「妊娠中に風邪をひきたくない!」と、誰もが思いますよね。風邪をひいてしまうと、お腹の赤ちゃんのこと、薬のことなど、不安な気持ちでいっぱいになってしまいます。ここでは、風邪をひきかけたら…ではなく、風邪をひく前からできる「風邪を寄せ付けない体作り」と、もしもの時のための「心構え」について、優しく丁寧にお伝えします。
風邪を寄せ付けない体作りのための5つの習慣
風邪を予防するには、日頃のちょっとした習慣が大切です。今日からできる5つの習慣を、ぜひ取り入れてみてください。
- 習慣1:手洗い・うがいの徹底基本中の基本ですが、とても大切です。外出から帰宅したら、すぐに手洗い・うがいを徹底しましょう。ウイルスは、手や口から体内に入り込むため、こまめに洗い流すことが大切です。
- 習慣2:睡眠をしっかりとる睡眠不足は、免疫力を低下させる大きな原因になります。妊娠中は、お腹が大きくなって寝苦しさを感じたり、夜中に何度も目が覚めたりするかもしれませんが、できるだけ体を休めるように意識しましょう。昼間、少しの時間でも横になって休むだけでも、体力の回復に繋がります。
- 習慣3:体を温める体が冷えると、免疫力が低下してしまいます。特に、お腹や足元を冷やさないように、腹巻や温かい靴下を着用したり、温かい飲み物を飲んだりして、体を温めましょう。シャワーだけでなく、湯船にゆっくり浸かるのもおすすめです。
- 習慣4:バランスの取れた食事つわりで食事が偏ってしまうこともあるかもしれませんが、できるだけバランスの取れた食事を心がけましょう。特に、ビタミンC、ビタミンD、亜鉛など、免疫力を高める栄養素を積極的に摂るように意識してみてください。生姜やネギなど、体を温める食材もおすすめです。
- 習慣5:人混みを避ける人混みには、風邪のウイルスがたくさん潜んでいます。流行性の風邪が流行している時期は、できるだけ人混みを避け、外出する際はマスクを着用するようにしましょう。
私の友人のAさんは、「妊娠中は、風邪をひくのが怖くて、毎日手洗い・うがいを徹底して、生姜入りの温かいスープを飲むようにしてたよ。おかげで風邪をひかずに乗り切れたかな」と話していました。ママの頑張り、本当に素晴らしいですね。
風邪をひいてしまった時の「心構え」
どんなに予防していても、風邪をひいてしまうことはあります。そんな時、「どうしよう…」と焦ってしまいがちですが、まずは落ち着いて、冷静に対応しましょう。
- 焦らないこと:風邪をひいたからといって、すぐに赤ちゃんに影響があるわけではありません。まずは、焦らず、体を休めることが何よりも大切です。無理をしない、という意識を持つだけでも、ママの気持ちは楽になります。
- すぐに相談すること:「このくらいの症状なら大丈夫かな…」と自己判断せずに、少しでも不安に感じることがあったら、すぐにかかりつけの産婦人科医に相談しましょう。症状や、飲んでも良い薬について、適切なアドバイスをもらえます。あなたは一人で抱え込む必要はありません。
- 周りの人に頼ること:家事や上の子のお世話など、無理をせず、旦那さんや実家、友人など、周りの人に頼りましょう。「お願いしてもいいかな?」と遠慮せずに、頼ることが大切です。ママがゆっくり休むことが、家族みんなの幸せに繋がります。
Q&A:ママたちの疑問に答えます
Q1: 妊娠中に喉が痛くなった時、何かできることはありますか?
A: 喉の痛みには、うがいが効果的です。塩水でうがいをするだけでも、喉の殺菌効果が期待できます。また、マスクを着用して喉を保湿したり、温かい飲み物をこまめに飲んだりするのもおすすめです。
Q2: 妊娠中に風邪をひいた時、熱が出たらどうすればいいですか?
A: 熱が出た時は、まずは安静にして体を休めましょう。熱を下げる薬は、自己判断で服用せず、必ずかかりつけの産婦人科医に相談してください。脇の下や首元を冷やすと、一時的に熱が下がることがあります。
Q3: 妊娠中の風邪予防に、加湿器は効果がありますか?
A: はい、効果があります。空気が乾燥していると、喉の粘膜が乾燥して、ウイルスが侵入しやすくなります。加湿器を使って部屋の湿度を適切に保つことで、風邪の予防に繋がります。
Q4: 旦那さんが風邪をひいてしまった場合、どうすればいいですか?
A: 旦那さんにはマスクを着用してもらい、こまめに手洗いをしてもらうなど、感染対策を徹底してもらいましょう。可能であれば、寝室を別にしたり、タオルなどを分けたりするのも良いでしょう。
Q5: 妊娠中にできる、風邪予防に効果的なツボはありますか?
A: 風邪予防に効果的なツボとして、「合谷(ごうこく)」というツボがあります。手の甲で、親指と人差し指の付け根の間のくぼみにあるツボです。このツボを優しく押してあげるだけでも、体調を整える効果が期待できます。
まとめ:完璧なママを目指さず、心穏やかに
風邪をひかないように、と完璧を目指しすぎてしまうと、それがかえってストレスになってしまうこともあります。一番大切なのは、**「もし風邪をひいてしまっても、大丈夫」という心構えを持つこと**です。不安に感じることがあったら、すぐに産婦人科医に相談し、周りの人に頼る。そうやって、あなたは一人ではないことを、思い出してください。
日々の手洗い・うがいや、体を温める習慣は、風邪予防になるだけでなく、ママ自身を労わる時間にもなります。どうぞご自身を大切に、心穏やかに、この貴重なマタニティライフを楽しんでくださいね。あなたの笑顔が、赤ちゃんにとっても一番の栄養です。応援しています!
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