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体験談

一人目妊娠時 体重増加を恐れすぎて

体重が増加しすぎたり、太っている場合出産が大変になると聞いたことがありませんか?

今回の記事はそんな心配や不安を持っている方へ、失敗談をお届けします。ご自身の際は気を付けていただきたい内容になっています。

一人目の妊娠は26歳のときでした。
妊娠前は46キロ、出産時の体重は60キロでしたので、14キロ体重が増加した計算になります。
妊娠期間中は、とにかく体重増加との戦いでした。
今思えばノイローゼ寸前だったと思います。
一人目のときのこの経験があまりにもつらくて、二人目妊娠の際に妊娠前の体重を2キロ増やして申告したほどです。
それなら、たとえ10キロ増えたとしても、数字上は8キロ増なので怒られずにすむと思ったからです。
一人目の妊娠時のころは、特に体重増加に厳しい風潮で、なんなら1キロも体重増やすな、という感じでした。
もともと胃下垂でやせていたのが妊娠で正常な体重に戻っただけとも思うのですが、あのころは何とかして体重を減らさなければならない、といろんな抵抗をしていました。
それを少し思い出したいと思います。
まず妊娠初期。
周りの友人がまだほとんど妊娠していなかったので、私はかなり妊娠に対して無知でした。妊娠が発覚したときは、これからは二人分食べないといけないな、なんて思っていたくらいです。
ところが妊娠初期にかかっていた産婦人科が、後で聞けば異常なくらい体重指導に厳しかったのです。
かなり痩せ型でしたが、体重増加は8キロまでと最初に言われました。
そして私も、今までそう太ったこともないので大丈夫だろうと思っていたのですが、いわゆる食べづわりで、はじめの一ヶ月で三キロ太ってしまったのです。
とにかく食べたい、食べたら眠たい、しかも食べるものがそうめんしか受け付けない。
食べないと気持ち悪いのでひたすらそうめんを食べていたのですが、そうめんは意外とカロリーが高いんですよね。
4ヶ月の検診で49キロになっていて、めちゃくちゃ怒られました。
怒られたのですが、まだ食べづわりが続いていたのでどうにもならない。
このころは、食べたい自分が情けなくて毎日泣いていました。今思い出してもつらいです。妊娠なんてしなければよかったと思うほどでした。
そうめん以外に春雨も食べられたので、ダイエットのために春雨サラダを毎日食べるようになりましたが、あとでこれまたカロリーが高いと知り撃沈しました。
ようやくつわりが終わった5ヶ月ごろには、52キロになっていました。
妊娠中期、安定期に入ったころです。
このころはもう、毎日頭の中は体重でいっぱいです。毎日雑誌なんかで他の人の体重の推移を見て自分を責めていました。
しかも今までなったことのない便秘になり、それも苦しいし体重が増える。
食事は何でも摂れる様になっていたので、繊維質のものや低カロリーのものを取るようにしていましたが、前述のとおり胃下垂が治ってきたせいか、体重は以前ほどではないものの順調に増えていきます。
特にトラブルもなかったので、運動してやせようと思いました。といってもさすがに妊娠中なので下手なことはできない、でも歩くのはいいらしい、とウォーキングをはじめたのです。
とにかく歩きました。毎日2時間3時間、ひたすらに歩きました。
買い物ついでに歩いては、荷物を持って帰ってきたりもしていました。
安定期は何をしてもいい、しっかり歩かないと、と勘違いしていたのです。
7ヶ月にはいるころ、体重増加は減りましたが、しっかりと切迫早産になりました。
そんなにひどくはなかったのですが、歩きすぎはとても怒られました。
そのころは転院していて、そんなに体重にはうるさいところではなかったのですが、前の病院で言われたことや、雑誌で見ている情報に踊らされていて、何がなんでも体重増加を10キロ以下に抑えたかったのです。
ウテメリンを処方されて自宅安静。またこの副作用がものすごくひどく出て、動悸がひどすぎて動くどころではありません。
お薬はすぐになくなりましたが、その分動かずにじっとしましょうということで、上げ止まりだった体重がまた増えだしました。
8ヶ月のころ、とうとう56キロに。10キロ増えた計算です。
このとき、はじめて二つ目の産院で注意を受けたのです。体重に赤線を引かれて、「もう10キロ来たからね、これ以上は気をつけてね」と。
これがものすごくショックでした。
そこでとうとう、「極力食べない」という極端なダイエットに走ってしまったのです。
もちろんお腹はすくのですが、体重が増えるのがいやで食べずに我慢。今手元に母子手帳があるのですが、一気に体重が増えるとされる8ヶ月から9ヶ月、逆に体重が減っています。
たぶん飲み物くらいしかまともに取っていなかったです。
その時期に、はじめて助産師さんとの面談がありました。私はご飯を減らしていたので活気もなく、精神的にも不安定で、みるからに怪しい妊婦だったと思います。
体重の推移と面談で、あっさり危険と判断され、体重は増えてもいいこと、もともとやせていれば15キロくらいまで大丈夫なこと、この時期食べないことは母子ともに危険であることを懇々と説明されたのを覚えています。
そこでようやく食生活が戻りました。食べないダイエットにまで手を出していた私は、一時かなり精神面が危なかったと思いますが、その後は落ちついてすごす事ができ、14キロ太りましたが安産で出産できました。
一人目妊娠中、体重管理がつらかったことしか覚えていません。もったいなかったなと思います。

 

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