お隣ママさん
私が入院中の話です。
私は帝王切開での出産が
既に決まっていました。
そして手術の前日に入院をして、
次の手術の日に備えていました。
そんな私の隣のベッドには、
まさにこれから出産をするというママが
入院をしてきたのです。
その人はどんどん陣痛間隔が近づいてきたので、
すぐに分娩室に移動になりましたが、
その夜無事出産されました。
そして朝になると
もう元の大部屋のベッドに戻ってきていたのです。
そして私の手術の際には
きちんとお見送りまでしていただきました。
その時には
出産後で会陰切開の痛みがひどくてね…
なんて笑って話されていたのです。
ツラそうで見ていられない
そして手術を終えて数時間経ち、
夜になった時、
ほかの産婦さんと隣のベッドの人が
話しているのを聞きました。
どうも隣の方の会陰切開の後の痛みは
かなりひどいらしく、
痛み止めを看護師さんにお願いしないと
耐えられないほど。
座っても横になっても痛くて…
でも看護師さんや医師に診てもらっても
腫れてもないし、
発赤や化膿の可能性もない、
だから大丈夫だと言われたそうです。
そんな話を聞いていると、
私も帝王切開の後で痛みがあったけれど、
背中からの痛み止めがあるし、
それに助けられていたので、
普通分娩じゃなくてよかったと正直思いました。
元々痛みに弱い私なので、
隣の人のような痛みだと耐えられないと感じたのです。
痛みはいつまで続くの?
そして数日が経って、
私が術後痛みから回復し、
動けるようになっても、
隣の産婦さんはまだ痛みを訴えていました。
そしてその方が出産から6日目。
いよいよ抜糸をすることになったのです。
その人は、また痛みがひどくなるんじゃないかとか
色々と不安を抱えていましたが、
なんと抜糸をすると一気に痛みが
なくなったそうなんです。
どうも見えない中の部分で、
少しずれたところを縫っていて
それがつっぱることで痛みを感じていたようなんです。
どうりで見た目には何もないはずですね。
彼女も痛みから一気に解放されて、
表情もとてもよくなっていました。
抜糸前はこのままの痛みで自宅に帰っても、
育児とか絶対無理と言っていた彼女ですが、
痛みがなくなると、
育児に対して前向きになっていました。
またそれまでは表情も硬かったし、
夜も母子同室を拒否していたのですが、
抜糸後はそれもなくなりました。
会陰切開って、
よくある処置の方法だけど、
やっぱり気を付けないといけないんだなあ
と思いました。
また他のところを縫うってあり得る?
とちょっとビックリしてしまう出来事でした。