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ダイエット 体験談

妊娠中の食事制限を頑張りすぎてぶっ倒れてわかったこと

妊婦になると、今まで思っていたように食事をとることが難しくなります。

食事

というのも、妊娠中毒症や妊娠糖尿病になる可能性が高まったり、出産時に自然分娩だと産道を狭めて難産になる可能性があるからです。だからこそ自分自身で食べるものを吟味しながら、太りすぎないように体重制限をする必要があります。

わたしが通っていた産婦人科は、体重制限に関して厳しい病院として有名でした。わたしは、妊娠3〜4ヶ月目のつわりがひどく、いわゆる「食べつわり」というものになり、そこで一気に体重が2〜3キロ増えてしまいました。身長は166cmで、妊娠前の体重は52キロでした。今振り返っても、自分でびっくりするくらいの量を食べていて、成年男性のカロリーも超えていたのではないかと思います。それでも食べ続けていたのは、そうでもしないと吐き気がおさまらないからです。急にこの期間に体重が増加したことにより、今まで生きてきた中で経験したことのなかった腰痛も経験することとなりました。それ以降、病院でさらに体重制限を徹底するために食事制限をいわれました。具体的な内容としては、小麦粉をつかった、主に麺類を摂取せずに和食中心にすること。和食中心にすることで、自然と出汁の利いた料理をするようになるので、素材もカロリーの高いものを選ばなくなるということでした。確かにこれは助産院のようなところであれば、どこでも言われることだと昔聞いたことがあった上、祖母世代だとその食生活が当たり前で安産だった人も多かったようなので、これは理にかなっているのだと思います。
それ以外の指示としては、糖類、特に砂糖をつかったお菓子の摂取はしないように言われました。また、果物も糖類に含まれるので、果物の摂取をしたければトマトで我慢するようにとも言われました。それを先生から直接指示されたのが妊娠5ヶ月目あたりのことです。
そして、確かに太り気味だったと自覚があったので、言われたことを実践してみました。本来ならば、和食というのも、白米であれば玄米に切り替えた方がよいとは知っていながらも、ここは白米で妥協し、調味料にもとことんこだわりました。添加物などが入った調味料ではなく、昔ながらにつくられてきたホンモノの調味料を選ぶようにし、極力砂糖は使わないようにして、その代替品として、甘酒や味醂の甘さを活かした調理に切り替えました。そして妊娠前は最低でも週に1度は食べていた大好きな甘いお菓子。お菓子屋巡りが趣味のひとつでもありましたが、これも一切やめて、ジュースを飲む代わりに水にすべて切り替えました。お茶でもよかったのですが、妊婦になった途端に、ハーブは種類によっては逆効果だし、コーヒーや紅茶、緑茶などのカフェインの含まれ飲み物は子宮収縮の影響を及ぼすので飲まない方がいいなどと色々な善悪の説が溢れすぎていて、それに疲れきって、水なら何も問題はないだろうと水を選んでいたのでした。
妊娠9ヶ月目に入るまでは農業関連の仕事もしていて、主には外作業が多いこともあり、その食生活を続けていて、夏の暑さに負けて熱中症で倒れてしまったこともありました。これは完全なる鉄分不足からきていたものでした。妊婦にとって鉄分は必要不可欠で最も重要と言っても過言ではないほど大事な栄養素です。多くの人はサプリに頼って葉酸を飲んだりしていますが、わたしはどうしてもサプリに頼らず、食品からの摂取を心がけるようにしていましたが、赤身のお肉を食べることも減っていたりしたことで、鉄分を自然摂取することは難しくなっていたようで、ついにカラダが悲鳴をあげていたのです。またそれが原因か、便秘に悩むことにもなりました。妊娠前は便秘とは縁がなく、毎日が快便というほど、便通がよかったのですが、妊娠してからはひどいときは1週間に1度くらいしか便が出なくなってしまいました。

また、一番妊娠中に困ったことが、誰かと外食したときに「赤ちゃんと2人分しっかり食べなさいね」と言って、人一倍モリモリの量を出されることが予想以上に多かったことです。体重制限をしているという話をしても、「まあまあ」という感じでなだめられ、結局目の前にあるものを残せない主義のわたしは結局すべて食べて、後悔することが多かったです。
以上のように、あまりストイックに体重制限をがんばろうとすると、逆効果になることもあるのだと体感しました。控えた方がいいと言われたものは、確かに控えた方がいいにこしたことはないですが、どうしても食べたい時はそのときだけ食べてもいいだろうし、なによりも食べられないというストレスを抱える方が問題です。実際にわたし自身、実践してみて、カラダを壊すまではいかなかったにせよ、熱中症で倒れたりしたわけなので、大事になっていた可能性もありました。産後は、授乳と育児でどんどん痩せるようなので、必要最低限の体重制限は必要だけれども、無理に自分の心身を削ってまでダイエット精神に燃えなくてもよかったなと自分自身の過去を振り返っても思います。

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