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体験談

大きなコブの正体は静脈瘤

私は今までに3度の出産を経験しました。

その中でも3度目の妊娠時に起こったトラブルは、とても印象的で忘れもしないものだったので、同じトラブルに悩む方への今後の参考になればと思います。

そのトラブルは安定期に入る前から始まりました。
なんだか股のあたりに痛みがあり違和感があったのが始まりでした。
上の子たちの事に追われる日々…毎日ゆっくり過ごすことがなかったので「もしかしたら赤ちゃんがおりてきてるのかも・・・」と不安に思ったことを覚えています。

ある日の入浴中、体を洗っていた時にその股の異変をはっきりと確信しました。
「何か手にあたる…」と思い、そっと触ってみたらコブができていました。

入浴後に股をおそるおそる鏡で見てみると、その大きさと見た目の気持ち悪さに驚いて思わず声をあげてしまいました。

幸い(?)な事に、次の日にたまたま妊婦検診がありました。
すると私が聞く前に、「大きな静脈瘤ができているね」と内診をしていた先生が言いました。

先生に話を聞くと、経産婦にはよく見られる症状でお腹が大きくなるにつれて血液の流れが悪くなりできるもので対処方法はないとのことでした。
あまりにも大きいコブだったので「破裂して大出血でもしたらどうしよう」と不安に思っていた私に対して、
「これは破裂したり破裂して出血するようなものではない。動脈だったら大出血になるけどこれは静脈だし、出産したら自然に消えていくもの。対処方法は出産することだよ。」と
先生に笑いながら言われたことをよく覚えています。

それからもコブは大きくなり、それと同時に右足の血液の流れが悪くなり、右足の膝裏には血管が何本も浮き出てきたり小さなコブができました。
一向に痛みがひくこともなく、歩くたびに痛くてゆっくり歩くのが精一杯。
解決方法もない静脈瘤を抱えたまま月日は流れ、3人目の赤ちゃんを無事に出産しました。

先生に言われていたとおり、産後は本当に静脈瘤が徐々に消えていきました。

消えていくと同時に痛みもなくなり安心しました。
あの時の大きなコブは一体何だったのかと思うぐらいにきれいになくなって元通り。
右足の膝裏にできていた静脈瘤も今ではすっかり元通りです。

静脈瘤ができていた時は本当に不安な気持ちでいっぱいでしたが、今思えば静脈瘤のおかげでゆっくりと妊婦生活を過ごせたのかもしれません。
痛みのせいでゆっくり歩く事しかできませんでしたが、そのおかげで体を大事にして無理のない生活ができました。

このトラブルを体験して人間の体の治癒力って本当にすごいなと思いました。

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