冬って意外とイベントが多く好きって人も多いけれど、寒さは耐えられないよと感じる人も多いのではないでしょうか。わたしも寒い冬は基本的にこたつから出たくありませんw
この冬に肩こりや腰痛などだけではなく疲労感や倦怠感を理由もなく感じる場合は冬バテしている可能性があります。
今回はあまり聞きなれない冬バテに関する記事になります。妊婦さんもなりやすい状態なので注意するうえでも原因や予防を考えていきましょう。
冬バテってどういうもの?
夏バテはわかるけど、冬バテの症状が分からないし、自分がバテているという印象もないんだよね~。という方も多いでしょう。
冬バテというのは夏バテのような症状をもち、あまり認知されていないことから対策を然りと考えられることがないことが難しいんですね。また、冬バテの症状は放置していても重大な症状になることは少なく、それぞれの病気や症状で済まされることも多く、全体的な対策を考える機会も少ないと思います。まずは冬バテの症状を見ていきましょう。
- 疲れが抜けにくい
- 肩こり、腰痛、頭痛など
- 風邪などを引きやすく治りにくい
- 仕事や学業、家事などの意欲が低下して、意味もなくイライラしてしまう
- 寝つきが悪く、睡眠の質が悪い
このようなものが冬バテの主な症状で、倦怠感や疲労感など、病気ではないものの日常の生活に支障をきたしたり、できない自分にストレスを感じるというまさに夏バテの冬バージョンだと感じませんか?
なんとなく多くの方が一つは自覚があるのではないでしょうか。その場合は冬バテにかかっているかもしれませんよ。
冬バテの原因
- 寒暖差などの温度差
- 日照時間の短さ
- 空気の乾燥
- 生活リズムの乱れ
寒暖差などの温度差
冬は気温が寒くなって湿度も下がる傾向があります。その分、私たちの身体は無意識にでも体温が下がらないように体内で一生懸命に熱を発生させようと頑張ってくれます。すると何もしていなくても体力が消耗され疲れが発生し、やる気も失われることにつながりやすい状態になっています。
熱を発生させるということは、何もしていなくても筋トレをしているようなもので、疲れ、つまり疲労感になっていくんですね。寒くなるとぶるぶる震えるのは筋肉を収縮することを繰り返して熱を発生させようとしている人間の身体が賢く動いている証拠です。
ここに妊婦さんはお腹の中の赤ちゃんのために多くの栄養や細胞を作り出している状態にあるため、より疲労感は感じやすい状況にあるんです。
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日照時間の短さ
冬という季節は夏に比べると日照時間が短く、太陽を浴びる時間も比例して短くなります。日照時間が短いと「セロトニン」という幸せホルモンの分泌も減少して、気分が落ち込むことにもつながってしまいます。
冬はなんだか元気が出にくいんだよなと感じる方、意外と多くありませんか?
ホルモンは目に見えないためあまり意識しない方が多いので、自ら幸せホルモンを作り出そうと考える人が少ないのもそうですよね。
妊婦さんや産後ママさんはホルモンバランスが乱れているため、幸せホルモンまで意識が回らないというのも原因の一つになっているのかもしれません。
空気の乾燥
インフルエンザが今年も流行しているように、冬は空気が乾燥して病原菌などのウイルスや細菌が蔓延しやすい環境になっています。そのような病気になると対抗しようと免疫機能が防衛するのですがこれも体力を使ってしまいます。
女性は特に感じるのがお肌の乾燥などをはじめとした肌トラブル。肌トラブルも体が治そうとすると体力の低下に知らずのうちにつながってしまいます。
生理前や妊娠中の妊婦さんなどは肌荒れが起きやすいのでより注意が必要になります。
生活リズムの乱れ
冬はイベントが多くあります。クリスマスや忘年会、新年会などそしてお休みもある方も多いのではないでしょうか。普段は働いているけど、冬休みは家でゆっくりしようとか、旅行に行って休みを満喫しようという方も、やはり普段の生活リズムとは異なるリズムで過ごす方が多いでしょう。
生活リズムの乱れは免疫の低下を招いたり、体力の消耗につながったりします。冬バテの原因の一つにもなりやすいんですね。
冬バテの予防法
冬バテの原因を見ていくと、どうやっても冬バテになっちゃうじゃんと感じてしまう方もおられるかもしれません。
次は冬バテを予防するためにできることを見ていきます。もしかしたら、冬バテの対策としてという意識はないものの、普段から行っていることが冬バテの予防になっていることもあるかもしれませんよ。
- 適度な室温と湿度
- 幸せホルモン
- 適度な運動
- 体を温める効果のある食材
- 冷え対策
適度な室温と湿度
おうちにいるときに室温を温かく保ち、湿度も一定以上で過ごすことが体力の消耗も防いでくれ、インフルエンザや風邪などの病気の予防にも繋がります。
一般的には冬のシーズンの室温は20~23度あたりが最適といわれています。人間が快適だと感じる温度が1年を通して17度以上と言われているように暖房器具などで室温や湿度も快適な生活を意識することは冬バテの予防だけではなく、日常生活の質を上げるためにも役に立つと思います。
難しいのが寝る時間帯の温度管理ではないでしょうか。睡眠の質を上げるためにも温度は関係します。体の温度低下を防ぐためにも、手足は毛細血管が集まっている部分なので冷やさないようにしましょう。
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幸せホルモン
幸せホルモンは幸せを感じる感覚と共鳴するので、簡単にできるような幸せを少しでも感じるような日常生活の中でできる工夫を取り入れるといいかもしれません。
例えば、ピンク色が好きだから目に入る場所に鮮やかなピンクの雑貨を置いてみるとか、お花を飾ってみるなど、気分を明るくしてくれるものを取り入れるなどどうでしょうか。このような少しのことでも幸せホルモンは分泌されるので冬バテ対策として機能しますよ。
適度な運動
ダイエットでも健康管理でも言われる適度な運動。これは冬バテの予防としても重要で、冬は動くことを嫌ってしまう傾向があるため、太りやすい季節でもあります。体重が増えたらその分の体力の消耗も増えてしまいます。
冬バテのために激しい運動はする必要がないのですが、いつものスーパーに行く際に少し回り道を使用とか、エスカレーターを使わずに階段を行くように意識してみよう、おうちの中で家事をする際はかかとをあげたままにしてみようなどといった少しの工夫で、無理せず続けられる運動がいいですよね。
このような運動は体力の消費につながるじゃないかと思われた方もおられるかもしれませんね。意識的な運動がストレスの解消やムダな脂肪の燃焼など、いいメリットの方が多く、積極的に行ったほうがいい部類に入るんです。
体を温める効果のある食材
冬はお鍋など体を温める料理が多くありますが、食材単位で見ても体を温めるもの、冷やすものが存在します。その中で冬の季節に旬を迎える食材というのは基本的に体を温める効果を持つものが多く、旬を迎える食材は栄養面でもおいしさでもできるだけ食べるようにするとよいでしょう。
ただし、調味料や香辛料などで辛いものは一時的に体を温めるものがあるのですが、汗をかいたままでいるとかえって体を冷やすことになるので注意が必要です。
冷え対策
体を冷やさないという意味においては共通なのですが、体の熱は動脈などが表面にあるような部分から外に放出されることが多いので、首元や手首、足首など太い血管のある部分であり、皮膚の薄い場所でもあるこれらの場所はなるべく外出時などは冷やさない工夫をするといいですよ。