ちょっと疲れたなとか、少し風邪気味だなと感じるときに薬までは必要ないけれど、今元気が欲しいなと思った場合栄養ドリンクを飲んだりしませんか?
このページでは、妊娠中の妊婦さんがそのようなときに栄養ドリンクを飲むことに対して平気なのか、どういった選び方がいいのかなど様々な観点から特集していこうと思います。
栄養ドリンクというのはどういったものなのか
栄養ドリンクと一言で言っても、コンビニや薬局でも様々な商品が並んでいますよね。このページで栄養ドリンクというのは、滋養強壮や栄養補給を目的とした飲み物で、コンビニや薬局などで販売されているようなものを言います。
栄養ドリンクの中には様々な栄養素が配合されており、滋養強壮効果や栄養補給が可能となります。
多くの栄養ドリンクにはビタミン類やアミノ酸、生薬由来の成分から抽出されたエキスなどが配合されていて第三類医薬品に分類されるものもあるのですが、ほとんどが医薬部外品として販売されています。
リポビタンDやチオビタドリンク、ユンケル、チョコラBBなど聞いたことがある商品が多くある中でも最近はレッドブルをはじめとしたエナジードリンクも流行して、それらも栄養ドリンクとして扱われています。
妊娠中に栄養ドリンクは飲んでも大丈夫?
妊娠中の妊婦さんはお腹の中の赤ちゃんに影響があるような飲み物は避けなくてはならないため、これらの栄養ドリンクも手を出しにくいと感じている方も多くおられるかと思います。
基本的には用法容量などを守って、商品の注意書きに目を配れば、意外とのめる栄養ドリンクが多いことに気が付くと思います。中には「産前産後の栄養補給に」とか、「妊娠・授乳期の栄養補給に」などと記載されているドリンクもあるんですよ。
もちろん中には妊娠中や授乳期などには避けなければならない成分が配合されているものなどもあるので、飲んでも大丈夫なドリンクを選ぶ必要があります。
妊婦さんが栄養ドリンクを選ぶ際の注意するポイント
- カフェインが含まれていないこと
- アルコール成分が入っていないこと
- アレルギー成分が入ってないこと
- カロリーや糖質が高くないこと
これらが妊娠中の妊婦さんが栄養ドリンクを選ぶ際に注意するポイントとなります。
カフェイン、アルコール、アレルギー成分はまず妊娠中の妊婦さんには避けなければならないものになります。妊娠期間中絶対に避けなくてはならないかといわれたら多少は大丈夫といわれているのですが、多少だからといっても積もれば多くの量になってしまいます。
カロリーや糖質というのは、多くの栄養ドリンクが栄養補給を目的に作られているので糖質やカロリーが多くなっている傾向があります。先ほど出た「産前産後の栄養補給」や「妊娠・授乳期の栄養補給」という表記がある栄養ドリンクは基本的にカロリーゼロのものが多いんですよ。
糖質は気を付けていないと妊娠高血圧所や妊娠中毒症の原因となる可能性があるため注意が必要になります。
妊婦さんが栄養ドリンクに求めるもの
栄養ドリンクの主な目的としては、栄養補給や滋養強壮なのですが、実際にみなさんはどういったシーンやケースに栄養ドリンクを必要としているのでしょうか。
- 肉体疲労時
- 風邪などで体力が低下していると感じる場合
- 眠気覚まし
- 眼精疲労時
- スポーツ疲労時
- 女性向けの美容目的
こういったものが栄養ドリンクを飲もうかなと感じる場合です。
栄養ドリンクを飲むタイミング
通常栄養ドリンクをいつ飲むのかというのは3つのタイミングがあります。働いている方が多いためこの3つのポイントになっているというのですが
- 朝の出勤前
- 午後の仕事開始時
- 就寝前
この3つのタイミングが多くの方の栄養ドリンクの飲むタイミングになります。
基本的にどの栄養ドリンクも効果が4時間くらいは持続すると言われているのでこのタイミングはある意味正しいと言えるでしょう。
栄養ドリンクの副作用
栄養ドリンクには副作用のようなものはあるのでしょうか。
栄養ドリンクにはカフェインやアルコールが少量でも入っているものが多くあります。中には栄養ドリンクが大好きで毎日のように飲んでいるという方もおられるのですが、栄養ドリンクを飲み過ぎるとカフェインや糖質の過剰摂取にもなるし、体が慣れてしまい効果が効きにくくもなります。
糖質やカロリーは意外に多いので特に女性の方は太ってしまう原因にもなってしまうので注意してください。
正しい選択で選んだ栄養ドリンクを飲む場合の注意点は?
ここまで栄養ドリンクの妊娠中にどういったものを選べばいいのかを解説してきました。では、正しい選択をして栄養ドリンクを選べばもう注意するポイントはないのでしょうか。・・・あるんですね。
わたし自身、妊娠中の妊婦健診の時にビタミンの多く配合された栄養ドリンクを飲んで尿検査時に、尿が鮮やかな黄色になり恥ずかしい思いをしました。この原因は栄養ドリンクの中に配合されたビタミンB類が水溶性のビタミンのため吸収されなかった分が尿として排出されたことにあるのですが、この時は後悔しました。
このように妊婦健診などで尿検査がある場合は、前日あたりから栄養ドリンクは避けたほうがいいと思います。
尿に含まれる成分や栄養が通常時と異なってくるので、検査結果の数値に影響を与える可能性があります。飲んでしまった場合は、どういった栄養ドリンクを飲んだのか医師に検査前に報告しておきましょう。
そして栄養ドリンクの効果に頼り切るような常用は避けるようにもしていきましょう。妊娠中に必要になる栄養はできるだけ食事などから摂取することが大事です。
それでも栄養に不安がある場合は、妊娠中の妊婦さん向けに開発されたサプリメントなどで栄養を補給するようにしていきましょう。