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体験談

立会い出産でなぜか夫と姑の絆が強まる!?

東京都在住、41歳の主婦です。
出産したのは、もう9年も前のことになります。

今は出産で「立会い出産」を希望する方は珍しくなく、一般的になっていると思います。

私の場合は、ただなんとなく夫も立ち会うと言っているし、陣痛のときにお水をとってもらったりマッサージしてもらおうと思ったので、立会い出産を希望しました。

妊娠経過は良好で、夫と赤ちゃんのものを揃えたり、出産の日を楽しみに待っていました。

・・・しかし夫に、些細な異変が出始めたのです。

それは、妊娠の経過についてやたらめったら姑(夫にとっては実母)に報告し始めたのです。
赤ちゃんのエコーの写真を写メで送ったり、それまではさっぱりした付き合いの親子関係であまり連絡をとっていなかったのに、妊娠がわかってからやたらと親密になっていくようでした。

しかしその時は「夫は初孫の顔を見せられるのが嬉しいのだろう。」くらいにしか思っていませんでした。

陣痛は38週の時。
予定より2週間早く、夜中の0時くらいにきました。

初産は時間がかかると聞いていたので、陣痛感覚が10分くらいになるまで家で待機することにしました。
「一応、産婦人科には電話を入れておいて!」と夫に伝えようとしたら、なにやら興奮気味に電話をしている姿が…!!

「いよいよ産まれるよ~。」なんて、のん気な声で姑に電話をしていたのです。

私は夜中なので電話なんかしなくて良いと思っていたし、それよりもまずは産婦人科でしょ!と怒りがこみ上げてきました。

しかし陣痛も強くなり、怒りをぶつけている余裕もなくなってきたので、気持ちがモヤモヤしながら出産のため産婦人科へ向かいました。
そして病院に着いたのが2時頃。
経過が早く、5時くらいには分娩台に移ることになりました。

その1番の痛みのピークのときにやってきたのが姑。
産まれると聞いて、急いで駆け付けたのでしょう…。

私がうめきながら分娩室に移ろうとしているときに
「痛いのは今だけ。すぐに忘れてまた産みたいと思うんだから。」という言葉が…。

人生最大の痛みに耐えている最中に「また産みたい!」だなんて思うはずもありません。
姑は分娩室にも入ってきそうな勢いでしたが、それは病院側が拒否してくれて立会いは夫だけ。
その後30分くらいで産まれました。

もう私は夫のことなんて気にしている余裕もないので、出産時のことは覚えていないのですが、出産後1時間くらいして戻った病室には夫と姑がいて、なぜだかしんみりした雰囲気になっていました。

どうしたんだろうと思っていると、夫が「人生観が変わった。自分を産んでくれてありがとう。」と姑に言い、2人で感極まっているのです。

いえいえ、今産んだばかりなのは私。
私に対する労りの言葉とか、無事生まれてきてくれた赤ちゃんへの感謝の気持ちはないのかい!?と呆れ果てました。

その出産時の夫の失態について、私はもちろんグチグチ言い続け、9年経った今でもよく話題にしてやっています。
まあ…今では笑い話ですけどね。

立会い出産は命がけの出産の大変さを夫が実感し、命の尊さを知るという意味では良い方に働くケースも多いと思いますが、私のように「なぜか夫と姑の絆が強まる!?」という事態になってしまうこともあるので、夫の特性を見極めながら決めることをおすすめします。

 

基本、立ち会い出産に姑が来るのはNG?!

嫁と姑の関係性にもよりますが、仮に嫁姑関係が良かったとしても、立ち会い出産に姑が来るのはあまり喜ばれないようです。
これは、姑が嫌いと言うパターンもありますが、姑のことが嫌いではなくても、出産の際の自分を見られるのが恥ずかしかったり、出産後はゆっくりしたいのに、姑がいたら心からゆっくりできない。など、様々な気持ちがあるようです。
このページをご覧になっている方の中で、姑に立ち会ってほしくないけどいいにくい。
と言う方は、ある病院の助産師さんからのアドバイスを活用してみると良いかもしれません。
そのアドバイスと言うのは
「病院の方針により原則として、付き添うのは旦那さんと自分の親だけになりますので、生まれてから来てくださいね」
と伝えるのだそうです。
病院の方針であれば、普通であれば仕方がなく諦めるでしょう。
これは結構使えるようで、旦那さんがうまいことを姑に伝えてくれないような場合でも、自分で丁重に姑の付き添いを断ることができます。
もしもの時はこの作戦を使ってみてはいかがでしょうか?

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