季節の変わり目は体調を崩したり、予期しないような病気になったりしやすくなっています。
今日早くも奄美大島が梅雨入りしたと報道がありました。あっという間に夏へと季節は変わっていきますね。
妊娠中にはこういった季節の変わり目に喉を傷めてしまうこともあります。妊娠初期のつわりの影響で嘔吐や吐き気を催したりすることでも喉を傷めることもあるかと思います。
みなさんは喉が痛むようになったらどのような対策をされていますか?
今回の記事では妊娠中の妊婦さんにとってのど飴をなめてもいいのかを中心に見ていきたいと思います。
妊娠中に喉が痛くなったらのど飴をなめるのがベスト?注意事項などはないの?
妊娠中ののどの痛みにはのど飴をなめることで対処をしているよという方、多いと思いますが、それって大丈夫ですか?
この質問でドキッとした方は、きっと今までそんなことを考えたことがない方ではないでしょうか。
妊娠中に口に入れるものは、注意しなくてはならない。これは誰もが知っているのですが、やはりすべてを注意すべきというのは正直無理ですよね。
妊婦さんにとってののど飴。様々な角度から見ていこうと思います、ご覧ください。
妊娠中にはのど飴をなめてもいいの?
のどの痛みがあるとのど飴をなめるという方法はとても手軽にできる対処の一つですよね。のど飴の他にもトローチなど、のどの炎症を防いでくれたり、抑えてくれるだろうと期待されています。
しかし、特に最近ののど飴の傾向としては漢方でも使われるような生薬を成分として使ったものなどもあり、そいったものは医師への相談の下に使うことが必要になります。
その際に病院のどの科に見てもらえばいいのかわからないという方もいると思うのですが、妊婦さんの場合は産婦人科で大丈夫です。産婦人科が近くにない場合は耳鼻科に受診するといいですよ。
産婦人科の場合は、妊婦健診時に様々な自分の不安に感じていることを聞くことができるチャンスでもあるので、進んで医師に相談するようにしましょう。
のど飴の種類
のど飴はスーパーやコンビニなどでも手軽に手に入るし、味の種類も多く、のど飴自体の種類をあまり考えたことがない方も多いかと思います。
実はのど飴には3種類のタイプがあって、自分の喉のケアに適しているものを選ぶことが必要になります。
医薬品ののど飴
最初に挙げるのが医薬品として分類されるのど飴です。
医薬品なのでドラッグストアや薬局で販売されていて、のどの痛みなどの諸症状に効果があると認められていて、予防や治療として使われるものを言います。
代表的な医薬品ののど飴としては、南天のど飴や浅田飴などがあります。
医薬部外品ののど飴
2つ目が医薬部外品として分類されるのど飴。
医薬品ではないので効果効能を認められているわけではないのですが、のどの消毒、殺菌などの成分が配合され、コンビニやスーパーなどでも購入することができます。
医薬品よりは少ないけれど、一定濃度の有効成分が配合されていて、治療ではなく主な目的としては予防となります。
代表的な医薬部外品としてののど飴は、VICSや龍角散のノドローチ、エスタックのど飴、ルルのど飴などがあります。
それ以外の部類に分けられるのど飴
最後に紹介するのは、医薬品でも医薬部外品でもなく、その他の部類、つまり食品という部類に分けることができるのど飴です。有効成分は入っていなくて、のどにいいと言われているはちみつやメンソールが入っているものが多く、効果効能をうたっていない食品としての扱いをしているものです。
効果効能をうたっていないので、効果があるというような表現ではなく、「すっきり」とか「爽快」といったような効果をイメージさせるような曖昧な表現しか使えないのも特徴ではないでしょうか。
妊娠中に避けたほうがいいのど飴とは
同じように見えていたのど飴にも種類があるとわかったと思いますが、妊娠中の妊婦さんが避けたほうがいいとされているのど飴があるのですが、お分かりでしょうか。
種類でいえば医薬品ののど飴です。
医薬品ののど飴というのは、のどの諸症状の治療を目的として有効成分が配合されているため、妊娠中の妊婦さんが避けたほうがいいような成分が入っている可能性があるんです。
これは妊婦さんが風邪薬や便秘薬など、薬に対して注意しなければならないのと同じで、かかりつけの医師や薬剤師さんに相談して購入することが大事になります。
のど飴でのどのケアをする際の注意点
医薬品であろうと医学部外品であろうと食品であろうと、のど飴の主原料は砂糖です。いくら喉が痛いからとか、のどをすっきりさせたいからと言って1日で多くののど飴をなめてしまうとカロリーも多くなるし、虫歯の原因ともなる可能性が出てきます。
そういったことを考えるとシュガーレスののど飴にするとか、1日のなめる個数をある程度限ったりとするといいと思います。
スーパーやコンビニ、そしてドラッグストアなど多くの場所で手軽に手に入るのど飴だからこそ、適量がいいと注意していきましょう。
のどの痛みに対するのど飴以外の方法
喉が痛くなった場合には、のど飴以外のケア方法もあります。
しかし、妊娠中は妊婦さんの身体とお腹の中の赤ちゃんへの影響を考えてケア方法をチョイスしなくてはなりません。
- 加湿されたマスク
- 加湿器での空気の乾燥を防ぐ
- はちみつやしょうがなどを料理や飲料として使う
- うがいや手洗いを徹底する
といったことは妊婦さんでもできるのどの痛みのケア方法です。
空気の乾燥や外出時にウイルスなどを吸い込み、それらがのどの痛みの原因だった場合は、いくらのど飴をなめようとも、まずはその原因の対処が必要になります。
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