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体験談

出産予定日の2週間前に起きたハプニング

私が初めての妊娠をした時のお話です。
悪阻もトラブルもなく、順調にマタニティーライフを楽しんでいました。

出産予定日までいよいよあと2週間となった2月初めのとても寒い日。
夫から「少し離れた私達のお気に入りのカフェに行かない?」と誘われました。

私の住んでいる地方は冬は雪も多く降り積もります。

何となく「今日出かけるのは嫌な予感がする…。」と思った私。
何だか良くわからないけど、気が乗らない。
さらに、そんな提案をしてきた夫に、心の中で激しくキレている私がいました。

でも、そんなことを夫に話しても笑い飛ばされるだけだと思い、外出することにしました。

予感したのも忘れるくらい美味しい料理を食べ、もう少しで家に到着という頃。
私達はタイヤの跡で轍ができてボコボコの道路にさしかかりました。

夫がゆっくり慎重に運転していると、後方確認してないだろう車が私たちの車の前に飛び出してきたではありませんか。
慎重に運転していた夫も、さすがにビックリ!!

とっさにブレーキを踏み、その勢いでタイヤが轍にはまってしまい、車が左右に激しく揺れた後で、道路わきのフェンスに前から衝突してしまいました。

さほどスピードは出ていなかったものの、この時の衝撃はかなりのものでした。

そしてこの時、目に移った風景は不思議とゆっくりなものでした。
左右に激しく揺られているにも関わらず、これが走馬燈というやつなのかなと考えていました。けれど、パンパンに膨らんだお腹を守るべく、シートベルトを緩めに握りしめ必死にお腹に衝撃がないようにした記憶があります。

フェンスに衝突した事で何とか車は止まり、それ以上の事故には至らず一安心でした。
しかし、この事故の原因を作った張本人が私たちが衝突するのを見て、恐ろしくなったのか猛スピードで逃げ出しました。
実際、車同士が衝突したわけではないので、私たちは何もできないでいました。

でもやっぱり、きっかけを作ったのにその場から逃げ出すというのは良くないと今でも思います。
そんな相手に怒りを覚えつつ…私も夫も、「これから生まれてくる子供にはそんな人になってほしくないね。」と話していました。

その後、お腹の子供は予定日になってもなかなか出てこず、陣痛促進剤を使い出産となりました。

「あまりにも寒いからまだお腹にいたかったのかな。」なんて夫と笑いました。
そんな息子は7歳になりましたが、今でも冬になると布団から出れずなかなか起きてこない寒がりさんです。

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