結婚3年目にしてやっと子宝に恵まれました。
私の実家も主人の実家もみんな集まり万歳三唱です。
出産予定日は寒い季節の冬です。
私たち夫婦は、主人の仕事の関係で群馬県に住んでいます。
妊娠がわかってから、私の母は埼玉から群馬に来てくれていました。
「由美さん(私の名前です)そろそろ孫の顔見せてね。健康が1番だから無理をしないで体を大事にね。でももし、どちらかが原因で子供ができないなら心配しないで言ってね。」と主人の母はいつも私を気遣ってくれていました。
まだ、結婚をして3年目だったので病院などへの相談はしていませんでしたが、「これでできなければ、そろそろ相談に夫婦で行こうか。」という状態でした。そんな中で妊娠がわかったので両家の喜びは相当なものでした。
群馬県は関東でも有名な温泉がたくさんあります。
主人の実家や親戚はみんな東京住まいです。
私たちが上京すれば1番なのですが、私の体を考えて妊娠祝いは温泉旅行も兼ねて群馬でということになりました。
私たち夫婦は群馬に住んでいるものの、主人の仕事も忙しく温泉にはまだ行ったことがなかったので楽しみにしていました。
そして温泉旅行当日。
大浴場は滑ったりすると危ないので私は部屋の内風呂で温泉に入ることにしました。
久しぶりの温泉はなんともいえない心地よさで「来て良かった」と思いながら温泉に浸かっていました。
しかし、しばらくすると気分が悪くなってしまい、温泉から出て休んでいました。
すると主人の母が部屋に来て「由美さん、温泉に入っちゃダメよ。妊婦さんは、温泉駄目なんですって!」と・・・それはもう大騒ぎでした。
大浴場に「妊婦さんの方はご入浴をお控えください」と書いてあったそうです。
夏を迎え安定期にも入っているので主人と軽井沢へ出かけたときのことです。
その日は避暑地の軽井沢と言えど、とても暑く太陽はジリジリと照りつけてきます。
暑いのと気分が悪いのとで散々なことになってしまいました。
そこそこの距離のお出かけをしてみて感じた事は、妊婦さんのお出かけはなるべく控えた方が賢明だと思いました。
そして、いよいよ赤ちゃんが産まれる時。
まだ、産まれてないのに主人は「頑張ったな!由美!ありがとうな!由美!」と泣きそうな顔で私のお腹をさすってくれています。
陣痛が激しくなってくると「大丈夫かな…。頑張ってくれ!痛いか?」とそばで落ち着かなくなっています。
そして陣痛が頂点に達し、破水してしまった時、とうとう主人は気絶してしまいました。
看護師さんの呼びかけにも反応がありません。そんなドタバタ騒ぎの中無事に女の子が産まれてきてくれました。
妊娠中に温泉に行く際は以下のポイントに気をつけよう
- のぼせないように長風呂は避ける
- ゆっくり歩くことと手すりがあれば利用する
- 1人で入らない
一歩一歩かみしめるようにゆっくりと歩くことや、手すりがあれば積極的に利用したいところです。
あと最後のポイントにもありましたが、1人で入らないと言うのも重要です。
それの人と一緒に行くと言うわけではなく、そのお風呂場に誰かしらいることが重要です。
1人だけになってしまうと何かあったときに誰も対処することができません。