、そうでない方にもおすすめしたい食材なのですが、このページではその理由やチアシードの注目したい栄養の効果などを特集したいと思います。
チアシードってどんな食べ物?
チアシードは主に南米やオーストラリアなどで栽培されている果実の種です。
スーパーフードとしてテレビや雑誌に取り上げられたり、ミランダカーさんや芸能人、モデルさんが食べていると話題になって一気に知名度があがりました。
食物繊維やオメガ3脂肪酸、
またチアシードには、ブラックチアシードとホワイトチアシードの2種類があって、種の色で栄養価も違うという面白い特性を持っています。
ホワイトチアシードは水分を含むと膨張する特性がより表れていて、ブラックチアシードは水で約10倍膨張するところをホワイトチアシードは約14倍膨らむと言われているのでダイエット目的の方はホワイトチアシードがいいかもしれませんね。またホワイトチアシードはオメガ3脂肪酸と食物繊維もホワイトチアシードと比較すると多く含まれています。
ダイエットにも注目されているのは、水分を含むと約10倍も膨らむという特徴を持つため、腹持ちがよく、少量でも食べた気になる満腹感が得られると言われるためです。
妊娠中の妊婦さんは急激な体重増加は避けなくてはならないため、体重のコントロールにもいいと言われています。
妊娠中の妊婦さんがチアシードを食べてもいいの?
水とチアシードがあれば人間は生きていけると言われるくらい栄養の宝庫であるスーパーフードのチアシード。
結論から言えば、妊娠中の妊婦さんがチアシードを食べても大丈夫です。
この先に詳しく説明しますが、むしろ妊婦さんにはチアシードを積極的に食べてもらいたい食材の一つなんです。
妊娠中はつわりをはじめ、食事での栄養摂取が難しいタイミングがあります。仕事をされている方は付き合いや忘年会、新年会などの仕事上のお付き合いもあるでしょう。そうでなくても疲れて外食にしたり、惣菜などで済ませる場合もあると思います。いつでも栄養を意識して健康食を食べ続けるというのも難しく、かえってストレスになってしまうという方もおられるのではないでしょうか。
そういった場合、チアシードなどのスーパーフードは少量でたくさんの栄養素を摂取できるので、カロリーコントロールと栄養管理に優れているんですね。
チアシードの注目したい効果
スーパーフードとまで言われているチアシードの注目したい効果を見ていきます。妊婦さんとお腹の中の赤ちゃんにとてもいいと言われている証拠をご覧ください。
- オメガ3脂肪酸
- カルシウム
- 食物繊維
- 豊富なミネラル
この4つがチアシードが注目されている理由でもあるんです。
オメガ3脂肪酸
妊娠中は妊婦さん自身の身体とお腹の中の赤ちゃんを守る必要があります。しかし、妊娠すると赤ちゃんを体が異物だと認識しないようにするため体の免疫機能は低下し、他の病気やウイルス、細菌などに対しての耐性も低くなっています。
チアシードで一番効果が注目されているのがオメガ3脂肪酸という青魚など脂肪の多い魚や甲殻類など一部の食材にしか含まれていないもので、EPAやDHA、ALAという種類が存在します。
そのオメガ3脂肪酸は1日で1.6~2.4グラム必要だと言われているのですが、チアシードはその必要量を大さじ1杯で摂取できるというすごく魅力的な効果があるんです。
オメガ3脂肪酸は皮膚炎などを防いだり、死因リスクを低下させたりといいことだらけの栄養素なんです。妊娠中の妊婦さんにおすすめしたい理由は免疫機能低下しているからこそ、オメガ3脂肪酸を健康のために摂取してほしいんです。
カルシウム
カルシウムは妊娠中の妊婦さんは積極的に摂取したほうがいいとされる栄養素です。
厚生労働省は1日の必要なカルシウム量を15歳から69歳の女性の場合650ミリグラムだと言われています。それに対してこの年代の女性は130~160ミリグラム不足していると言われています。https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-02-007.html
つわり初期などで食事が食べられないとか、食事量が減ってしまったという場合、カルシウムも不足してしまいます。
チアシードには豊富なカルシウムが配合されていて、食事の量自体を増やすことなくカルシウムを摂取できるのはとても大きなメリットになります。
カルシウムは小魚などから摂取しましょうというアドバイスを聞いた方もおられるかもしれませんが、実は小魚からのカルシウム摂取は吸収効率が悪く、その数値としても10~50%程度といわれています。すべての必要になるカルシウム摂取量を一つの食材化r頼るのではなく、様々な食材から摂取することがおすすめで、そういった中でチアシードは有効な選択手段になりそうですね!
食物繊維
女性は食物繊維が足りていなくて便秘になりやすいというのは多くの方が知っていると思いますが、妊娠中になるとホルモンの影響で腸の蠕動運動が低下して、便に含まれている水分量も減少するというダブルパンチの形でより便秘になりやすい状況になります。
通常1日に必要になる食物繊維はキャベツ1個分である約18グラムといわれています。それがチアシードでは約大さじ1杯でカバーできるのもメリットが大きいですよね!
豊富なミネラル
妊娠中の妊婦さんは貧血になりやすいと言われています。おおよそ30~40%の妊婦さんが貧血になるくらい妊娠というのは体の血液が胎児のために必要になるんです。
もう少し詳しく解説すると、お腹の中の赤ちゃんには血液を通して酸素や栄養が送られるためと、出産時に出血をするために備えて多くの血液が必要となります。そのため血液が足りなくなり全体的に薄まって、貧血を起こしやすい状態になってしまうんですね。
妊娠中の貧血の多くは鉄欠乏性貧血で、貧血の症状であるめまいやたちくらみなどが起こって転びやすくなるため、赤ちゃんのためにも注意が必要になります。
チアシードには貧血の予防や改善に必要となる鉄や亜鉛、マグネシウムなどのミネラル成分が豊富に含まれているんです。
チアシードを食べた方の口コミ
妊婦さんがチアシードを食べる際に注意したいこと
ここまでみていくとチアシードって本当にいいものだなぁ、すぐに購入して食べなきゃって思うかもしれませんが、少し落ち着きましょう。
チアシードは確かにすごいスーパーフードだと思います。しかし、人気がある食材であるがゆえに多くのメーカーから商品が発売されています。
お腹の中の赤ちゃんのためにも健康的な食材を選ぶというのは重要ですが、どのチアシードを選ぶかにも注意を払ってもらいたいんです。
というのも、チアシードは基本的に海外産の中南米またはオーストラリア産が原産国となっているものがほとんどです。海外産のものが悪いと言っているわけではなく、農薬のチェックをしてもらいたいんです。
日本の食材ならば残留農薬や放射能測定など食品にはしっかりと検査があります。しかし海外産の食材はその検査方法も様々なものだったりするので、できればオーガン一句認定やJAS認定といった一定の基準を満たしたもので、検査合格した製品を選ぶことが自分の為と胎児のためになるはずです。
また、チアシードは確かに栄養面ではとても魅力的なのですが、同時に意識したいのが水分補給です。栄養に意識が行くと水分補給が足りないってことが意外に多くあるんです。チアシードは水分で膨らむ特徴があるため、水分が不足すると体内の水分を奪ってしまいかねません。
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