「筋トレ前にコーヒーを飲むと効果が上がる」
このような話を聞いた事はありませんか?
ただ、コーヒーと言えば一般的には
- 純粋にコーヒーが好きだから飲む
- 睡魔と戦うために飲んでいる
こんな理由から飲む方が多いですよね?
むしろ、「筋トレのためにコーヒーを飲んでるよ!」と言う方には今まで会ったことがありません。w
私自身も、個人的にコーヒーが好きだから毎日飲んでいますが、そんなコーヒーが筋トレの効果を高める。というのは、私も驚きでした。
もっと言うと、最初は「ほんとかな?」と言う疑いがあったのが正直なところです。
ですがいろんな角度から調べてみると、どうやらコーヒーに含まれるカフェインがその鍵を握っており、「コーヒーが筋トレの効果を高める」と言う話にはきちんと根拠があることがわかりました。
この記事では、コーヒーが筋トレのパフォーマンスを高める医学的根拠や、筋トレの効果を高めるためのコーヒーの使い方についてお話ししていきます。ただし、妊婦さんはカフェインは避けたほうがいいので妊娠中の方は注意が必要になります!!
コーヒー好きな方もそうでない方も、肉体改造をされている方は、効率化を図るためにも、ぜひコーヒーの魅力を知ってみてはいかがでしょうか?
コーヒーが筋トレのパフォーマンスを高める科学的根拠
このカラクリの鍵を握るのはコーヒーに含まれるカフェインです。
今からおよそ100年前にイギリスのロンドンで、“カフェインを摂取すると筋肉は疲れを感じにくくなるのか”という実験が行われました。
結論から言うと、カフェインを摂取したグループと摂取していないグループでは、筋肉の疲れ具合に大きな違いが出ました。
カフェインを摂取したグループの方が、筋肉の疲れが圧倒的に少なかったんです。
この実験結果が世に広まってから、「コーヒーを飲むと運動のパフォーマンスが高まる」と言う認識が広まり、実際にたくさんのアスリートがコーヒーからカフェインを摂取するようになりました。
しかし、カフェインの力が思いのほかすごすぎて、いろんな競技会でカフェインの摂取が禁止されるほどになりました。
こういったいきさつがあるとなれば、コーヒーを飲めば筋トレのパフォーマンスが高まる。というのも納得がいきますよね。
他にも筋トレ前のコーヒーをお勧めする2つの理由
カフェインには
- 集中力を高める働き
- 脂肪を分解してエネルギーとして活用する流れサポート
こういった効果もあります。
1つ前の段落でもお話したように、筋肉のパフォーマンスを高めてくれるのも充分ありがたいですが、筋トレをする際は高い集中力も重要になってきますよね。
そして何より、肉体改造を計画中の方の多くは、すでにこびりついた体脂肪にもお悩みだと思います。
これを効率よく分解して筋トレのエネルギーに変える。と言うのは、肉体改造をする上では非常に効率が良いですよね。
こういった意味でも、筋トレ前にコーヒーを飲むことには必要性があると言えますね♪
闇雲にコーヒーを飲めば良いわけじゃない!
「筋トレにはコーヒーがいいらしい。」
ともなればすぐにでも取り入れていきたいところですが、それはちょっと待ってください。
プロテインなどでもそうですが、良いものを最大限に活かすためには「適切な量とタイミング」と言うものがあり、カフェインも例外じゃありません。
これを知らずに自分流を貫いて、結果効率が悪いことをしてしまっていてはもったいないですよね…
カフェインを活用して筋トレのパフォーマンスを最大限に高めるためには、体重1kgあたりおよそ3mg程度のカフェインを摂取することがポイントになります。
私の体重は約50キロなので、摂取量は約150mgになります。
一方私の主人は体重が約80キロなので、この場合約240mgのカフェイン摂取が適切です。
一般的にコーヒー100mlあたりのカフェイン量はおよそ60mgだと言われています。
例えば、150mlの量が入るマグカップでコーヒーを飲む場合、大体90mgのカフェイン摂取量になります。
ただ、飲むコーヒーの種類などによってカフェインの摂取量も微妙に変わってくると思うので、そこはあらかじめ確認しておくと良いですね。
ちなみに、お茶やコーラ、ココアなどにもカフェインは含まれますが、どれを見てもコーヒーで摂取できるカフェイン量よりかなり少なめになってしまいます。
なので、たくさん飲まなければいけないしそれだけお金がかかってしまうので、コーヒーが嫌いでないのであれば手段はコーヒーの方が効率が良いのかなと思います^^
また、カフェイン摂取のベストなタイミングは、筋トレ前のおよそ30分前になります。
「絶対にこの摂取量でこのタイミングじゃなきゃだめ!」と言うわけじゃないですが、可能であればこの辺のルールを守って継続されることをお勧めします。
注意点
先ほどは、筋トレのパフォーマンスを高めるためのカフェイン摂取量やタイミングについてお話ししましたが、カフェインに敏感な体質の方は、少し量を減らしながら試していくことをお勧めします。
なお、一度体の中に入ったカフェインは体内でゆっくりと時間をかけて分解されて行きます。
なので、カフェインがもたらしてくれる効果は大体4時間ぐらい続くので、筋トレの30分よりも前に摂取してしまっても気にすることはありません♪
カフェインの副作用は?
カフェインと言えば、身近な成分の1つですが過剰摂取をすると副作用が発生する場合があります。
症状としては頭痛や不眠、お通じトラブルや精神的な不調などがあるようです。
そして、中には過剰なカフェイン摂取で命を失ってしまった過去の事でもあるようです。
しかしこれらすべては極端な過剰摂取をしてしまった場合につきます。
また健康な成人の場合は、1日400mgまでは副作用などの悪影響の心配はほとんどないとされています。
なので、普通にやっていればこういった副作用については気にする必要は無いかと思いますのでご安心ください♪
主人も続けていますが、全く問題ありません!
カフェインは筋肉ではなく脳に作用する(うんちく偏)
ここは
「カフェインがどのように働いて筋トレのパフォーマンスを高めるのか。」
という仕組みをご紹介している部分になりますので、興味のある方だけご覧ください♪
コーヒーを飲めば筋トレのパフォーマンスが上がる。となれば、カフェインが筋肉に対して直接アプローチをすると思われがちなのですが、それは違うようです。
カフェインは筋肉には作用せず、脳に対して働くようです。
と言うのも、私たち人間が運動して疲れを感じてパフォーマンスが低下するのは、仕事やスポーツをしていく中で、脳が痛みや疲れなどをキャッチして「そろそろ身体壊れちゃうから落ち着こうか〜」と体に対して指令を出してしまうからなんです。
それはそれで大事な働きです。でも、肉体改造の為にもうひと踏ん張りしたい時もありますよね。
そこでカフェインの登場です。
カフェインは脳が肉体の疲れをキャッチして、“体の動きを低下させるプロセスを抑える働き”があるんです。
なので筋トレ前にコーヒーを飲むと、肉体の疲労を感じるタイミングが遅くなり、運動のパフォーマンスが上がる。
それを筋トレのシーンで実践すれば、より効率よく筋トレができるため肉体改造の効率化が図れる。
といった具合ですね。
仕事中にコーヒーを飲むとなんだかもうひとがんばりできる!というのもこれが理由の1つでもあります。
もし筋トレ前のコーヒーに興味を持った方がいた時は、是非このうんちくを披露してあげてくださいね♪
まとめ
いかがでしたか?
私も、カフェインが肉体改造に効果的だなんて今まで聞いたこともありませんでしたが、これを知ってからは、特に筋トレをしていない日でもコーヒーを飲む頻度が増えたような気がします(笑)
なお、コーヒーは確かに筋トレのお供としてはかなり頼もしいパートナーですが、奇跡を起こす魔法の薬ではありません。
肉体改造を成功させるためには、地道な努力の継続は避けては通れません。
しかし、コーヒーに含まれるカフェインが、あなたの肉体改造をサポートしてくれることは間違いありません。
これから筋トレを始める方も、すでに筋トレをしている方も、プロテインだけではなくコーヒーによるカフェイン摂取も併せて取り入れてみてはいかがでしょうか?