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体験談

妊娠中の貧血。侮った私に起きたトホホ…な出来事。

もともと少し貧血気味で、独身の時から献血に行っても2回に1回は「比重が低いので献血できません。」となっていた私。
でも日常生活において何の問題がなかったくらいなので、特に気にすることもありませんでした。

結婚し数年後にめでたく第1子を妊娠。
つわりもなく、体重増加にも悩むことがなく、毎度の妊婦健診でもまったく問題なし。

しかし、あまりの息子の大きさに耐えかねたのか…いきなり破水し、帝王切開での出産。
予定日3週間前だというのに、生まれてきた息子は4kg近くありました。

それからしばらくして、第2子を妊娠。
こちらもつわりがなく、妊娠前期の血液検査では貧血でひっかかることもなく、何1つ問題なしで快適なマタニティーライフを送っていました。

しかし妊娠4ヶ月で私はインフルエンザに…。
「どうせ薬飲めないや~。」と自己判断をして、ひたすら寝ていました。
熱はどんどん高くなり、意識も朦朧。

慌てた両親に連れられて、かかりつけの医師に診察してもらっている時に気絶。
目が覚めてから、「脱水症状の方が危険だ!」と医師に怒られました。

妊娠初期でもタミフル飲めるんですね。
自己判断は良くないと感じ、反省しました。

薬を飲み始めると、みるみる回復。

すっかり元気になった私ですが、なにやら身体が少し重い。
階段をのぼるのがだるい。

「インフルエンザが治るまでずっと寝てたせいかな~。」と思ってたんですが、次の血液検査で貧血が判明。

「そっか。貧血気味だったから、診察中に過呼吸になり気を失ったのか。」と思いました。

妊娠中は赤ちゃんに栄養がどんどんいくので、貧血やカルシウム不足になりやすいそうです。
もともと、貧血気味の人は要注意だとか。

そして処方された鉄剤を服用開始。
これが不味いのなんのって話なんですが、私自身が貧血のままだとお腹の赤ちゃんにも影響が出ちゃうので、ここは頑張って飲みました。

それにしても、人間の身体って不思議ですね。
ちょうど貧血の症状が出てくる少し前から、カロリーメイトが食べたくて食べたくてしょうがなかったんです。

「つわりでトマトばっかり食べたくなる」とか話はきくのですが、カロリーメイトって…。
太りそうな補助食品を食べまくるのもどうかと思い、産婦人科の医師に相談したら「どんどん食べなさい。」とまさかの許可が。(笑)
それからしばらくの間、来る日も来る日も食べてましたね。

貧血&栄養不足の身体が自然と欲しがっていたんだと思います。

出産予定日まで1ヶ月をきった頃、母がホテルのランチバイキングに連れて行ってくれました。
私は「今のうちガッツリ食べなきゃ!」と張り切って一気に食べました。

会計を済ませ、エレベーターの前まできたあたりで、頭の方から血の気がひいていく感じがあり、エレベーターに乗り込むも、浮遊感で瞬時に気分が悪くなりました。
何とかロビーまで歩き、しばらく休んでから帰りました。

そんなドタバタになってしまった2度目の出産ですが、産まれた娘は3500g超えの健康体。

たかが貧血といっても侮るなかれ。
しっかりと鉄剤飲んでいるからと…油断は禁物だと実感した私の体験談でした。

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