【妊娠中におすすめ】簡単にできるマタニティヨガで心と体を整えよう
はじめに:妊娠中こそ、ゆったりヨガ時間を
妊娠中はホルモンバランスの変化や体型の変化、そして出産や育児への不安など、心と体の両面にさまざまなストレスがかかりますよね。そんなプレママさんにおすすめしたいのが、「マタニティヨガ」です。
マタニティヨガは、特別な道具がなくても自宅で簡単にでき、運動不足の解消、腰痛やむくみの軽減、そしてリラックス効果が期待できる優しいエクササイズです。
この記事では、
マタニティヨガの効果と魅力
おすすめの簡単ポーズ
実践する際の注意点
季節ごとのヨガ活用法 などを、妊婦さんの目線に立ってわかりやすく解説していきます。
妊娠中にマタニティヨガを取り入れるメリット
妊娠中に体を動かすのが怖い…という方もいるかもしれませんが、マタニティヨガはあくまで「妊婦さん専用」の安全に配慮されたエクササイズ。無理なく続けることで、たくさんの効果が得られます。
1. 呼吸を整えてリラックス
深い呼吸を意識するヨガは、交感神経と副交感神経のバランスを整えるのにぴったり。出産時の呼吸法の練習にもなり、陣痛時の痛み緩和にも役立つといわれています。
2. 血流がよくなり、むくみ・冷えが改善
妊娠中は血行が滞りやすく、足のむくみや体の冷えに悩まされる方も多いですよね。ヨガの動きで筋肉をやさしく刺激し、血行促進やリンパの流れ改善に効果があります。
3. 腰痛・肩こりの軽減
お腹が大きくなるにつれて、姿勢が悪くなったり体のバランスが崩れたりしがち。**体幹を整えるヨガのポーズは、骨盤の歪みを防ぎ、腰痛や肩こりの予防・改善に◎**です。
4. 気持ちが前向きに!
ホルモン変化による気分の浮き沈みが激しい妊娠期。ヨガで自分と向き合う時間を持つことで、メンタルバランスも整いやすくなります。
妊娠中におすすめの簡単マタニティヨガポーズ5選
それでは、実際にマタニティヨガで行いやすいポーズをご紹介します。すべて安定期(16週以降)からの実践を推奨します。医師の許可が出ていることが前提です。
① 合せきのポーズ(バタフライのポーズ)
股関節まわりをゆるめ、骨盤底筋を柔軟にする効果があります。
やり方:
床に座って両足の裏を合わせ、膝を左右に開く
両手で足を包み込み、背筋を伸ばして深呼吸
吐く息で少し前屈。無理せず行う
ポイント:腰が丸くならないように意識しましょう。
② キャット&カウ(ねこのポーズ)
背骨と骨盤の柔軟性アップ。腰痛に効果的。
やり方:
四つん這いになる(手は肩の下、膝は腰の下)
息を吸いながら背中を反らせて顔を上げる(カウ)
吐きながら背中を丸めておへそを見る(キャット)
呼吸に合わせて繰り返す
③ 背中ねじりポーズ(ツイスト)
内臓のマッサージ効果があり、便秘改善に◎
やり方:
あぐらをかいて座る
背筋を伸ばし、息を吸って準備
吐きながら上半身をゆっくり右へツイスト
同様に左側も
④ 横向きでのリラクゼーションポーズ
お腹が大きくなってきたら、無理なくできるお休みポーズもおすすめ。
やり方:
クッションを使って横向きに寝転がる
両足の間にもクッションを挟むと楽
手は楽な位置で、目を閉じてゆったり呼吸
⑤ 安楽座での深呼吸
最後は心を落ち着ける時間を。
やり方:
床にあぐらで座り、背筋をまっすぐに
両手を膝に置き、肩の力を抜いて
鼻から吸って、口から長くゆっくり吐く
季節ごとのおすすめマタニティヨガ活用法
春:花粉症や体調の不安定さをヨガで整える
新しい季節に向けて、呼吸に集中するポーズで心身を整えるのがおすすめ。
夏:冷房による冷えやむくみ対策に
冷えやすい足先を重点的にほぐすヨガを。朝の涼しい時間帯に実践するのが◎
秋:メンタルのゆらぎを整える
寂しさや不安感が強くなる秋には、リラックス系のポーズで自律神経を整えることを意識。
冬:血流UP&冷え対策
体を温める動き+呼吸法を意識して、寒さに負けない体をつくりましょう。
妊婦さんがマタニティヨガを行う際の注意点
必ず主治医に確認をとってから行う
食後1時間以内は避ける
お腹の張りや違和感があればすぐ中止
転倒の危険があるポーズ、うつ伏せや仰向け長時間のポーズは避ける
水分補給はこまめに
Q&A|妊娠中のマタニティヨガについてよくある質問
Q1:妊娠何週からマタニティヨガを始めていいの?
A:一般的には安定期(妊娠16週以降)からが推奨されています。
ただし、ママの体調や妊娠経過には個人差がありますので、必ず主治医に相談し、OKが出てから始めるようにしましょう。体調のよい日、無理のない範囲で少しずつ取り入れるのがポイントです。
Q2:毎日やっても大丈夫?
A:毎日行っても構いませんが、「体調優先」が基本です。
日によって体の重さや気分が違うのは妊娠中なら当たり前。疲れているときはお休みして、体調が良い日は10分だけでも動いてみる…そんなゆるいペースで大丈夫です。
Q3:お腹が大きくなってもできるポーズはありますか?
A:はい。横向きや座ったまま行えるポーズなど、安全にできるものがあります。
たとえば「横向きのリラックスポーズ」や「あぐらでの深呼吸」など、**お腹に圧をかけずに行えるポーズがたくさんあります。**無理な姿勢や転倒の恐れがある動きは避け、クッションやヨガブロックを活用すると安心です。
Q4:ヨガ教室に通った方がいいの?
A:通える環境なら、対面で指導を受けるのもおすすめです。
専門のインストラクターがいるとポーズの正確さや安全面も確認してくれます。ただ、忙しい方や体調が不安定な時期には、自宅でできるDVDやYouTubeでの実践でも十分効果がありますよ。
Q5:ヨガをすると赤ちゃんにも良い影響がありますか?
A:ママのリラックスは、赤ちゃんにもやさしい環境になります。
マタニティヨガで深くゆったりとした呼吸をすることで、血流が良くなり、酸素もしっかり届くようになります。ママがリラックスすると、胎内環境も整いやすくなると言われています。
おすすめのマタニティヨガDVD・YouTubeチャンネル
● DVD:『はじめてのマタニティヨガ』
初心者向けで、呼吸法も丁寧に解説。
● YouTube:「B-life」や「産前産後のママチャンネル」
ゆったりテンポで、おうちでも簡単に実践できます。
まとめ:ヨガで、穏やかなマタニティライフを
妊娠中は、自分の体と心の変化を敏感に感じやすい時期。そんな中で、「マタニティヨガ」は自分のペースで心と向き合い、穏やかな時間を過ごす手助けになります。
無理なく、心地よく。自分を労わる時間としてヨガを取り入れてみませんか?
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