下半身が悩みって方は多いですよね。
様々なヨガやストレッチが有効とか言われているのですが、今回は妊婦さんにもおすすめできるストレッチとして足パカを特集させてもらいます。
足パカは脚をパカパカ開いたり閉じるだけの妊婦さんでもできるダイエット術?
寝転がった状態から、足をあげてパカパカと開いたり閉じたりを繰り返すストレッチで、筋トレやダイエットにと注目を集めている方法でもあります。
そんな足パカを妊婦さんにとってどうなのかという視点で見ていきたいと思います。

妊娠中に安全に痩せれるのは足パカ?
多くのダイエット方法やストレッチ、エクササイズなどがあるのですが、妊娠中は体が変化していくので、そのタイミングでしてはならないような方法を選ぶことは注意しなくてはなりません。
足パカは回数やタイミングなど自分で決めることができるため、無理のない範囲で行うことは妊婦さんに限らず、大切なことなんです。
妊婦さんには、そういった無理のない程度で、継続できるダイエットを選ぶことが必要になるのですが、足パカは手軽に取り入れることができるのでハードルも低くておすすめです。
妊娠中に「足パカ」をする前に知っておきたい専門家の見解
妊娠中の運動は、適切な方法と強度で行えば母体・胎児双方にとって有益だとされています。
米国産科婦人科学会(ACOG)は、合併症のない妊婦には「中等度の有酸素運動を週150分程度」推奨しており、筋力トレーニングや体幹運動も安全としています。
週150分というのは、1日20分程度の有酸素運動ということです。
日本の産科診療ガイドラインや妊婦スポーツの安全管理基準も、妊娠期の運動について「転倒や激しい接触を避ける」「無理のない強度(やや楽〜楽)」を推奨しています。妊娠に合併症がある場合は運動制限が必要です。
要点:
・安定期に入っており主治医から運動許可が出ていることを確認する。
・「足パカ」は低負荷の下肢エクササイズとして有効だが、姿勢や回数・負荷を妊娠期仕様に調整することが大切。
妊婦さん向け:安全な「足パカ(脚開閉)」のやり方 — 手順と頻度
以下は妊娠中に比較的安全に行える「足パカ」バリエーションです。必ず
①主治医の許可を得る、②運動中にお腹の張り・めまい・息切れ・出血があれば中止、を守ってください。
やり方(床で仰向け・お腹に負担をかけない基本版)
- 床に仰向けになり、膝を軽く曲げて足裏をつけます(膝幅は腰幅)。
- 息を吐きながらゆっくり片脚ずつ、または両脚を斜めに外側へ開く(無理に大きく開かない)。
- 5〜10秒キープ(無理なら数秒)→ゆっくり戻す。呼吸は止めない。
- これを1セット10〜12回、セット間に休憩30秒〜1分。
初心者は1日1セット、慣れたら1日2〜3セットへ。週2〜3回を目安に。
妊娠後期・お腹が大きい場合の代替(サイドライン足パカ)
- 横向き(サイドライン)に寝て行う。上側の脚をゆっくり上げ下げする「サイドレッグリフト」方式で、腹圧を避けられます。
- 体勢を安定させるためにクッションを挟むと安全。
実施時のポイント(安全第一)
- 強く力を入れて「力ませない」。呼吸を自然に保つ。
- 痛み・強い張り・出血・めまいが出たら即中止し医師に相談。
- 横になって行う際は、長時間仰向けに寝るのは避け(特に妊娠中期以降)、お腹が苦しくなったら姿勢を変える。:contentReference[oaicite:5]{index=5}
「足パカ」と併せてできるケア — むくみや血流改善の習慣
足パカは筋活動で血流を促しますが、下記の習慣を組み合わせることで効果が高まります。
- ウォーキング:短時間の散歩を毎日行うことで全身の循環を改善します(ACOG/NHS推奨)。:contentReference[oaicite:6]{index=6}
- 入浴後の軽いマッサージ:ふくらはぎ〜太ももに向かってリンパを優しく流す。
- 着圧ソックス/弾性ストッキング:長時間の立ち仕事や移動時に血流サポートとして有効。医師と相談のうえ活用を。
- 睡眠時の足の高さ調整:クッションで足先を軽く上げると朝のむくみが和らぐことがあります。
妊娠中に安全にできる足パカの正しいやり方
妊娠中は体調に個人差があるため、体に負担をかけないよう、無理のない範囲で運動を取り入れることが大切です。足パカ運動も、正しいフォームでゆっくり行えば、足のむくみや血流改善に効果が期待できます。
【基本の足パカ運動(妊婦さん向け)】
- 仰向けになり、膝を軽く曲げた状態で床に寝ます(クッションなどを使用してもOK)。
- 両足をゆっくり天井方向に持ち上げます。お腹を圧迫しない程度に高さは調整しましょう。
- 両足を左右に「パカッ」と開き、ゆっくり元に戻します。
- これを5〜10回を目安に、1日1〜2セット行いましょう。
妊娠中の足パカで注意すべきこと
- 体調がすぐれないときやお腹が張るときは中止する
- 運動中は呼吸を止めず、リラックスして行う
- 妊娠後期や切迫早産の診断がある方は、必ず医師の指導を仰ぐ
足パカ以外の妊娠中におすすめの運動
足パカ以外にも、妊娠中に安全にできる軽めの運動を併用することで、体のバランスを整える効果が期待できます。
- マタニティヨガ:呼吸とリラックスを重視
- ウォーキング:軽めであれば毎日の習慣に
- ストレッチ:腰や背中の緊張を和らげます
専門家からのアドバイス
助産師やフィットネストレーナーの中には、足パカ運動を取り入れることで、産後のボディラインの戻りがスムーズになるという声もあります。ただし、妊娠中は無理をしないことが何より大切。必ず医師や助産師の確認をとった上で、安全第一で取り組みましょう。
足パカによる効果はどういったもの?
足パカは道具などは必要とせず、時間と寝ころべるだけのスペースがあればできるため、妊婦さんに限らず幅広い方から注目を集めいている足痩せの方法になります。
そんな足パカはどんな効果があるのか見ていきましょう。
主なものとして腹筋、腹筋の横にある腹横筋、大腰筋、内転筋にアプローチできる足パカは、手軽にできることと、比較的短期間で効果が実感できると口コミでも話題になっていますね。
そんな足パカにはどんな効果が期待できるのでしょうか。
お腹周りやお尻中心、太ももや体幹など体の中心に近い部分の筋肉が鍛えられるため
- 下半身痩せ
- ウエストがキュットする
- 姿勢がよくなる
- 冷えやむくみにいい
といった効果が期待されているんですね。
妊娠中に足痩せは必要なの?
妊娠中の妊婦さんが一番大事にしなくてはならないのはお腹の中の赤ちゃんと、赤ちゃんんに栄養をあげるための母体です。
そのため妊婦さんは妊娠前より体を大事にして生活するため、動きを無意識でセーブしがちになり筋肉が衰えやすくなっています。
またむくみも起きやすいのが妊娠中なので余分な水分や老廃物もたまっているため、足痩せは老廃物を排出するためにもおすすめなんです。
安産のためにも適度な筋肉を維持することは大事で、妊娠後期になると妊娠中毒症のリスクも生まれてしまうために、産婦人科でも適度な運動を推奨されます。
体の不安定な妊娠初期ではなく安定期になってから、健康な状態であれば、安産のためにも健康的なダイエットや運動の必要が出てくるんですね。

妊娠中にしてはいけない足痩せ方法
では妊娠中にしてはいけない足痩せの方法というのはどういったものなのでしょうか。
- 足痩せに聞くと言われているツボに関する注意点
- 足痩せに使うマッサージオイルなどの成分
- むくみ解消食品やダイエット商品を使う場合の注意点
この3つのポイントが妊婦さんに意識してもらいたい足痩せを行う場合の注意点になります。
足痩せに聞くと言われているツボに関する注意点
私たち人間の身体には多くのツボが存在します。その中には子宮を刺激してしまうものもあるんですね。
ツボは東洋医学で信じていないよと思っている方でも、妊娠中はいくら足を細くしたいと思っていても、胎児へのリスクを高める行為はNGです。
足痩せに使うマッサージオイルなどの成分
体にたまっているマッサージなどで老廃物を流したり、代謝をアップさせるのに効果的なマッサージなどの際に使うアロマオイルやマッサージジェルなどは成分に気を付けたほうがいいものがあります。
妊娠中はお肌も敏感になっているため妊娠前の感覚で大丈夫だと思っていた成分が、妊娠後になると受け付けなかったり肌トラブルにつながる場合があります。
むくみ解消食品やダイエット商品を使う場合の注意点
ダイエット商品やむくみ解消グッズなどを使ったことがある女性は非常に多いと思います。それだけ痩せるということが必要とされているのですが、そういった商品の中には妊娠中には使えないとか、飲めないといったものが多く存在します。
「この商品は足痩せに今インスタとかでめっちゃ流行っているよ!」
と友人から聞いたとしてもその商品が妊婦さんに対して安全かどうかは調べる必要があります。
妊婦さんは栄養をしっかりと摂取しないといけないし、葉酸などはサプリメントで摂取しなければいけないから、同じサプリだから大丈夫という安易な決め方などは注意が必要になります。
パッケージの裏面を確認したり、ネットで安全かどうかを確認するのは自分の身とお腹の中の赤ちゃんを守るためにも大事な行為となります。
妊婦さんのリアル体験・よくある変化(参考)
- 「お風呂上がりに3分だけ続けたら翌朝の脚の軽さが違った」 — 少しの習慣でむくみが改善したという声。
- 「横向きでの足パカならお腹が張らず続けられた」 — 後期でも無理なく続けられる工夫が有効。
- 「着圧ソックスと併用して立ち仕事を乗り切れた」 — 日常の取り入れ方で効果実感が変わる。
効果の目安:むくみ軽減は数日〜2週間、見た目の変化は継続(数週間〜数ヶ月)が必要です。個人差があります。
よくある質問(Q&A)— 妊娠中の「足パカ」について
- Q1:妊娠何週から足パカを始めていいですか?
- A:原則は主治医の許可が必要ですが、合併症がなければ安定期(一般に16週以降)から無理のない範囲で始めるのが多いです。運動の強度は「やや楽」程度を目安に。
- Q2:お腹が張る時はやってもいい?
- A:お腹に張りが出たら中止してください。張りが頻繁にある場合は医師に相談し、運動プログラムの見直しをしましょう。
- Q3:毎日やったほうがいい?頻度は?
- A:週2〜3回を基本に、短時間(数分)でも毎日続けられる形にすると習慣化しやすいです。全身の運動(散歩など)と組み合わせると良いでしょう。
- Q4:太ももそのものが細くなる?部分痩せは可能?
- A:局所運動で筋肉の引き締めやむくみ改善は期待できますが、脂肪の部分痩せは難しいため、食事と全身運動も併せて行うことが効果的です。
- Q5:妊娠合併症(妊娠高血圧や前置胎盤など)がある場合は?
- A:これらの合併症がある場合は運動制限が必要です。必ず担当医と相談し、許可が出た運動のみ実施してください。


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