私が妊娠中に起きたハプニングとして一番印象に残っていることは、ウォーキング中の破水です。
妊娠をきっかけに食欲が一気に増した私は、医師から厳しく怒られてしまうほど、体重が増えてしまいました。
食べ悪阻だった為、初期の段階で3キロも太り、安定期に入った頃にはすでに10キロも増えてしまったのです。
「妊娠したら2人分食べてもOK!」と祖母から言われていたので、我慢なんかしないで好きなだけ食べるようにしていました。
しかし、「このままだと難産になり、母子ともに危険になる可能性が高まる。」と医師から言われた時にかなりショックを受けました。
安定期に入りウォーキングを義務付けられた私は、1日1時間しっかりと歩く習慣をつけました。
”一度決めたらやり遂げないと納得いかない”そんな頑固な性格の私は、雨が降った日も身体がだるいと感じた日も欠かさずウォーキングをするようにしていました。
9ヶ月に入り、お腹もだいぶ大きくなった頃のことです。
私のこの頑固な性格が仇となってしまい、大変なことが起きてしまいました。
妊娠生活にもすっかり慣れ、ウォーキングを続けたお陰で体重の増加は止まっていました。
体重の変化がないことを医師からほめられて嬉しく感じ、更にストイックにウォーキングの距離を伸ばし、毎日ひたすらウォーキングをしていました。
当時は赤ちゃんのことをあまり考えず、自分のことばかり考えていたのかもしれません。
「歩くことで体重はキープできるし、医師からは怒られることはない。」こんな考えを持っていました。
その日は、お腹が張る感覚があったのですが、「歩いていたら治まるだろう。」と安易な考えもあり、いつも通りウォーキングに出かけました。
しかし、ウォーキングをしたからって治まるわけもなく、お腹はどんどん痛くなっていきました。
そしていきなり破水してしまいました。
ドバ~ッ!と流れる液体をながめ、パニックになってしまう私。
私は田舎に住んでいる為、ウォーキングコースは田んぼ道。
何かあっても誰にも頼ることができません。
運よく携帯は持ち合わせていたので、すぐに義両親に電話をかけ車で迎えに来てもらいました。
たまたま義両親が近くにいたのですぐに対応できましたが、もし電話が繋がらなかったらと考えると恐ろしいです。
結果的に病院で帝王切開にて出産しました。
まだ9ヶ月だったので早産となり赤ちゃんは小さめでしたが、何事もなく元気に育っています。
今その時のことを振り返ると、無理をしてウォーキングに行かなければ予定日頃までお腹にいさせてあげられたのかもって思います。
頑なに頑張ることも良くないことを妊娠中に学び、育児は息抜きをしながらのんびりやっています。