みなさん納豆ってどのくらい食べますか?
製品で様々な種類の納豆がスーパーにも販売されていて手軽に毎日の食卓に栄養を摂取できる食品としても重宝されるのですが、妊娠中の妊婦さんでも大豆製品である納豆は体にいいのでしょうか。妊婦さんが納豆を食べる際に注意することなどはあるのでしょうか。
特に出産間近の妊婦さんには納豆が欠かせないって本当?
納豆はスーパーでも安く買うことができ、庶民の味方的な食材でもあります。
同時に栄養満点のイメージもあるのですが、具体的にどんな栄養や効果があると言われたら困ってしまいますよねw
そこで特に妊娠中の妊婦さんにおすすめしたい食材でもある納豆を今回はクローズアップして特集したいと思います。
納豆に含まれる栄養はどんな効果があるの?
納豆には多くの健康に関する栄養が含まれていて、妊娠中の妊婦さんにとっても必要な栄養を豊富に摂取できる日本らしい食材であるともいえます。
そんな納豆にはどんな栄養素が含まれているのでしょうか。
- イソフラボン
- ナットウキナーゼ
- 納豆レシチン
- 葉酸
- カルシウム
- 鉄分
- オリゴ糖
- ビタミンK
- ビタミンB群
代表的な栄養素を箇条書きであげてみました。
これらが納豆に多く含まれる栄養素といえるでしょう。納豆はメーカーや種類によっても栄養は異なったりもしますが、基本的にこれらの栄養素はほとんどの納豆に含まれるものになります。
イソフラボン
納豆は大豆製品ですので納豆の中でも女性に一番注目されやすい栄養が、このイソフラボンになるのではないでしょうか。
女性ホルモンに似た働きをするため、更年期の女性だけではなくPMS(月経前症候群)やPMDD(月経前不快気分障害)などにもイソフラボンが有効だと言われています。
PMSやPMDDに関しては、後日詳しく記事で説明していきますね。
そのくらい妊婦さんじゃなくてもイソフラボンは女性にとっては大切になる栄養素と言えます。
イソフラボンは女性ホルモンを増やす働きが注目されますが、同時に骨を強くするという働きも併せ持つため、高齢者や妊婦さんにも重要なポジションとなる栄養素なんですよ。
ナットウキナーゼ
最近になってこのナットウキナーゼという言葉が耳にするようになっていませんか?ナットウキナーゼという栄養素は、納豆にだけ含まれているもので、納豆を混ぜた時にできるネバネバに入っているタンパク質分解酵素を言います。
一般的にはナットウキナーゼは血液をサラサラにする効果が注目されているのですがそのほかにも多くの効果があるんですね。
- 認知症の予防
- 動脈硬化、心筋梗塞の予防
- 脳梗塞の予防
- 血中コレステロール、中性脂肪を抑える働き
- 活性酸素を抑える(血管や細胞の老化を防ぐ)
- 腸内環境を整える
このようにあげていくとやはりナットウキナーゼがサプリなどにもなるのも納得ですよね。
納豆レシチン
納豆レシチンには体の中にたまっていく老廃物を排出するデトックス効果が期待されています。
葉酸
妊婦さんや妊活中の女性に必要といわれている葉酸も納豆には含まれることをご存知でしょうか。葉酸自体はビタミンB群に属する栄養素で、胎児の成長に欠かすことができません。産後になっても必要になる栄養素という意味においてもぜひ進んで摂取していきたいものですよね。
必要量すべてを食材から摂取することは難しいため、サプリメントで摂取することが進められているのですが、やはり納豆をはじめとした食材からも摂取したいものです。
カルシウム
女性は骨粗しょう症になりやすいと言われているのですが、妊娠中の妊婦さんもカルシウムの摂取は欠かせません。
妊婦さんの骨や歯などに必要になるだけではなく、神経の伝達、筋肉の収縮、血圧上昇を抑えるなど骨粗しょう症だけではなく神経の興奮の抑制、高血圧、認知障害、関節症などを防ぐためにいるんですね。
また、同時にお腹の中の胎児の骨などの組織を作るためにも必要となるため、妊婦さんが意識して摂取しなければならない栄養素の一つです。
ただし、カルシウムというのは吸収率が悪い栄養素でもあるので、単体で摂取するより、マグネシウム、ビタミンD、ビタミンCと一緒に摂取することで吸収率が上がり、全体的に栄養のバランスもよくなるといってもいいと思います。
鉄分
妊娠すると体の中の血液の量が一気に増えるために鉄分が不足して貧血になりやすい妊婦さんもとても多くなっていきます。そのため鉄分も摂取しておきたい栄養素なのですが納豆は鉄分の補給としても優秀な食材なんです。
妊娠に関わらず女性は鉄分が不足している方が多く、健康のためにも納豆を見直してみませんか?
オリゴ糖
腸内環境を整えることを考えた時に食物繊維と同じくらい思い出すのがオリゴ糖などではないでしょうか。最近では様々な食品にオリゴ糖を配合しているものが登場するほど、体にひつようとなる栄養素であるともいえます。
ホルモンバランスや運動不足によっても妊娠中の妊婦さんは便秘になりやすく、納豆に含まれているオリゴ糖も見逃すことができません。
ビタミンK
ビタミンKは赤ちゃんの出血を抑えるためにも必要となる栄養素です。
亜赤ちゃんの出血というと少し驚かれるかもしれませんが、出産する際に赤ちゃんは産道を通って出るのですが、狭い道なので頭蓋骨内や消化管の出血の予防としてもおすすめできるんです。
よく出産間近の妊婦さんは納豆を積極的に食べるべきだよと言われているのはこのあたりに所以があるんですね。
ビタミンB群
ビタミンB群は細胞の成長、再生、活性化に効果があると言われている栄養素で、体の疲労も改善して、皮膚、髪の毛、爪などの体組織を再生するためにも必要といわれています。
ビタミンB群は過剰摂取したとしても尿の中に溶けて排出されるため、不足するよりも多めに摂取しておきたい栄養素です。
納豆を食べる際の注意するポイント
ここまででたくさんの栄養素を摂取できて、特に妊娠中の妊婦さんには納豆っていいんだってことを説明してきましたが、逆に食べる際の注意するポイントはないのでしょうか。
まずは納豆は大豆製品の一つなので大豆アレルギーの方は注意しましょう。
妊娠中の妊婦さんは免疫機能が低下するのでアレルギーなどの症状には注意しなければなりません。妊娠前は大丈夫でも免疫機能が低下しているおかげでアレルギー症状が現れることもあります。
次に食べ過ぎに注意するということでしょうか。
妊娠初期でつわりがきつくてなかなか食事が満足に取れないというような時期で納豆の栄養価がいいと言っても納豆ばかり食べているとカロリーオーバーになったり栄養の偏りにつながってしまいます。納豆以外の栄養素も妊娠中には重要になるためなんですね。
納豆の栄養を効率的に摂取する方法
納豆は様々な種類のものが販売されているのですが、先ほど説明したように栄養素としても妊娠中の妊婦さんにはぜひたくさん食べてもらいたい優秀な食品と言えます。
その納豆の栄養を効率的に摂取するというと少し大げさかもしれませんが、些細なことでも妊婦さんはいい出産をしてもらいたいということで、この項目を考えてみました。
- 加熱しないこと
- 賞味期限に近いほうがおすすめ
- 添加物の少ないオーガニックのものがおすすめ
加熱しないこと
通常納豆をご飯の上にのせて食べることが多いと思いますが、納豆を使った多くのレシピがあり、各家庭で納豆を使ったオリジナルレシピがあるという方もおられるかもしれません。
ここでは妊娠中の妊婦さんの栄養面で考えると加熱せずにそのまま食べることをお勧めします。
これは納豆に含まれる栄養素であるナットウキナーゼが熱に弱いという性質を持つためなんですね。
ナットウキナーゼは温度にして約70℃あたりでナットウキナーゼの効果が発揮しにくくなると言われています。
賞味期限に近いほうがおすすめ
納豆は発酵食品です。基本的に食材というのは新鮮なうちに食べてしまう方がいいのですが、納豆は発酵食品なので発酵が進むと栄養も効果も高くなると言われているんです!
基本的にスーパーなどで安売りされている主婦にありがたい納豆で、買ったらすぐ食べちゃうという方も多いと思いますが、妊婦さんが少しでも栄養価をアップさせることを考えると少し発酵させるといいかもですね♪
ただし、賞味期限を過ぎると少し心配なので注意してくださいね。
添加物の少ないオーガニックのものがおすすめ
納豆はスーパーの売り場で見ても様々な種類が販売されていますよね。
妊娠中の妊婦さんは自分の身体はもちろんですが、お腹の中の胎児のためにも食の安全にはこだわりたいところです。
納豆の中では添加物のあまり使われていなくて、できる限り製法もオーガニックにこだわっているものなどがおすすめです。
納豆が苦手な人でも食べられるレシピってどんなのがある?
どんなに栄養がいいよと言っても納豆が嫌いな方もおられるはず。
よく関西人は納豆が嫌いと言われますが、関西の方でも納豆は好きな方もおられるし、嫌いな方もおられますw
納豆が嫌いと言ってもそれが妊婦さんならここまで説明してきた栄養素やその効果は見過ごせないはず!
そこで納豆が嫌いな方でも食べられるレシピってどんなものがあるのか考えてみました。まず考えるべきことは納豆の匂いが嫌いな方と、ネバネバするところが苦手な方の2パターンがあるというところから考えてみました。
納豆のネバネバが苦手な方の場合
ネバネバが苦手な方はネット上で調べると納豆を洗うというとんでもない手段を発見しましたw
そこまでして納豆を食べなくてもw
でも栄養は見逃せないので、考えているとごまとか鰹節を混ぜるとあまりネバネバしなくなるということを発見。大根おろしなども加えてさっぱりさせると納豆のイメージも変わってくると思いますよ。
納豆の匂いが苦手な方の場合
たぶん納豆の苦手な方の多くの理由が臭いにあるのではないでしょうか。
納豆が好きな方はあまりアレンジをすることがないかもしれませんが、実は納豆はアレンジがたくさんある食材でもあります。
その中でにおいを気にならなくなるもので考えると、キムチと卵黄、ごま油を混ぜるというものがありました。これ実際にやってみると納豆の匂いがしません!しかし、わたし自身は納豆が好きなので嫌いな方は敏感だと思います。
しかしぜひやってみてもらいたいんですね。
他にもネギや大葉などの薬味を大量に入れるとにおいをおさえることになるし、さっぱりする、そしてマヨネーズを入れてマイルドにする方法や、にんにく、梅干しなどにも納豆は合うのでぜひ自分でも食べられるレシピを探すのも、優れた栄養素を考えるといい選択肢になると思いますよ!
納豆とダイエットの関係
納豆は健康食品なのでダイエット中にもよく食べられるのですが、実は納豆は様々な種類があるのですが、多いものは100グラム当たり150~200キロカロリーもするものもあるくらい意外とカロリーの高い食品なんです。
もちろん通常の納豆のパックは50グラム未満のものがほとんどなので、そんなに考えなくてもいいのですが、食べすぎには注意が必要となります。
確かに納豆には多くの栄養素が含まれているのですが、納豆だけではなくバランスのいい食事の中に納豆を加えることが重要になるんですね。
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