このブログでも何度かもち麦を取り上げ、その栄養価やダイエットにも応用可能だということを記事にさせていただきました。
そんな中でもち麦ごはんでお腹を下して下痢になってしまったという方がコメントを下さいました。
もち麦ごはんは食物繊維も豊富で便秘にいいとしても、逆にお腹を壊してしまったというとなぜだろうと思った方も多いと思います。
今回はもち麦ごはんを食べて下痢になった原因やその対処法などを一緒に見ていこうと思います。
また下痢ではなくおならが出るようになったという声もいただいているので、そちらも合わせてみていきたいと思います。
お食事前などにこの記事を読んで気分を害された方がいらしたら申し訳ありません。
しかし、このようなことでも悩んでいる方からしたら本気の悩みなのでわたしなりにしっかりと記事にさせていただきました。
体にいいもち麦ごはん、わたしには効果がないどころか下痢やおなら?
テレビにも多く特集されるほど体にいいと言われるもち麦ごはん。便秘の解消やダイエットに効果があると言われるたびに、スーパーの棚からもち麦が消えるというくらい人気の商品になっています。
そんなもち麦ごはんでダイエットや便秘解消に効果がないどころか、下痢やおならが良く出るようになったという口コミがあるのをご存知でしょうか。
なぜそんなことになるのかその原因や対処法を考えてみました。
もち麦で下痢になってしまった原因
便秘がすっきりしたという口コミも多いもち麦の効果。しかし、逆に下痢になってしまったという方はなぜそうなったのでしょうか。
考えられる原因は
- 食物繊維の摂りすぎ
- もち麦の成分であるフルクタンが原因
- アレルギーの可能性
- 消化不良
この4つが原因として考えられるんです。
食物繊維の摂りすぎ
食物繊維は健康のためにも必要な栄養素なのですが、食物繊維を摂取しすぎるとかえって腸内環境を悪化させて下痢をする可能性があるんだそうです。
現代の日本人に不足しがちな栄養素としても知られている食物繊維ですが、ただ食物繊維を多く摂取するだけで腸内環境が整うというわけではありません。
食物繊維というのは水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の2種類が存在します。水分に溶けやすいものとそうではないものというのが分かりやすい説明なのですが、不溶性食物繊維と水溶性食物繊維を2:1の割合で摂取することが理想といわれています。
もち麦ごはんで注目されているのが大麦βグルカンという水溶性の食物繊維。水に溶けやすく、糖質の吸収を抑えたり、食べ物をゲル状に包み込むので血糖値の急上昇を抑えたり、便を柔らかくしたりするのですが、接種しすぎるとお腹が緩くなって下痢にもつながる可能性が出てきちゃうんです!
もち麦の成分であるフルクタンが原因
牛乳を飲むとお腹が緩くなって下してしまうという経験がありませんか?これは日本人に乳糖不耐症の方が多くおられ、その原因としてフルクタンという成分が関係していると言われています。
フルクタンというのは乳製品に含まれる乳糖や果物に含まれる果糖、小麦や大豆、ごぼうなどにも含まれるもので、小腸で分解することができないため大腸では分解するために多くの水分を使って薄めていくため、下痢につながってしまうというものなんです。
多くの水分で薄めることによって分解できるかできないかは個人差があり、腸内環境の分解酵素の働きや腸内の菌類の活性化の問題など多くのことが関わり、下痢になるかしっかりと分解できるのかに分かれるんですね。
アレルギーの可能性
そんなに多くはない可能性なのですが、様々な工夫をしてももち麦ごはんで下痢が続くようならアレルギーの可能性が残っています。
病院などでアレルギー検査もしているので、一度この機会に調べてみてもいいかもしれませんね。
消化不良
もち麦ごはんの魅力の一つでもあるプチプチとした食感。中には少し硬いと感じる方もいたり、食事の際にあまり噛まずに食べる方もおられますが、そういったことが続くと消化不良につながってしまいます。
もち麦で便秘になってしまった、おならが増えてしまった原因
もち麦ごはんをダイエットや健康のために食べるようになったという方で、食べるようになってからおならがでるようになったという口コミもあるようです。
正直、悩みはなかなか話せないし、女性なら余計に内緒にしておきたいもんですよね。
しかし、そんな声も拾って少しでも解決できたらと思います!
実はこの現象の原因は、先ほど説明した下痢の原因とほとんど同じなんです。
お腹を下して下痢として表れるのか、その消化吸収の過程でおならとして出ちゃうのかの違いです。
腸内環境の悪化によって、腸内で悪玉菌が増えて、有害物質を作り出しそれがおならのもととなるガスになったり、体臭の原因となり血液に乗って毛穴から出るようになるんです。
もち麦で下痢やおならをしないためにできること
ではもち麦ごはんで下痢をしないためにできることはなんでしょうか。
- よく噛んで食べること
- 体に合わない可能性があるためいったん止める
- 調理方法を変えてみる
- 食べるタイミングを変えてみる
よく噛んで食べること
もち麦ごはんはプチプチとした食感が好まれたり、味が気に入ったという方も多く、ついついたくさん食べるようになると、噛む回数も気にしなくなってしまいがちです。よく噛むというのは消化不良を防ぐだけではなく、消費カロリーにもなるし満腹感にもつながるため、健康にもダイエットにもいいんですよね。
子供のころから食べ物はよく噛んで食べなさいと言われて育ったと思いますが、今一度自分の食べ方を見直してみてはどうでしょうか。
体に合わない可能性があるためいったん止める
体が弱っていたり、腸内環境が悪化していたりするともち麦をしっかりと消化することができない場合があります。
調理方法を変えてみる
もち麦がすくだということで、お米ともち麦を混ぜず、もち麦だけで炊く方もおられます。体と相談してお米を混ぜるようにしたり、水に浸す時間を長くしてもち麦自体を柔らかくする努力もしてみてはどうでしょうか。
通常のお米も実は季節で炊飯前に浸す時間を変えるのが大事といわれるように、もち麦ごはんも夏は1時間、冬は2時間くらい水に浸すようにすると硬さが全然変わってきますよ。柔らかくすることで消化を助けることになったりして下痢の予防にも繋がります。
食べるタイミングを変えてみる
一般的によるというタイミングは消化エネルギーが弱まると言われています。もち麦でお腹を壊してしまう場合は、もち麦ごはんを食べるタイミングを朝や昼に変えてみてはどうでしょうか。
また食事の際には最初にもち麦ごはんに手を出すのではなく汁物や野菜類、タンパク質などのおかずなどを食べてからもち麦ごはんに手を出すと胃にそんなに負担を与えることが少なくなるはずです。
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