季節も寒くなり、年末も近く感じるようになってきました。
忘年会や新年会も考慮するような時期になってくると、テレビなどのCMでもおせちの話題が出始めてきましたね。
すごく豪華なものから、食の安全性を重要視されたものや、家族の好きなものが入ったものを選ぶ方など
多くのおせちの選び方があります。
しかし、それが妊娠中の妊婦さんだった場合、カロリーや栄養面で注意しなくてはならないものがと気になるケースもあるんですよね。
もちろんアルコールがダメだとか、生ものに注意しなければならないということはわかっていても地方で異なる具材が入っているおせちなどの正月の料理などにはどんなことに気を付けなければならないのかを中心に今回はお送りしたいと思います。
妊婦さんの年末年始の料理は注意しなくてはならないものがたくさん!おせちはどう?

妊娠中の妊婦さんでも、妊娠初期の方でつわりがまだ激しい方も、安定期に入っていてある程度落ち着いている方など、その状態の違いもあるのですが、例年自分でおせちを作るという方もおられるでしょう。
帰省をされなくて自宅で市販のおせちを取り寄せたり、購入して食べるという方もおられるでしょう。
市販のものは保存料や添加物なども気になるところだと思うので、いろいろな面から見ていこうと思います。
おせちを年末から準備してお正月はのんびり過ごそうかなという方は2021年は多くなるかと思います。
筑前煮やちらし寿司、お雑煮などおせち以外にもお正月になると必ず食べるという日本の文化はわたし自身とても好きなんですよね。
家族だけではなく、普段集まれないような親戚一同が集まる機会という方も、コロナの影響で今回は実家に帰省できないという人も多いことでしょう。
妊娠中はおせちを食べてもいいの?
結論から言いますと、妊娠中の妊婦さんでもおせちは食べても大丈夫です。
ただし、注意してほしい点はありますし、市販のおせちを選ぶ際にどういった基準で選べばいいのかも合わせてみていきたいと思います。
前提条件としてみてほしいのは
- 合成着色料
- 合成保存料
- 放射性物質の検査
これらをしっかりとチェックされているかというポイントを市販のおせちを選ぶ際には見てもらいたいと思います。
妊婦さんが食べることを避けたほうがいいものには
生魚
生肉
生卵
過熱していない貝類
明太子
魚介のお寿司
ナチュラルチーズ
などがあります。もちろんビールや日本酒などのアルコール類は避けましょう。
これら以外にもなるべくなら避けたい食品として
水銀を多く含む魚
ビタミンAが多く含まれている食品
キムチなどの辛い物
加工肉やインスタント食品
海藻
コーヒーやお茶などのカフェインを含むもの
ハーブティーの一部
といったものは少量ならば食べてもいいのですが、なるべくならば避けたい食品として挙げることができます。
これらは厚生労働省でも「これからママになるあなたへ~お魚について知っておいてほしいこと」といったようにわかりやすいように表示してくれます。
この基準をもとにおせちを見ていくと、
地域によっておせちに入っている料理は違うものの、避ける食品は変わらないために見るべきことさえわかっていると、食べれるものと食べないほうがいいなというものがわかると思います。
妊娠中におせち料理を食べるときの注意点【専門家監修情報】
妊娠中でもおせちは基本的に食べてOKですが、塩分や糖分の摂りすぎ、保存状態には注意が必要です。
厚生労働省「妊産婦のための食生活指針」では、塩分は1日6.5g未満が推奨されています。
おせちは味が濃く、砂糖や塩を多く使う料理が中心のため、
特に妊娠高血圧症候群やむくみが気になる方は控えめにしましょう。
また、重箱に詰めて長時間常温で置かれることが多いため、
菌の繁殖リスクにも注意が必要です。
妊婦さんは免疫力が低下しやすいため、できるだけ冷蔵保存されたものを選び、早めに食べ切るのが安心です。
妊娠中におすすめなのは、焼き魚・煮しめ・黒豆・田作りなどの良質なたんぱく質やミネラルを含む料理です。
一方、生もの(イクラ・なます・かずのこなど)や加工肉(ハム・かまぼこなど)は控えめにしましょう。
📚参考:
厚生労働省|妊産婦のための食生活指針
楽天ママのリアルボイス|妊婦さんとおせち料理
「少し気をつければ、妊娠中でも安心してお正月を楽しめる」
これが専門家の共通した意見です。
おせちを食べる際の注意点
おせちだけではなく、正月料理や年末の料理はカロリーや塩分が多くなってしまう傾向にあります。

その分、太りやすくむくみも起きやすくなってしまうため、食べすぎや栄養バランスにも気を付けたいところです。
また正月はごろごろしたいと考えている妊婦さんもおられると思いますが、小腹が減った時に食べるおやつなどにも注意してください。

ついついお休みだからスナック菓子や和菓子などを食べてしまいがちというのも、気持ちはわかるのですが、妊娠中の年末正月という時期においては、誘惑がたくさんあるものの、やはり注意しなくてはならないことが多いんですよね。
妊娠中におせちを食べたママたちの体験談
- 「つわり明けで食べやすかった!」
「妊娠5か月で迎えたお正月。つわりが落ち着いていたので、黒豆や煮しめを中心に食べました。
味がしっかりしていて少量でも満足できたのが良かったです。」(30代・初産) - 「塩分控えめおせちを注文して正解」
「ネットで“減塩おせち”を見つけて購入。家族と同じ料理を食べられて嬉しかったです。
妊娠中は体がむくみやすかったので、味が優しいおせちは本当に助かりました。」(20代・共働き) - 「手作りで食材を調整しました」
「自分で作るおせちに挑戦!出汁で味を整えたり、砂糖を減らしたり。
妊娠中でも安心しておいしく食べられました。」(40代・経産婦) - 「年始の親戚の集まりで少し食べすぎて反省」
「塩辛い数の子やお餅をつい食べ過ぎて、翌日むくみがひどく…。
翌年からは少しずつ味見する程度に抑えました。」(30代・二児ママ)
多くのママが共通して感じているのは、「無理に我慢せず、量と味を意識すること」。
家族と過ごすお正月を楽しみながら、体にやさしい工夫をしている様子が伝わります。
妊娠中のおせち料理に関するよくある質問(Q&A)
- Q1:妊娠中に食べてはいけないおせちはありますか?
- A:完全にNGではありませんが、生もの・塩分や糖分の多い料理は控えめに。
特に「数の子」「なます」「かまぼこ」は添加物や塩分が多めです。 - Q2:妊娠中でも伊達巻や栗きんとんはOK?
- A:OKです。ただし、砂糖が多いので少量をゆっくり楽しむのがおすすめ。
糖尿病予備群の方や妊娠糖尿病の方は注意しましょう。 - Q3:市販のおせちは妊婦には向いていない?
- A:すべてがダメではありません。冷蔵タイプ・無添加・減塩おせちを選べば安心。
最近は「妊婦向け・減塩おせち」も販売されています。 - Q4:妊娠初期でつわりがあるけど食べても大丈夫?
- A:つわりが強いときは無理せず。
匂いが気になりにくい煮しめ・黒豆・きんぴらなどから少しずつ試しましょう。 - Q5:お正月中のお餅は控えた方がいい?
- A:喉に詰まらないよう注意が必要ですが、1〜2個程度なら問題ありません。
ただし消化に時間がかかるため、夜遅い時間は避けるのがおすすめです。
年末年始に妊婦さんに対して注意してもらいたいこと
お腹の中の胎児に影響があるものから、妊婦さん自身の健康、食中毒や細菌類、寄生虫といったように意識しないといけないんですよね。
また、これを見てくださいている方に旦那様がおられたら、ぜひ妊婦さんである奥様をしっかりとサポートしてあげてください。
これらの注意点を意識するだけでも大変だし、普段の生活が妊娠前と比べると大きく変わっているため、伴うストレスは男性側が考えるよりもとても大きなものがあるんです。
年末から帰省する場合、車や電車、飛行機など長時間の移動になる場合は、同じ姿勢でいるとお腹周りや下半身の血行が悪くなり、むくみやすくなったりします。
こういった場合は、適度に休憩を取ってあげたり、座席などで足首をストレッチするというむくみ防止をしていただきたいと思います。
もちろん時期が時期でもあるため、外出時にはマスク、帰宅後には手洗いうがいといった感染症対策は、一般の方よりも心がけてください。できるならば人込みを避け、同時に転倒に注意するためにゆっくりと行動し足元に注意してください。


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