マタニティマークは、公共の場での妊婦の安全や快適を確保するための画期的なアイテムです。
しかし、実はガルちゃんなど色んなスレッドではマタニティマークなんか怖くてつけられない!といった声が非常に多いんです。
本来危険を伴わないはずのマークにもかかわらず、なぜ多くの妊婦さんがマタニティマークをつけることに抵抗があるのか疑問ですよね・・・。
ここでは、マタニティマークの基本情報を見ていくと共に、多くの妊婦さんがマタニティマークを付けない理由を見ていきたいと思います。
妊娠中にマタニティマークを付ける意味
既にご存知の方もいらっしゃれば、マタニティマークについてなんとなく知ってはいるけれども詳しくは知らないと言う方もいらっしゃるかと思います。
ここで簡単にマタニティマークをつける意味や基本的な情報を、簡単におさらいしてみたいと思います。
マタニティマークをつけるかたのほとんどが妊娠初期のままさんであると言われています。そんな妊娠初期と言うのは、赤ちゃんの成長はもちろんですが、お母さんの健康や安全に特に気を使いたい大切な時期になります。ですがお腹が大きく膨らむ時期でもないため外見からはなかなか見分けがつきません。
電車の中でなかなか席に座れない、タバコの煙が気になるなどといったように妊娠初期の妊婦さんには様々な苦労があると言われています。
そこでマタニティマークを身に付けることで公共の場などで周囲の方に自分が妊婦であることを伝えることができます。
そうすることで社会全体で妊婦さんが安全に快適に過ごせるように確保するようにしましょう。
というのがマタニティマークの狙いです。
なぜ多くの妊婦がマタニティマークをつけないのか
先程の説明だけ見ると、マタニティマークをつけることで自分が妊娠中であることを伝えることができ、そうすることで周囲の人も妊婦さんへの配慮をしやすくなりますので、良いことだらけに思います。
ですが、実際のところ多くの妊婦さんがマタニティマークをつけていないと言う事実があるようです。
なぜならば、以前マタニティマークをつけた妊婦さんにわざと足を引っ掛けて転ばせようとしたり、わざと突き飛ばしたりと様々な嫌がらせ行為が多発したからです。
こういったニュースはメディアを通して多くの方に知れ渡り、ちょうどそれぐらいの頃から多くの妊婦さんがマタニティマークを避けるようになったと言われています。
マタニティマークを悪用する人もいる
マタニティマークを悪用して、マタニティマーク自体のイメージを悪くさせてしまっている人も中にはいるようです。
と言うのも、変な言い方になりますが、マタニティマークをつけることで電車やバスで優先的に席を譲ってもらえたりなど、嬉しいメリットがいくつかあるのも事実です。
そういったマタニティマークの意味を逆手にとって自分が妊婦でもないのにマタニティマークをつけて意図的に席を譲ってもらおうとする方なども中にはいらっしゃるようです。
そういった使い方に味をしめた一部の人がフリーマーケットサイトやオークションサイトなどでマタニティマークを転売していると言うこともあると言われています。
確かにそのような使われ方が行われているとなれば、マタニティマークに対して不信感を持ってしまう方がいらっしゃるのも仕方がないことかもしれません。
このように様々な理由からマタニティマークのイメージが悪くなっている傾向にあると言われています。
つけるならヘルプマークの方が良いかも
マタニティマークに似たヘルプマークがあることをご存知でしょうか?
ヘルプマークとは、妊娠初期の方だけでなく、利息を付けていたり人工関節を使っている方、内部障害や難病をお持ちの方など、外見からわからなくても周囲の人の助けや配慮を必要としている方々が周囲の方に配慮を必要としていることを知らせるマークです。
マタニティマークと似たような使い方ができるようです。
なお、マタニティマークとは違って様々な形がつけることができるマークになりますが、妊娠中の方がつけても特に問題のないマークです。
マタニティマークをつけることに抵抗はあるけれども、公共の場で周りの人に最低限の配慮はしていただきたい。
と言う方にはヘルプマークがオススメかもしれません。
電車で席を確保することが目的の物ではない
先ほどもお伝えしたように、ヘルプマークを持っている方は妊娠中の方を始め、自分自身が周りの方への配慮などを必要としている方になります。
その配慮と言うのも、必ずしも電車で席を確保するというのが本来の目的ではなく、周囲の方に対して配慮を必要としていることを知らせるためのものです。
外で倒れてしまったり事故に巻き込まれた時などに適切な対処ができるようにするためのマークでもあるんです。
ヘルプマークはどこでもらえるのか
ヘルプマークはもともと東京が発祥だと言われています。
それが最近では関西エリアの京都・和歌山などにも広がり四国では徳島、東北では青森、中部では岐阜でも配られているようです。
配布が行われている最寄りの地域に問い合わせてみるといいかもしれません。