不思議なヒクヒク感
私が一人目を妊娠したころ、
お腹の中が毎日のようにヒクヒクと
痙攣するようになりました。
確か、妊娠8か月が過ぎた頃で、
お腹も大きくなっており、
初めはその痙攣が何なのか、
全くわからなかったのです。
その為、検診の際に
医師にその事を相談してみたのですが、
私の伝え方が悪かったのか、
なぜ痙攣しているようになるのか
原因がわからず、
定期健診でも異常がない事から、
そのまま帰宅する事が2回ほどありました。
それでも、何度もお腹の中で起きる痙攣。
気になって仕方がなかったのですが、
お腹をさすると治まる事も多く、
また、気にしないでいると
いつの間にか治まっている事も多かった為、
いつしかあまり気にしないようになっていました。
お腹の中の赤ちゃんが…?
そして、臨月に入った頃。
もう私のお腹はパンパンで、お腹の皮が弾けそうなほど。
その頃になると、お腹の外から見ても、
その痙攣が分かるほど大きくヒクヒクし始めていたのでした。
もう心配で心配で仕方がなくなった私は、
病院で一生懸命その事を伝えると、
そこで医師に言われた事は、
「あ~、お腹の中で、赤ちゃんがしゃっくりしてるんですよ。」
と言う一言。
「え?しゃっくりですか?赤ちゃんが?」
と聞きなおすと、
「そうです。お腹の中の赤ちゃんもしゃっくりするんですよ。
だから、何も心配する必要はありません。
気になるようなら、優しくお腹をさすってあげてくださいね。」
と言われたのでした。
しゃっくりだったという理由がわかって、
スッキリはしたものの、
お腹の中で赤ちゃんがしゃっくりするなんて、
不思議で仕方なかった私。
それでも医師の言う通り、
赤ちゃんのしゃっくりが始まると、
辛いだろうと思い、
お腹を優しくさすってあげました。
生まれた我が子はやっぱり
そんな妊娠生活を終え、
無事に生まれてきてくれた我が子。
そんな我が子は、やはり生まれてからも、
しゃっくりの多い赤ちゃんで、
やっぱりお腹の中でも、
しゃっくりをしていたんだなあ、と実感したのでした。
初めての妊娠で、お腹が痙攣するなんて、
何事かと本当に心配しましたが、
結果は赤ちゃんのしゃっくり。
まさかと思う理由でしたが、
お腹の中で無事に育っている証拠と言う事で、
今となれば、
そのしゃっくりで起きていたお腹の痙攣も、
愛おしいと思うほどです。
確かに痙攣がなければなしで、
お腹で何かあったのではないかと
心配になって仕方がない事も多く、
私の場合は、
このしゃっくりが赤ちゃんからの元気なしるしだったな、
と思っています。