妊娠中は、ダイエットをしてはいけないと言われる事が多いですよね。
赤ちゃんのために栄養を2人分摂らなきゃいけないのに食事制限なんてもってのほかとも言われます。
ですが、実際には妊娠中に増えて良い体重は、8kg~13kgまでと言われています。
このような数値が存在するという事は、つまり体重管理という意味での『妊娠中のダイエットは必要』なんですね。
もちろん、妊娠前のような過度にスリムなろうとするような過激なダイエットは良くありませんが、健康的にしっかり栄養を摂るダイエットは問題ないですし、むしろ健康な赤ちゃんを産むために妊娠中の高血圧や妊娠中毒などを予防するためには大切な事です。
ただし、このような目的がある妊娠中のダイエットも『妊娠初期』だけはやり方、どのくらいやれば良いのかなどで注意が必要なんですよ。
このページでは、妊娠中のダイエットの中でも、特に妊娠初期のダイエットについて、わかりやすくまとめてご紹介して行きますので、一緒に見て行きましょう♪
<h3>妊娠初期でやってはいけないダイエットはなに?</h3>
妊娠初期でやってはいけないダイエットは『物理的ダイエット』に分類されるものです。
物理的ダイエットというのは、骨盤ベルトで身体を締め付けたり、ジョギングをしたりという種類のもので、いわゆる『運動ダイエット』です。
適度な運動が大切と言われているダイエットですが、妊娠初期だけは例外です。
というのは、妊娠初期は子宮の中にいる赤ちゃんのベッドである胎盤がまだ完全に出来上がっていませんし、赤ちゃん自体も小さいので、流産などの危険性が高いからなんですよ。
ですので、妊娠中ダイエットは、基本的に栄養管理で行っていくべきなんですね。
<h3>妊娠初期でつわりがある場合のダイエットは?</h3>
妊娠初期は、つわりがある方も多く、中にはつわりがつらくて野菜ジュースだけで過ごすというような方もおられます。
特にお米の炊きあがりの匂いには、耐えられなくなる方が多いようですね。
ですので、ダイエットをしていなくても自然と痩せていく方は多いようです。
しかしながら、もともと太っていて妊娠を期にダイエットを始めようとする方もおられますが、あまり急激なダイエットはおすすめ出来ません。
妊娠初期でつわりがひどく、自然と痩せていってしまうような方は、サプリメントや酵素ドリンクなどの健康的な栄養補給が出来る方法を確保すると良いでしょう。
一部のメディアで、妊娠初期は食事の量を減らすダイエットは良くないという情報もありますが、つわりや体質、体重にも個人差があるように、全ての人に言っているわけではありません。
つわりがある方の場合は、食事量を減らすのは良くないと言われても、食べることが出来ません。
そこで、しっかりとした栄養補給が大切なのは、妊娠初期や妊娠中期、後期であっても同じという事なんです。
必要な栄養はしっかり摂る、そして不要なもの(溜まった老廃物や毒素など)はしっかり排出するという事が大切になってきます。
老廃物や毒素を出すデトックスのためにも、ちゃんとした栄養素は大切です。
例えば、細胞増殖に関わる葉酸で赤ちゃんの成長の基礎を作ったり、毒素が赤ちゃんに回らないようにするために体内のナトリウムバランスを整えるカリウムの摂取です。
特に、初産の方の妊娠初期は、今まで経験したことがないような身体の急激な変化(ホルモンバランスによるもの)に驚いてしまって不安になる方もおられます。
そういった方の場合は、副交感神経に働きかけてリラックスできるような、ホルモン物質のセロトニンなどの分泌を助けるという意味合いもあります。
<h3>妊娠初期のダイエットで食べてはいけないもの</h3>
妊娠初期でダイエットで食べてはいけないものをまとめました。
・チョコレート
・アイス
この2つは妊娠初期のダイエットでストレスが溜まったとしても出来れば我慢した方が無難です。
その理由は、チョコレートにはカフェインが含まれており、アイスは単純な理由ですが身体を冷やしてしまうからです。
カフェインは、母体にとっても赤ちゃんにとっても良くないのはご存じの通りですよね。
身体を冷やしてしまうと、まだ出来上がっていない胎盤の成長を阻害してしまいます。
また、これらを食べてカロリーの摂り過ぎが気になるから食事を我慢してしまうというのは妊娠初期には良くありません。
<h3>つわりが治まると食欲が!食べても良いものは?</h3>
つわりが治まると、食欲が急激に増してきます。
『せっかく頑張っている妊娠中の体重管理が・・・』と思われる方いらっしゃると思います。
ですが、これは妊娠中で初期を無事に過ごす事が出来て、赤ちゃんが無事に成長のための軌道に乗っている事を意味しています。
この時期で、食欲が増すのは誰でも起こる事ですので、気にする必要は全くありません。
むしろ喜ばしい事なんですよ♪
ですが、注意が必要な点があるんです。
それは、塩分を控えめにする事とファーストフードやジャンクフードなどを出来る限り控える事です。
説明の必要もないかもしれませんが、マク○○○ドのポテトやハンバーガー、またはコンビニのレジ横に置いてある、からあげやアメリカンドッグなど、無性に食べたくなる事もありますよね。
これらのファーストフードやジャンクッフードを食べてしまった時に、『これを食べたからほかを我慢すればチャラでしょ。w』という考え方は妊娠中は絶対にNGです。
塩分を控えめに蒸したお野菜や食べやすい大きさにカットしたフルーツを食べたり、自然な味の甘みや塩分などを楽しむつもりで『食事管理』をしましょう。
そして、お腹いっぱいに食べてしまわずに、バランス良く一通りの物をを少しずつ抑えて食べるようにしましょう。
もちろんストレスも、この時期の赤ちゃんの成長にとっては大敵ですから、出来るだけ楽しめる事を見つけるようにしましょう。
夢中になれる事があれば、『あれもこれも食べたい』という気持ちを抑える事が出来ますし、集中できるものを見つけることは脳波の安定につながり、身体の代謝が上がるというデータもあるくらいで、決して侮る事が出来ないものなんですよ♪
意外な効果が望めるかも知れませんので、妊娠中でも楽しめる事を探して妊娠中のダイエットを実践してみて下さいね。
<h3>妊娠初期のダイエットのまとめ</h3>
ここまで読んでみていかがでしたか?
妊娠初期からのダイエットは良くないと言われている情報を目にする機会が多いと思いますが、おさえるべきポイントさえ守って行けばまったく怖いものではないんですよ。
『バランスの取れた栄養摂取』
『物理的な無理のあるダイエットはダメ』
この2つのポイントさえ満たしてしまえば、産婦人科の先生にも褒められて、産後のキレイな身体作りにも生かす事が出来ます。
サプリメントやダイエットドリンクなど、身体に良い栄養素をしっかり摂れるものを選んで、妊娠中のダイエットを成功させましょうね♪