おせち料理でもおなじみの黒豆。最近では黒豆茶なども人気のお茶になっています。ふっくらと艶のある黒色で甘さがあるので好きな方もおられますよね。
しかし、最近の若者はなかなか黒豆は当然のように豆類の料理を食べることが少なくなっている層なんです。
豆類は栄養が豊富で、ダイエットにも注目されています。
そんな黒豆を妊娠中の妊婦さんにとって安全なのか、どういった効果があっておすすめの料理というのはどういったものがあるのかを見ていきたいと思います。

黒豆の効果
黒豆というのは大豆の中まで正式名称では黒大豆といいます。
栄養が豊富でイソフラボンでも注目の大豆と同じように栄養が豊富です。成分と栄養はほぼ大豆と同じなのですが、注目したいのは黒豆の皮の部分です。
なのでまずは大豆と黒豆共通になりますが注目すべき成分をみてみましょう。
- イソフラボン
- 大豆レシチン
- サポニン
- αリノレン酸
- トコフェノール
と様々なテレビ番組で絶賛されるほどの注目成分がずらり。
これらの効果としても
- 高血圧予防
- 動脈硬化の防止
- 更年期障害の軽減
- 糖尿病予防
- がんの予防
- 心臓病や肝臓病などの予防
- 骨粗しょう症予防
- 肥満予防
- 疲労回復効果
- 便秘、冷え性の改善
- 不眠、関節痛などの予防
と効果を並べるだけでもすごいのがわかりますよね!
そして黒い皮の部分に含まれている成分が
アントシアニン
なんです。
アントシアニンの効果は
- 血液サラサラ効果
- アンチエイジング効果
- 眼精疲労や視力の改善
- アレルギーの抑制効果
などが効果としてあげることができるんです。
黒豆の副作用
黒豆は大豆イソフラボンが豊富に含まれているので、過剰摂取によってホルモンバランスが崩れることがあります。
実際に妊娠中の妊婦さんにはどういった副作用が考えられるのでしょうか。
- ホルモンバランスが崩れてしまう
- 胎児の生殖機能に影響を与える可能性
- 胎児の遺伝子に異常をきたす可能性
このようなリスクが考えられます。
可能性というような表現は動物実験での結果でのもので、妊娠中の大豆イソフラボンの安全性や有効性は完全には確立されていないそうなんです。
もちろんリスクばかりが目に行くかもしれませんが、あくまで過剰摂取を考えた場合になります。
大豆イソフラボンは、黒豆茶や煮豆だけではなく、普段の食生活の中でもしょうゆ、お味噌、豆腐などにも含まれています。
食べないようにするのではなく過剰摂取だけは注意するということなんです。
黒豆の摂取量と食べ方のコツ
黒豆は妊婦さんにうれしい栄養(鉄分・葉酸・たんぱく質・食物繊維など)が豊富ですが、摂りすぎには注意が必要です。
1日あたり20〜30g程度(小鉢1杯ほど)を目安に取り入れると安心です。
また、黒豆の食べ方によって栄養の吸収率や体への負担が変わります。
妊娠中の時期に合わせた食べ方を紹介します。
| 妊娠時期 | おすすめの食べ方 | ポイント |
|---|---|---|
| 妊娠初期 | 黒豆茶やスープなど、あっさりした形で摂取 | つわりがある時期は、香りを抑えた冷やし黒豆茶がおすすめ。 |
| 妊娠中期 | 煮豆や黒豆ご飯でバランス良く | 鉄分・たんぱく質がとれ、胎児の発育サポートに◎ |
| 妊娠後期 | 蒸し黒豆や黒豆スープなど、温かい食事で | 体を冷やさず、むくみ予防にも役立ちます。 |
甘く煮た市販の黒豆は糖分が多いため、無糖・無添加のタイプを選ぶのがポイント。
自宅で作る場合は、砂糖を控えめにして健康的にアレンジしましょう。
妊娠中に黒豆を食べるときの注意点
黒豆は健康的な食品ですが、妊娠中は体調の変化が大きいため、以下の点に注意しましょう。
- ① イソフラボンの摂りすぎに注意:
黒豆には大豆イソフラボンが含まれています。1日の摂取目安(70〜75mg)を超えないように、他の大豆食品(豆乳や納豆など)との重複に注意しましょう。 - ② 甘い黒豆の食べすぎに注意:
煮豆や黒豆スイーツは糖分が多く、血糖値上昇や体重増加につながる場合があります。味付けは控えめが◎ - ③ 冷えすぎた黒豆茶は控える:
妊娠後期など冷えやすい時期は、温かくして飲むのがおすすめです。冷たいものばかりだと代謝が下がり、むくみやすくなることも。 - ④ 消化に時間がかかるため、食べすぎに注意:
食物繊維が豊富なため、一度に食べすぎるとお腹が張ったりガスがたまることがあります。 - ⑤ 持病や服薬がある場合は医師に相談:
血液をサラサラにする薬を服用している場合、黒豆のポリフェノール作用が影響することも。必ず医師に確認を。
妊婦さんの体調は日によって変わります。体に合わないと感じたら、無理せず一旦控えるようにしましょう。
妊婦さんの体験談・よくある質問(Q&A)
Q1:黒豆を毎日食べても大丈夫?
A. 少量(20〜30g)であれば毎日食べても問題ありません。
ただし、豆乳や納豆など他の大豆食品と合わせて摂る日は、黒豆の量を控えめにするのがおすすめです。
Q2:黒豆茶と黒豆を併用してもいい?
A. 併用しても問題ありませんが、どちらもイソフラボンを含むため、合計で1日2〜3杯程度にとどめるのが安心です。
Q3:つわり中でも黒豆を摂っていい?
A. 香りが気になる場合は、冷やした黒豆茶や少量の煮豆から試すと◎。
どうしても匂いがつらい場合は無理をせず、落ち着いたら再開しましょう。
Q4:市販の黒豆スイーツでも効果ある?
A. 黒豆そのものの栄養はありますが、糖分や脂質が多い商品も多いため注意。
“無糖・低カロリー・無添加”タイプを選ぶと安心です。
Q5:授乳中も黒豆を食べていい?
A. ノンカフェインで体を温める作用もあり、授乳期にもおすすめです。
ただし、乳腺炎のリスクがある方は油分や糖分の少ない調理法で取り入れましょう。
実際に取り入れているママの声
- 「朝食に黒豆ご飯を取り入れてから、貧血が改善しました!」
- 「冷え性だったけど、黒豆茶を夜に飲むようにしてから体がポカポカします。」
- 「市販の煮豆は甘すぎるので、自分で塩だけで煮たらすっきりおいしい!」
黒豆の摂取量はどのくらい?
副作用としてイソフラボンの過剰摂取を説明しましたが、ではどのくらいの量を食べたらいいのでしょうか。
妊娠中は食生活の中でも栄養を意識するため、海外でも注目されている日本食をなるべく食べるようにするという方も多いと思います。
黒豆の摂取量は大豆イソフラボンの摂取量から参考になります。
大豆イソフラボンの摂取量は1日70~75mgが目安といわれています。

黒豆のおすすめ料理3選
黒豆は最近の若者の間ではなかなか食べる機会が少なくなっているそうで、
年末年始におせちの中でしか見かけないし、食べることがないという方も増えているんだそうです。
しかし、ここまで説明したように黒豆は大豆と同じ、いやそれ以上に栄養が豊富でぜひ食べてもらいたい食材の一つです。
ましてや妊娠中や授乳中の栄養がいっぱい必要になる時期などにおいてはまさにうってつけの食材。
特に日本食としても海外からも注目されているのが煮豆。
煮豆って難しいとか手間がかかるし、そんなに好きでもないから作ることがないという声も多いのですが、これだけの栄養が摂取できるから、たまには挑戦してみませんか?
簡単にできる黒豆を使った煮豆
材料は
黒豆 250g
砂糖 250g
しょうゆ 大2
水 1600cc~
お鍋に水と砂糖としょうゆをいれてひと煮立ちさせ、洗った黒豆を入れ軽くかき混ぜて火からおろしてふたをして半日から一晩おいておく。
鍋を中火で沸騰寸前で弱火にしてアクをすくってしまう。
クッキングペーパーで落し蓋をして1時間煮て、火を止め1時間くらい放置。
この工程を繰り返して黒豆が好みの柔らかさになったら、そのままゆっくり冷まして1日くらい置くと味がしっかりとなじんできます。
わたしの場合煮て、冷やしてを2度くらい繰り返すのが好みの硬さに♪
この工程は黒豆の大きさや質で変わってきます。
圧力鍋でもっちり黒豆
材料は
黒豆 300g
砂糖 140g
しょうゆ 大さじ2
塩 小さじ1/4弱
熱湯 700cc
重曹 小さじ1/2
洗った黒豆と材料を圧力鍋に入れて放置w
翌日くらいにそのまま火にかけ沸騰させたら少し冷まします(この時点では圧力はいりません)
アルミホイルで落し蓋をして30分くらい加圧します。
自然に冷ましてできあがり♪
簡単にできる黒豆を使った煮豆
材料
黒豆 200g
水約 1000cc
黒糖 70~90g
砂糖 100g
醤油 大さじ1
塩 ごく少々
鉄分のサプリメント(あれば) 1個
この料理はクックパットで発見♪貧血などで鉄分が必要な方は必見!
洗った黒豆を水に浸して鉄分サプリをいれて一晩置きます。(なければ鉄なべに入れて代用)
それを圧力鍋に入れてふたをせずに強火で煮て、アクをとっていきます。
5分くらいしてアクがなくなったらふたをして2、30分くらい加熱。圧力が下がったら塩以外の材料を入れて落し蓋をして中火で煮詰める。
つけ汁に軽くとろみがついてきたら塩出味を整えます。
クッキングペーパーでふたをして冷ますと徐々に黒豆が茶色から艶のある黒色に♪
この工程を繰り返すと柔らかく黒くてツヤが出て味わいが深くなります。
最近では圧力鍋料理なども手軽にできる電気圧力鍋などが人気で、難しく時間のかかる料理が簡単にできるようになっています。
最近黒豆が食べてないと感じたらぜひ作ってみてください。
そして黒豆料理を作る場合おすすめの魔法のフレーズがあります!!!
にまめ、にまめ♪
なんだか魔法のことばみたいで可愛らしいから好きなんですよね、このフレーズw
ポイントはひらがなとして口に出すことですw


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