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体験談

妊娠中の悩みを吹っ切った行動、考え方

これから子供がほしいなと考えている方、結婚はしていないけれど、いずれはママになりたいなと思っている方、そして、妊娠がわかって今まさにマタニティライフが始まった方。
はじめに言ってしまいますが、マタニティライフ、絶対に1度は「辛い思い」をします!

妊婦と赤ちゃん
脅してしまってすみません、けれど決してそれはマイナスなことではありません。
妊娠すると自分が母親になるために、体と心に変化が起きて不安定になり、悩み事が沢山出てきてしまうのです。
私は超がつくほどの楽天家でマイペースでだらしない性格です。
妊娠がわかり、夫と抱き合いながらよろこび、ママ雑誌に出てくるようなマタニティライフを過ごすんだろうなぁとキラキラ思い描いていました。
しかし現実は違い、こんなおおざっぱな私ですら精神的に落ちてしまう時期がいくつかありました。

今回はその中でも「つわり期」と「妊娠後期」に訪れる悩みと、それを吹っ切った解決方法をお伝えします。

私が落ち込んだ2つの時期と解決法

つわり期

妊娠して最初に精神的につらくなるのがこのつわり期です。
よくドラマで「オエッ…!」ってやるシーンを見ます。
つわり期は本当にあんな感じになります。つわりが軽い方もいますが、ほとんどの方につわりがくると思っていて良いと思います。
食べたいものを食べられないストレス、なのにごはん支度をしなければいけない苦痛、仕事もまだまだ休めない時期。
私お母さんになるのにこんなことでへこたれて…。
お金もたくさん蓄えなきゃいけないのに…。
こう悩んで、枕を濡らすこともありました。
24時間吐き気に襲われるのが1・2か月続き、私の精神はすりきれていました。
しかしそんな時こそ「甘える癖」を鍛える良いチャンスなのです。

正直、おなかが大きくなって子供が生まれたら、1人の力だけではどうにもできないことが沢山あります。
そんなときに「お願い、助けて」とすぐに言えないと、自分の首をどんどん絞めることになります。
つわり期はこの「甘える癖」を鍛える良い時期だと思ってください。
つわり期に悩むことは、あなたが立派にママになっている証拠なのです。

そして私はその悩みを解決するために、以下のことを実行しました。

・夫 → 食事は作れないから自分の食べたいものを買って帰ってきてもらう。ついでに自分が食べれるゼリーなども買ってきてもらう。その分おこずかいを少し上乗せしてあげる。つわりがどういうものなのか、いかに辛いものなのかしっかり学習してもらう
・職場 → つわりがあることを上司に伝え、体に負担のない業務にしてもらう。

育児は周りに協力してもらうことが重要です。
そしてその相棒になるのが、「夫」です。旦那さんはあなたの体の変化に戸惑うことでしょう。
あなたも最初は旦那さんを頼ることをためらうかも知れません。
しかし旦那さんを頼ることこそが、このつわり期の悩みを解決する最重要ポイントと言っても過言ではありません。

男性に「察して」は通じません。
旦那さんに何ができるか、何をしてほしいか、何ができないかを明確に伝えましょう。
辛そうな素振りを見せるだけでなく、「○○で辛い。だから○○を手伝ってほしい。」と伝えてあげるのが大事です。
そして職場にも遠慮せず配慮をしてもらいましょう。会社は女性を雇う以上、社員が妊娠・結婚することも想定して業務を回すのが義務です。
なので、遠慮せず上司に相談し、自分ができる業務を中心に出来るよう交渉してみましょう。
私はこのようにして家族・職場に助けられ、つわり期を乗り越えました。
不思議とつわりをオープンにしたほうが「大丈夫?もうすぐ治るから頑張ろうね」と声をかけてもらったり、夫と協力して家事をこなすことで絆も深まりました。

つわりでブルーになったときは1人でグルグル考えずに、「助けて欲しい」を口に出す練習をしてみましょう。

妊娠後期

次に精神的にドーンと落ちてしまうのが、妊娠後期です。
働いている方は、産休に入る時期でもあります。
この時期になってくると、おなかもはち切れそうになって息も苦しくなってきます。

しかし必要なものをそろえたりして、何かと忙しい時期でもあります。
そうなるとまた体と心のバランスが崩れ、精神的に落ちてしまうのです。
私もこの時期は急に泣き出したりしていました。
体は辛くて横になってばかり…。それなのに調べなきゃいけない手続きは沢山あるし…。
しかしそんな時、病院の先生から教えられたことばで救われました。
それは次のことを意識して過ごせ、ということでした。

・のんびりするのが今の仕事と思う。
・ものを集めるのは生まれてからでも遅くない。

自分は双子妊娠ということもあり、妊娠後期はトイレに行くのもお腹が張って痛かったです。
主人が仕事から帰ってくるまで、ずっとベッドにいました。
そうすると孤独感が沸いて、社会から切り離され自分が1人ぼっちのような気がしてくるのです。
ずっと寝ているのも罪悪感が沸きました。
世の中には後期になっても活発に動いているお母さんもいるのに…と自分も責めたりしました。
そんなとき私の担当のお医者様が「あなたの今の仕事はお腹の中で子供を育てること。それ以上はない。体がつらいときは子供がつかれているというサイン。寝てるのが仕事。」と言ってくれました。
その瞬間、なんだか許されたような、ホッとした気持ちになったのを覚えています。
それからは、体がつらくて横になっても「あ、赤ちゃんも苦しいんだな。休まなきゃ」という気持ちで過ごすことが出来ました。

そして生まれる前に、ベビーグッズをあれこれ揃えておきたい気持ちもありました。
しかし、生まれた後絶対に使うものは、服とガーゼとオムツと哺乳瓶とミルクと哺乳瓶洗浄に使う道具くらいです。
私は自動でゆれるローチェアを買いましたが、子供が嫌がり物置に直行しました。
またおしゃぶりも嫌だったようで使いませんでした。
勢いあまって最初に沢山揃えて、使わなかったものが結構あります。
育児していきながら、「あ、これ必要だな。」と思うものを買っていったほうが絶対に良いです。
お腹が大きいうちに無理に外に出て買い物をしようとせず、ゆっくり体を休めてください。
それがママとしての「仕事」なのです。

おわりに

いかがでしたでしょうか。
私は妊娠期沢山いろいろ悩んでいましたが、今となってはそれも良い思い出です。
妊娠は人それぞれ辛いことが出てきます。
しかしそれは確実にあなたが立派なママになっているという証拠なのです。
決して落ち込まず、自分を責めず、辛いときはすぐに休んで、周りにどんどん助けを求めてくださいね。

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